クラウディングアウト
クラウディング‐アウト【crowding out】
クラウディングアウト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/22 05:29 UTC 版)
クラウディングアウト(英: crowding out)とは、行政府が資金需要をまかなうために大量の国債を発行すると、それによって市中の金利が上昇するため、民間の資金需要が抑制されること[1]。「クラウディングアウト」(crowding out)の字義は「押し出す」という意味。
- ^ goo辞書「クラウディングアウト」
- ^ Adam Smith,The Wealth of Nations(New york:Random House,Inc.,1937)P.878
- ^ 三木谷良一「<学界展望>Crowding-Out問題について」『国民経済雑誌』第134巻第1号、神戸大学経済経営学会、1976年7月、91-107頁、doi:10.24546/00172016、hdl:20.500.14094/00172016、ISSN 03873129、CRID 1390853649856207616。
- ^ J.M.Keynes,The General Theory of Employment,Interest and Money,p.119.1936
- ^ J.M.Keynes,The General Theory of Employment,Interest and Money,p.120.1936
- ^ a b c A.S. Blinder and R.M. Solow, Journal of Public Economics 2, 319 (1973)
- ^ 直接の引用「週刊文春2008年9月18日号P.30 自公2兆円バラマキは完全に意味がない」
- ^ サーバーが見つかりません[リンク切れ]
- ^ 兼本雅章「財政政策と長期金利 ―国債暴落の可能性」『共愛学園前橋国際大学論集』第3巻、共愛学園前橋国際大学、2003年3月、7頁、doi:10.34443/00000001、ISSN 2187-333X、CRID 1390576922114086656。
- ^ "新しいクラウディングアウト"「日本経済の罠」小林慶一郎・加藤創太(日本経済新聞社 (2001/03) ISBN 978-4532148560)6章5節
クラウディング・アウト
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「マンデルフレミングモデル」の記事における「クラウディング・アウト」の解説
詳細は「クラウディングアウト」を参照 公共投資が増加すると、投資乗数効果が働きGDPが拡大していく。GDPが拡大する過程で取引が活発になるため、貨幣が必要になり、企業は取引に必要な貨幣を調達するため銀行から借り入れるが、銀行からの借り入れ需要が大きくなると、貸出金利は上昇する。また、銀行の貸出金利のほかに社債などの事業債の金利も上昇していく。財政支出の増加によって金利が上昇し、民間の投資を減少させる効果をクラウディング・アウト効果(閉め出し効果)という。財政支出の増加が大きいほど、クラウディング・アウト効果も大きくなり、総需要を増やしGDPが拡大させる効果も小さくなるとされている。 クラウディング・アウト効果を、国際経済にまで拡張させたものが「マンデル=フレミング効果」である。 国際間の資本移動が金利の変化に非常に敏感な場合、クラウディング・アウト効果は非常に強く働き、財政政策の効果の一切を打ち消すこともある。
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