定規とコンパスによる作図とは? わかりやすく解説

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定規とコンパスによる作図

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 21:39 UTC 版)

定規とコンパスによる作図(じょうぎとコンパスによるさくず)とは、定規コンパスだけを有限回使って図形を描くことを指す。ここで、定規は2点を通る直線を引くための道具であり、目盛りがついていても長さを測るのには使わないものとし、コンパスは与えられた中心と半径のを描くことができる道具である。この文脈における「定規」はしばしば「定木」と表記される[注 1]。定規とコンパスによる作図可能性(作図不可能性)の問題として有名なものにギリシアの三大作図問題がある。


注釈

  1. ^ 「規」はものさしを想起させるので、長さを測ることには用いない、ということを強調するために「定木」と表記する、という考え方がある[1]。英語でも定規と定木に相当する rulerstraight-edge のような表記がある。
  2. ^ ガウスは1801年に出版した『整数論の研究』において、定規とコンパスで正N角形が作図可能となるためのNの必要十分条件を示した[2]

出典

  1. ^ 大野 1993[要ページ番号]
  2. ^ a b ガウス 1995 第365条、第366条
  3. ^ ヒルベルト 2005[要ページ番号]
  4. ^ 高木 1995 p.7
  5. ^ 高木 1996 p.1
  6. ^ オンライン整数列大辞典の数列 A3401
  7. ^ ガウス 1995 第366条
  8. ^ Weisstein
  9. ^ Archimedes' trisection 参照。
  10. ^ Conway&Guy 1995[要ページ番号]コンウェイ&ガイ 2001[要ページ番号]
  11. ^ Gleason 1988


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