ルペ・シノ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 17:27 UTC 版)
「機動戦士Vガンダムの登場人物」の記事における「ルペ・シノ」の解説
(Lupe Cineau) 声 - 伊藤美紀 ピピニーデン隊の副隊長。登場当初から聡明な判断を見せており、リガ・ミリティアのベチエン集結を見破っている。また、幾度か乗機を撃墜されても直前に脱出し、いずれも生還している。 美人ではあるがその裏に秘めた獣性があり、部下と共に立ち寄った酒場の主人と常連客を口封じのために問答無用で射殺するなど、かなり残忍な性格をしている。 その後転籍となり、クロノクルの配下となりカテジナのパイロット教育などを担当していた。だがクロノクルやカテジナのことは余り快くは思っていなかったようである(カテジナからは「おばさん」と陰口を叩かれたこともある)。 マケドニアでウッソを捕虜にし拷問して以来因縁ができ、執拗に彼を狙う。軍の中でのし上がろうとする自分の野心を心の片隅で嫌悪している部分があり、ニュータイプであるウッソに自身の理想を重ね、彼の母親になろうというある種の歪んだ欲望があったようである。ウッソを捕虜にした際には、手錠をかけたウッソと共に風呂に入って味方になるように裸で密着して説得を行うも、胸を噛まれて怯んだ隙に取り逃がす一幕もあった。予告編のシャクティのナレーションではこのシーンを「恐ろしい拷問」と表現しているが、監督である富野由悠季はその理由を「あれは、嫌いな女にセックスを強要されたようなもの。男性にとってこれ以上の拷問はないでしょう」とコメントしている。 パイロットとしての腕前はエース級で、連邦軍/リガ・ミリティア連合艦隊の防壁をただ1機突破してジャンヌ・ダルクへ肉薄したり、地球浄化作戦ではモビルアーマー・ドッゴーラに搭乗し、リガ・ミリティアが補給を受けていた海底都市アンダーフックを壊滅に追い込んでいる。地球浄化作戦の後に再びピピニーデンの配下となるが、この頃には上官であるピピニーデンを手玉に取るようになり、また彼のその不甲斐なさを裏でなじっていた。 エンジェル・ハイロゥ攻防戦でラステオ艦隊がリガ・ミリティア連合艦隊と交戦に入った際、モビルスーツ・ブルッケングで出撃しウッソとの最後の一騎討ちを挑みビームサーベルでコックピット周辺を貫かれ敗れる。乗機はすぐに爆発せず飛び去り、発進しようとするピピニーデンと乗機のモビルアーマー・ビルケナウ、乗艦のラステオを道連れにした。その際、ウッソは「つまらない男を相手にすることはない」という、思念を感じ取っている。ビームサーベルを受けた後の肉体の描写は無く、機械的な操作を行っていたかも定かではない。 主な搭乗機はトムリアット、ゲドラフ、ドッゴーラ、ブルッケング。
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