鈍角三角形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/09 14:45 UTC 版)

鈍角三角形(どんかくさんかっけい、英: obtuse triangle)は、三角形の一種で、3つの角のうち、最大角または長辺に対する角が直角 (90° = π/2 rad) よりも大きい図形である。
なお、鈍角三角形では、長辺を c、短辺を a,b とすれば、各辺は c2 > a2 + b2 の関係となり、また外心や垂心が三角形の外部に生ずる。
鈍角三角形の合同条件
鈍角三角形に関して、2辺と鈍角が相等しいならば2つの三角形は合同になる。このとき鈍角は必ずしも2辺を挟む角である必要はない。この条件を、鈍角三角形の合同条件という[1][2]。ただし、2辺を挟む角が鋭角であった場合、三角形が1通りに定まらないことがあるため、この条件は成り立たない[3]。
脚注
- ^ “鈍角三角形の合同条件”. 東大・京大・一直線. 2019年11月3日閲覧。
- ^ “2つの鈍角三角形は本当に合同? 二等辺三角形を作り出せ!”. あすなろ学習室. 2019年11月3日閲覧。
- ^ “【中2数学】三角形・直角三角形の合同条件の覚え方のポイントを解説!”. まなビタミン. 2025年3月9日閲覧。
外部リンク
- 『鈍角三角形』 - コトバンク
- Weisstein, Eric W. "Obtuse Triangle". mathworld.wolfram.com (英語).
鈍角三角形
鈍角三角形と同じ種類の言葉
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