ゾリディア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 18:00 UTC 版)
ゾロアットを陸戦用に再設計した機体で、地球クリーン作戦実施に伴い配備された。 ベースとなったゾロアットの配備から時間が経過していたため多くの改修がなされ、新たなアーキテクチャーの採用も行われた。宇宙で効果を発揮するビームストリングスは廃止され、格闘戦能力を強化するため左肩はゾロアット初期型で採用していたスパイクアーマーに差し戻され、右肩はシールドへと換装された。また頭部のセンサーはIブロック方式の大型センサーとなった。頭部センサーが新型の探知システムに置き換わったため、電子システムの冷却ダクトが大型化され機外に這うような形状となった。また、地上用としてメインスラスターのジェネレーターはゲドラフの物を採用。宇宙用装備は一部撤去され、各部のノズルもメンテナンス性のフリー化と防塵性を考慮して閉じられている。出力の大きなジェネレータに換装されたことや、各部の改修により機能的には旧来のゾロアットから比較にならないほど機動性が高まった。運用の際はアインラッドの使用を前提としている 武装・装備 ビーム・ライフル ガルグイユを除いた試作MSで使用されていたものを採用する。 ビーム・シールド アインラッド使用時の弱点となる側面をカバーするために装備される。一方で、ゾロアットのような左肩への配置では右側からの攻撃に対処できないため、腕部に移設されたとする資料も見られる。 ゾロアットの系列にあるデザインだが、より強力になり、大型ビームカッターとしての機能に重点を置いている。 その他 ハード・ポイントなどはベース機から変更されておらず、ゾロアットで使用していたビーム・キャノンについても引き続き装備可能となっている。 劇中での活躍 モトラッド艦隊の地球浄化作戦における主力MSとして劇中34話より登場。ルペ・シノ隊に配備され、カテジナらの乗機となる。34話ではゴズ・バールの搭乗する機体がオデロらのガンブラスターを急襲するが、返り討ちにあい拿捕されている。35話ではアドラステア潜入作戦からの脱出の際にオデロ・ヘンリークが本機を奪取している。36話において、ピピニーデンがルペ・シノ隊のゴズ・バールを使い、捕虜としていたミューラを盾に本機でV2ガンダムの撃墜を企てるが敵味方双方の妨害にあい被弾・中破し、アドラステアの砲塔に挟まれたのち被弾の衝撃でバウンドしたリシテア艦との接触で潰される。地球浄化作戦以降も継続して使用されており、エンジェル・ハイロゥ攻防戦においては多数の機体が投入され、50話のリーンホースJr.特攻に際してモトラッド艦隊の機体が砲座となっていたロメロ、レオニードの搭乗するガンイージを撃破した。
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