トムリアット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 09:53 UTC 版)
「ゾロ (ガンダムシリーズ)」の記事における「トムリアット」の解説
ゾロの発展強化型。ゾロのデータ収集が終了しないうちに配備された。ゾロ同様ヘリコプター形態への変形が可能であるが、ゾロで採用していた分離式は対MS戦では問題があったため廃止された。外観はゾロとは似て非なるものとなっているが、ジェネレーターや各部のパーツを共用している他、分離方式を廃したことにより機体の効率化が図られ、その戦闘力はゾロの2倍と言われている。さらに単独での変形となったことで高速で変形を行うことが可能となり、対MS戦では変形機構を生かした柔軟な運用を行うことが可能となった。推力も向上し、Vガンダムと同程度の飛行能力を有し、単独での大気圏突入能力も持つと言われている。武装面でも翼に2連・脚部に4連マルチミサイル・ポッドを追加されて強化された。頭部はさらに前身のゾロアットと共通だが、ヘリ形態に変形の際ボディ内に収容できるよう、前後の奥行が薄くなっている。コックピットの仕様はゾロと同様だが、操縦性が改善されており、またゾロと異なりMS形態では機種の天蓋部がコックピットハッチとなる。 本機は基本的には地上用MSであるが、宇宙空間での運用も可能である。本機は当初カイラスギリー艦隊に配備されており、単体での大気圏突入を可能としているため地上へ転籍になる際には艦艇などを用いずに地球へと降下する。 武装 ゾロと共通の装備はそちらを参照。 ビームライフル ビーム・トマホークとともに標準装備の一つ。 ビーム・トマホーク ビームサーベルに代わり採用された。高出力プラズマを用いた装備。肩部には格納ラックを備える。 4連マルチミサイル・ポッド 「脚部4連マルチポッド」と記述する資料も見られる。 2連マルチミサイル・ポッド ヘリコプター形態でのみ使用可能。7話では同部位から9連装の小型ロケットを発射する機体が確認出来る。 劇中での活躍 第7話よりアルベオ・ピピニーデン率いる部隊(ピピニーデン・サーカス)とともにラゲーン基地に配属という形で登場。第11話にはゾロが登場しなくなるなど、ゾロに替わるラゲーンの主力MSとして描かれた。ゾロ部隊を圧倒していたシュラク隊を苦戦させ、シュラク隊のヘレンとマヘリアがそれぞれ相討ちに持ち込まれる。 クロノクルがアーティ・ジブラルタルから宇宙へ上がる際にも使用され、宇宙へ上がった直後にカイラスギリー艦隊と交戦していたバグレ隊のクラップを中破に追い込む。 劇中中盤でも登場し、31話ではモトラッド艦隊所属機が月面離脱時にシュラク隊と交戦を行った。
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