シットロト踊
名称: | シットロト踊 |
ふりがな: | しっとろとおどり |
種別1: | 民俗芸能 |
保護団体名: | シットロト踊保存会 |
選択年月日: | 1974.12.04(昭和49.12.04) |
都道府県(列記): | 高知県 |
市区町村(列記): | 室戸市室戸町 |
代表都道府県: | 高知県 |
備考: | 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) |
解説文: | この芸能は、高知県室戸市に伝承されているもので、旧暦六月十日、竜宮祭の当日、漁業に携わる者が多勢集まり、早朝から一日中奈良師の音頭の家を出発し旧室戸町内の神社や仏閣を回って奉納される。古来鰹漁業の夏枯れにあたるこの期に、魚の供養と漁招きを兼ねて催されるものである。 音頭一名、太鼓打ち一名、鉦叩き一名、踊り子の総勢三十名前後の構成で、揃いの浴衣(太鼓打ちは赤だすき)を着し、揃いの網笠をかむる(笠のひさしには細く切った五色の紙のしてか取りつけられる)。 音頭等を囲んで、唄に合わせて鉦、太鼓で調子をとって面白く賑やかに踊る。古来、四十八節の歌詞があったが、今は十四節のみ伝承しており、最初に「先づ急げ」の唄をうたい、最後に「引踊」で終わる。 |
シットロト踊り
(シットロト踊 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/10 05:09 UTC 版)
シットロト踊り(シットロトおどり)とは、旧暦の6月10日(古来鰹漁業の夏枯れにあたる期)に行われる高知県室戸市の踊り、祭り[1][2]。また、室戸漁業協同組合の年中行事の一つとなっている[3]。瀬祭・風流の一つで、1963年(昭和38年)7月5日に高知県保護無形民俗文化財に指定され(一覧を参照)[4]、1974年(昭和49年)12月4日に国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財(選択無形民俗文化財)に選択された[5]。
- ^ a b c d e f g h “Web高知-土佐路ぶらり-シットロト踊り”. www.webkochi.net. 2023年5月26日閲覧。
- ^ a b 川島 2005, p. 286.
- ^ “シットロト祭り(室戸)”. 室戸市教育委員会. 2023年5月26日閲覧。
- ^ “シットロト踊”. 高知県. 2023年5月29日閲覧。
- ^ a b c d “シットロト踊 文化遺産オンライン”. bunka.nii.ac.jp. 2023年5月26日閲覧。
- ^ a b “シットロト踊り | 一般社団法人室戸市観光協会 公式ホームページ”. 2023年5月26日閲覧。
- ^ a b “「最後は神様仏様」ーー技術発達した令和の時代、300年続く“踊り”で大漁祈る漁師たち - 遠枝澄人 | Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラム”. creators.yahoo.co.jp (2023年3月26日). 2023年5月26日閲覧。
- ^ a b “シットロト踊保存会 | アーツカウンシル高知 - ARTS COUNCIL KOCHI -”. 2023年5月26日閲覧。
- ^ 植木 2010, p. 236.
- ^ a b c “シットロト踊り Shittoroto Dance 祭紹介”. まつりーと. 2023年5月26日閲覧。
- ^ https://www.facebook.com/asahicom+(2018年7月24日).+“高知)夏空の下、豊漁祈りシットロト踊り 室戸:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2023年5月26日閲覧。
- ^ 高橋 1978, p. 230.
- ^ 吉岡 1938, p. 55.
- ^ 日本常民文化研究所 1972, p. 479.
- ^ “漁師ら豊漁祈りシットロト踊り 高知県室戸市 | 高知新聞”. www.kochinews.co.jp. 2023年5月26日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2023年7月28日). “高知 室戸 豊漁や海の安全を祈る「シットロト踊り」奉納 | NHK”. NHKニュース. 2023年7月28日閲覧。
- ^ 吉岡 1938, pp. 56–60.
- 1 シットロト踊りとは
- 2 シットロト踊りの概要
- 3 歴史
- 4 歌詞
- 5 参考文献
- 6 外部リンク
- シットロト踊のページへのリンク