ソプラノ・ファミリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 22:57 UTC 版)
「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」の記事における「ソプラノ・ファミリー」の解説
1950年代に組織されたイタリア系アメリカ人によるマフィア。ニュージャージー州を縄張りとする。元は初代ボスの名からディメオ・ファミリーと言われていたが、アンクル・ジュニアのボス就任後は現在の名で呼ばれる。実際にニュージャージー州に存在しているマフィア、デカヴァルカンテ・ファミリーがモデル。 シルヴィオ・マンフレッド・ダンテ 演 - スティーヴン・ヴァン・ザント(英語版)、日本語吹替 - 楠大典 / 廣田行生 トニーの幼馴染であり、右腕。ファミリーの相談役を務める。トニーたちが溜まり場にしているストリップクラブ「Bada Bing!」のオーナー。血の気の多いマフィアの中にあって比較的冷静な人物だが、ギャンブルで負けが込むと辺り構わず怒鳴り散らす。 ピーター・ポール・ガルティエリ 演 - トニー・シリコ、日本語吹替 - 諸角憲一 / 稲葉実 通称「ポーリー・ウォルナッツ」。トニーの部下で、ジュニアの逮捕後トニーがボスに就任したのに伴い幹部へ昇進。融通の利かない堅物で、よくクリスと衝突する。陽気で行動派だが、感情の浮き沈みが激しく、良くも悪くもマフィアらしい性格。 クリストファー・モルティサンティ 演 - マイケル・インペリオリ、日本語吹替 - 加藤亮夫 / 大川透 トニーの甥(正確にはカーメラの甥)。通称「クリス」。血の気が多く短気で、先走った行動が多い。早く正式なメンバーになりたがっている。脚本を書くのが趣味で、映画を作りたい欲求がある。愛車はレクサス。 サルヴァトーレ・ボンペンシエロ 演 - ヴィンセント・パストーレ、日本語吹替 - 乃村健次 / 北川勝博 トニーの幼馴染で、ファミリーのメンバー。通称「ビッグ・プッシー」。ソプラノ家二代に渡って仕えている。FBIとの内通疑惑があがった前後、突然謎の失踪を遂げるが、シーズン2で何事もなかったかのようにトニーの前に姿を現す。 ジャコモ・アプリール 演 - マイケル・リスポリ トニーの幼馴染で、物語開始時点でのファミリーのボス。通称「ジャッキー」。知る人皆に慕われる良きボスであったが、シリーズ序盤に癌で死去する。 リチャード・アプリール 演 - デヴィッド・プローヴァル ジャッキーの兄。通称「リッチー」。刑務所にいたがシーズン2で出所し、ファミリーに復帰。トニーのゴミ回収事業を利用してのコカイン捌き、ジャニスとの交際などで彼と対立し、ジュニアに接近する。 ロバート・バッカリエリ・ジュニア 演 - スティーヴン・R・シリッパ 通称「ボビー・バカラ」。アンクル・ジュニアの世話役で、ジュニアの自宅軟禁中は彼の世話をしていた。登場初期はジュニアとトニーの間の連絡役だったが、後にトニーの下で出世する。父親もマフィアの一員であったため、殺人を経由せずに正式メンバーとなっている。心優しい性格で、鉄道模型が趣味。 フリオ・ジュンタ 演 - フェデリコ・カステルッチオ トニーがナポリのカモーラと取引の結果呼び寄せた兵隊。トニーの運転手も勤めている。英語は話せるが、脅迫や悪態の場面ではイタリア語が出る。 ラルフ・シファレット 演 - ジョー・パントリアーノ 遊歩道の工事を仕切っている組織の稼ぎ頭。通称「ラルフィ」。トラブルメーカーで口が軽く、トニーには幹部の器ではないと思われている。だがジジの死亡後、選択肢を失くしたトニーによって幹部に任命される。ジャニス、次いでロザリーと恋仲になるが、どちらにもフラれている。異常性癖の持ち主。 パスクァーレ・パリシ 演 - ダン・グリマルディ 通称「パッツィ」。もともとはジュニアの部下だったが、トニーに引き抜かれる。双子の弟にフィリップ(演者同じ)がいたが、トニーに関する無視できない悪評を広めたけじめとしてジジに始末されている。 ヴィト・スパタフォーレ 演 - ジョセフ・R・ガナスコーリ ラルフィの部下。後に彼の後を継ぎ幹部となるが、マフィアではタブーとなっているゲイ疑惑が浮上する。ニューヨークのフィル・レオタルドとははとこの関係。 ユージーン・ポンテコルヴォ 演 - ロバート・フナーロ ラルフィの部下。ヴィトの同格として登場。正式メンバーになったタイミングがクリスと同じ。 ベニート・ファジオ 演 - マックス・カセラ 組織の準構成員。通称「ベニー」。クリスの仲間で、彼と同じくポーリーの下で働いていた。後にクリスが幹部に昇進すると彼の下で働く。 ジャンルイージ・セストーネ 演 - ジョン・フィオーレ 通称「ジジ」。リッチーの後を継ぎ幹部になるが、直後にトイレで心臓発作を起こし死ぬ。元々ジュニアの下に居たが、フィリップ・パリシを殺した事をきっかけにトニーの下へ動いていた。 カルロ・ジェルヴァーシ 演 - アーサー・J・ナスカレッラ FBIに内通していたジミーの後を継ぎ幹部となり、後に組合を仕切る。 ローレンス・バリーシ 演 - トニー・ダロウ 組織の幹部。通称「ラリー・ボーイ」。シーズン1の最後に逮捕される。後に自宅軟禁となり、いとこから幹部の座を再び得るが、再逮捕される。 レイモンド・クート 演 - ジョージ・ロロス 幹部。シーズン1ではトニーに対し、ジャッキーの死後はトニーがボスの座に着くべきだと話していた。FBIと内通している。作中では珍しく、死後も内通者である事がファミリーのメンバーに知られなかった人物。 ミケーレ・ラマンナ 演 - ロバート・ロッジア 80年代の一斉検挙で逮捕された一人。通称「フィーチ」。70年代は大物で街の顔役だった。シーズン5での初登場以前から、彼の主宰するギャンブルにジャッキーと強盗に入った事で株を上げたというトニーに関する逸話の中に登場している。 アルバート・バリーシ 演 - リチャード・マルドーネ ラリーのいとこ。通称「アリー・ボーイ」。彼が逮捕された後はクルーの代理幹部を務める。 ポール・ゲルマーニ 演 - カール・カポトート ポーリーの「甥」。通称「リトル・ポーリー」。あまり気の強い方ではない。 マイケル・パルミーシ 演 - アル・サピエンザ 通称「マイキー・グラブ・バッグ」。ジュニアの相談役だったが、失敗したトニー暗殺計画の落とし前としてポーリーとクリスに始末される。トニーとは犬猿の仲であった。 ジェームズ・アルティエリ 演 - ジョー・バダルコ 幹部。通称「ジミー」。FBIと内通していたためシルヴィオとクリスに始末される。 ジェームズ・ザンコーネ 演 - レニー・ヴェニート 通称「マーマー」。クリスにくっついている組織の舎弟。 アンソニー・ブランデット 演 - スティーヴ・ブシェミ、日本語吹替 - 多田野曜平 トニーの母方の従兄弟。通称「トニーB」。80年代の一斉検挙で逮捕された一人。出所後は堅気になろうとしている。彼がニューヨークのボス争いに関与してしまった事から、本格的にニューヨークとニュージャージーは対立関係に陥ってしまう。
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