ソフトバンク復帰後
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2012年 1月17日、高橋秀聡との交換トレードで福岡ソフトバンクホークスへ移籍し、2年ぶりにホークスに復帰した。3月12日に元会社員の女性と結婚した。 開幕は一軍で迎えたが代走2試合2得点のみで4月23日に二軍へ降格した。本多雄一の首痛により5月12日に再昇格し、同日の対千葉ロッテ戦で2点ビハインド8回に代走から途中出場し、唐川侑己-里崎智也バッテリーから明石健志と重盗を成功させ、小久保裕紀のタイムリーで両者とも生還し同点とした。10回には四球で出塁し、益田直也-里崎バッテリーから二盗を成功し、これがプロ入り初のマルチ盗塁となった。5月20日の対読売ジャイアンツ戦で2番遊撃手でソフトバンク復帰後初の先発出場を果たし、7回に澤村拓一からセンター前ヒットで先頭打者として出塁し、小久保のタイムリー打により得点を記録した。主に代走で起用されたが6月4日に二軍へ降格し、7月8日に再昇格した。8月上旬に松田宣浩が故障離脱してからは一塁手・小久保裕紀の守備要員としての明石健志が一塁を守り、それに伴う三塁の守備固めとしてシーズン終了まで20試合以上起用された。 クライマックスシリーズファーストステージでは10月15日第3戦の9回裏に小久保に代わる一塁守備としてクライマックスシリーズ初出場を果たし、最終打者クリス・カーターのファーストゴロを捌いた。ファイナルステージでは10月17日第1戦で8回に代打を出された今宮健太に代わり遊撃手として出場したが守備機会はなかった。10月18日第2戦では代走から出場したが守備機会は無かった。 2013年 開幕を一軍で迎えた。5月9日の対オリックス戦で2番遊撃手として起用され、5回に海田智行からショートへの内野安打で出塁し、伊藤光から盗塁を成功させ、これがソフトバンク復帰後古巣オリックスからの初安打・初盗塁となった。6月22日の対楽天戦では6回代走から出場し、7回二死満塁では片山博視から押し出し四球で出塁し、9回一死一二塁の場面ではジム・ハウザーから2点タイムリー二塁打を放ち、これにより自己最多の1試合3打点を記録した。7月17日から7月27日までは自己最長の5試合連続安打を記録した。8月29日に抹消され、9月26日に再昇格したが以後の出場機会は1試合のみだった。同年は控え内野手として34試合に守備で起用され、ブライアン・ラヘアの代わりに一塁手を守ることが多く26試合起用された。先発出場は二塁手5試合、遊撃手1試合にとどまった。プロ入り後初めて打率3割台で終えた。 2014年 開幕を一軍で迎えたものの出場機会がなく4月4日に二軍へ降格。7月3日に一軍へ昇格し、7月は主に三塁の守備固めで起用された。8月2日の本多雄一の左手薬指骨折により、8月3日から10試合連続で9番二塁手として先発出場した。8月3日の対北海道日本ハムファイターズ戦では2回無死満塁の場面で大谷翔平から先制のタイムリー打を放った。続く8月5日の対西武戦では3回に先頭安打を放ち1点目の走者として生還、8回には四球で出塁して得点、9回には一死満塁からダメ押しとなるタイムリー打を放った。8月12日の対楽天戦では6回1点ビハインド二死一三塁の場面で辛島航から逆転の2点タイムリーツーベースを放った。これが決勝打となりプロ11年目にして初のお立ち台に上がった。また、監督の秋山幸二の故郷・熊本県藤崎台県営野球場でチームは9連勝を達成した。8月中旬以降はやや調子を崩し、二塁手争いは明石健志に敗れて控えとなった。10月2日の2位オリックスとの優勝を賭けたシーズン最終戦では7回に代走から出場してセカンドの守備に入り、グラウンドでリーグ優勝決定の瞬間を迎えた。一軍でリーグ優勝を迎えたのはプロ11年目にして自身初である。最終的には2010年と同じ自己最多タイの12試合の先発出場、打席数・打点も自己最多となった。クライマックスシリーズファイナルステージと日本シリーズは全試合ベンチ入りしたが出場機会が無かった。 2016年 一軍公式戦10試合に出場したが、通算で5打数無安打に終わった。10月22日に球団から戦力外通告を受けたが、NPB他球団での現役続行を希望していたことから、11月12日には12球団合同トライアウト(阪神甲子園球場)に参加。シートバッティング形式の対戦で、5人の投手を相手に、5打数1安打1三振という結果を残した。しかし、他球団からの獲得オファーを受けるまでに至らなかったため、11月下旬に現役を引退することを決断した。12月2日付で、NPBから自由契約選手として公示。
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