ソヘール門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/16 11:47 UTC 版)
ソハール門は、シェール・シャー時代に建設された、ロータス・フォートにおけるもっとも好例の石造建築の城門である。ソヘールの名前の由来は、門の南西に埋葬されている聖者ソヘール・ブハーリーである。 長方形の形をしているソヘール門は、二十問の形式を採用している。21.34メートルの高さ、幅20.73メートル、奥行き15メートルであり、中央のアーチ部は、4.72メートルの幅がある。ソヘール門には、内部・外部ともに質素ながらも美しいヒマワリをモチーフにした装飾が施されている。 ソヘール門には、中央部のアーチ部の両側に、バルコニーが設けられている。それぞれのバルコニーには、小さなドーム建築が施されており、バルコニーの側面と底部にもまた、彫刻が施されている。他のロータス・フォートの建築物がアフガン・ペルシャン様式による建築がなされているのに対して、ソヘール門のバルコニーは、ヒンドゥー様式を採用している。ロータス・フォートのような形式を採用しているバルコニーは、ヘヴェーリー・マン・シンにも見ることができる。アーチ部の中央部には小窓がある。この小窓は、両側のバルコニーとは異なり、簡素なつくりである。 ソヘール門は7つの欄干がある。また、銃眼も備えており、内部は3層構造である。 ソヘール門の内部は、外部と正反対で装飾はあまり施されていない。加えて、銃眼やバルコニーも備え付けていない。ソヘール門の上層階は、城塞内部に向けての窓が設けられている。
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