リーンホースJr.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 19:37 UTC 版)
テレビアニメ『機動戦士Vガンダム』に登場。カイラスギリー攻略戦で損傷したリーンホースとガウンランドを鹵獲したスクイード1の主艦体に載せるような形で大改修されたもので、ドック艦であるラビアンローズIVにて竣工した。改修の結果、単独でも大気圏突入・離脱を行うことができるという、最新艦艇と比較しても遜色のない高性能を誇る機動戦艦となった。 主な兵装は2連装メガ粒子砲6基(旧リーンホースもしくはガウンランドのものが両舷上下に各1基、旧スクイード1のものが艦底に2基)、MSカタパルト5基(旧リーンホース艦首部に1基〈艦尾には着艦専用デッキ〉、旧スクイード1のものが艦底左右に各2基ずつ)、本体舷側部左右に装備された3連装対空機銃、艦首ビームシールドを前方に収束展開して突撃するビームラムがある。武装面での強化のほか、スクイードをベースとしていることから機動力が強化されてMS収容数も増大し、単艦で1個中隊以上の戦力を保持可能となったことで、総合的な戦闘力はリーンホースから大幅に向上した。 劇中での活躍 ザンスカール本国への奇襲作戦より任務に就いた。艦長は引き続きゴメス大尉が務めている。本国奇襲後に寄港したマケドニアで拿捕されたがビーム・ラムで隔壁を破って脱出し、月へ向かう。月面で補給とベスパの地球浄化作戦のために建造されたモトラッド艦隊の地球降下阻止を計ったが失敗し、艦隊を追ってそのまま地上に降下する。 ベスパの地球浄化作戦の開始を阻止するべく行動を起こすが、ザンスカールと連邦政府との間で停戦協定が結ばれたため、武装解除されたベスパの基地であるラゲーンから再び宇宙へ上がる。その後、ザンスカールのエンジェル・ハイロゥ作戦をキャッチし、これを阻止すべく奔走する。宇宙に上がってからはリガ・ミリティアに同調した地球連邦宇宙軍のムバラク艦隊と合流して連合艦隊を形成し、その主軸を担って各地を転戦する。 エンジェル・ハイロゥ攻防戦の終盤において、激戦の中で中破する。被弾した左舷エンジンを切り離した後、乗員である老人たちが若者に未来を託して敵戦艦アドラステアにビームラムで特攻をしかけ、それを阻止しようとしたMS部隊の猛攻撃によって艦橋を破壊されながらも敵艦へ激突し、轟沈する。両艦を巻き込んだ大爆発は付近に展開していたモトラッド艦隊を巻き込み、艦隊を全滅させた。
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