ゾラ・マグダラオス
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「古龍種 (モンスターハンターシリーズ)」の記事における「ゾラ・マグダラオス」の解説
別称:熔山龍(ようざんりゅう) 登場作品:MHW/MHWI 作品中の分類:古龍目山龍亜目熔龍下目ゾラ科 全長:約25764.59センチメートル/全高:約13132.76センチメートル/脚裏のサイズ:約1845センチメートル テーマ曲:炎巌背負いし龍 規格外の巨体と火山を思わせる外殻を背負う超大型の古龍。全身にマグマが冷え固まったような質感の漆黒の鱗と外殻を持ち、またその境目からは体内の赤熱する光がところどころに確認できる。翼は持たず太い四肢により4足歩行するがラオシャンロンと同じく後ろ脚のみで立ち上がり2足歩行することも可能。背中には本体とはまた異なる性状の外殻を背負う。大きく隆起したその外殻からはまさに火山のごとく高熱の体液が各所から流れ出ており、またその巨大さゆえに直接乗り込む事もできる。排熱器官も存在し、頭部の鼻先を始めとして外殻の各所に点在している。 作中の個体はどの文献の記録よりも遥かに巨大らしく2足で立ち上がったその姿はまさに山のようであり、ただ通過しただけで周辺の地形や生態系を変えてしまうなど環境への影響力は非常に大きい。その規格外の巨体ゆえにあらゆる攻撃は効かず、大砲やバリスタ等の砲撃でも怯む程度でほとんどダメージを与えることはできない。一つ一つの挙動が大きな破壊力を持ち、前肢をついただけでも大きな振動が発生し大砲等の設備は大破する。口からはマグマ状のブレスを吐き、障害物の排除や背部の外壁にいる外敵への攻撃に用いる。それでも基本的に外敵を気にすることはほぼなく、進行上で邪魔な障害物を破壊するための行動がほとんどである。 MHWのストーリーにおいて序盤から中盤にかけて重要な存在となるモンスターとして登場。古龍種が遥か彼方の新大陸を目指して海を渡る現象「古龍渡り」を本種が行い、それを主人公たち第5期調査団が追いかけるところから物語は始まる。物語序盤は各地に残されたマグダラオスの痕跡を採取することで動向や目的を探り、やがて新大陸を横断する「大峡谷」を通過するであろうことが判明、大峡谷において防衛線を構築し本種を捕獲するという前代未聞の作戦が立案される。調査団が待ち構える中、予測通り本種が出現し作戦が開始されるも、突如として古龍種ネルギガンテが乱入し調査団は混乱に陥る。その混乱によって捕獲作戦は失敗しマグダラオスは新大陸奥地へと姿を消してしまう。その後、調査団によって痕跡や瘴気の谷の調査がされた結果、本種は間もなく天寿を全うしうる極めて老齢な個体である事が判明。本個体が文献の記述よりも巨体であること等も永い年月を生きた末の姿であると推測された。この事から古龍渡りとは「悠久の時を生きた古龍種が己の死期を悟り、死に場所を求めて新大陸へ渡る」現象であることが結論付けられるが、マグダラオスは死に場所であるはずの瘴気の谷から痕跡のみを残して姿を消してしまうというアクシデントが起こる。その後の調査でマグダラオスは新大陸地下を巡る「地脈回廊」を彷徨っていることが分かり、このままでは本個体は地脈回廊で命を終えその蓄えたエネルギーを暴発させてしまい、地脈回廊を巡って新大陸が火の海になってしまうという最悪の予測が立てられた。これに対し調査団はマグダラオスを海へと誘導しエネルギー暴発の影響を抑える誘導作戦を立案、実行し激戦を経て作戦は成功。本個体は海へと向かい、そこで長い生涯を終えた。マグダラオスのエネルギーと亡骸はまた幾年もの月日を経て新たな生態系の源になるであろうことが推測された。 戦闘においては防衛線上で大砲やバリスタで迎撃する場面と本種の外殻に直接乗り込み排熱器官にダメージを与える場面に分かれている。マグダラオスは防衛線を突破しようとブレスや前肢による叩けつけを行ってくる。直接受けようものなら大ダメージを伴い、また設置されている大砲やバリスタも一撃で破壊されてしまう。外殻上では直接的な行動ではなく剥がれた外殻による落石が起こり、排熱器官からは定期的にマグマが排出される。またクエストは捕獲、誘導が目的であるためシリーズでは初の討伐出来ないモンスターである。
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