キャンパス、研究施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 22:35 UTC 版)
「ジェームズクック大学」の記事における「キャンパス、研究施設」の解説
ダグラスキャンパス(タウンズビル) 市外から13km(8マイル)ほど離れた386エーカーの広大な土地に設立された。リゾート地として有名なミッションビーチやウィットニービーチからも近く、ケアンズ北方から続く広大なグレートバリアリーフもある。 現在ダグラスキャンパスでは、およ11,000人の学生が学んでいる。その中の1,300人は海外からの学生である。 キャンパス内には、研究施設の他に寮、図書館、カフェ、バー、フィットネス等も完備されている。約1,200人の学生がキャンパス内の寮に住んでいる。 ケアンズキャンパス 1987年にケアンズ市内から15キロ離れたスミスフィールド郊外に設立された。キャンパスは世界遺産の熱帯雨林がすぐ後ろにある自然に恵まれた地域。観光地として有名なケアンズは、世界遺産、ホテル、空港、カジノなど観光学学習に必要な要素が多く、政府派遣により学びにくる学生も多い。 ケアンズキャンパスは、世界の大学国際化戦略計画(ISP)を管理しているキャンパスであり、教育国際化のリーダーとして世界の他大学との連携している。また、オーストラリアにおける先駆研究機関としてのメンバーであり、年間2700万ドルが研究費用として援助されている。研究援助費用が使用される主な研究分野は、海洋物理学、熱帯環境学習、地球科学/地質学、エンジニアリング、観光学となっている。 キャンパス内には、JCU語学学校(JCU ELC)が併設されており、多くの海外からの高校生、大学生が短期語学留学に来ている。また、ジェームスクック大学進学への希望をしている者で、大学規定の点数(TOEFL、IELTS)に到達していない者に対して、大学進学特別コースが設置されており、大学進学を目指す学生もいる。 キャンパスと隣接して2つの学生寮もある。学生寮は、プール、ダイニング、バーなどがあり、寮生にとって過ごしやすい環境になっている。周辺住居と比べると家賃はやや割高になっているが、セキュリティーがしっかりしており、また食事、掃除などが含まれているので、その点を考慮に入れると海外からきた学生にとっては最適な住居ともいえる。 学生寮は2008年から大学運営を離れ、ホテル運営をしているサンロッジホテル運営会社によって運営されている。 ブリズベンキャンパス キャンパスは、ブリズベン市内に設立された。シドニー、メルボルンより物価が割安なブリズベンは、オーストラリア人の他に海外からの学生も多い。サーファーズ・パラダイスのゴールドコーストも近く、ブリズベン市内からおよそ30分、電車1本でアクセス可能となっている。 ブリズベンキャンパスは、産業界とのリンクがあり、オーストラリア雇用市場へ直接アプローチが可能となっている。また、修士レベルの学生へインターンシップ制度を導入している。 マッカイキャンパス マッカイは、ケアンズとブリズベンの中間にある小さな街である。オーストラリア最大のサトウキビ収穫地としてもしられている。マッカイキャンパスでは、Social work学士課程を13年間にわたって提供している。またキャンパスでは、寮、研究施設があり、学生はそこで研究に励む。 マッカイ病院には、ジェームスクック大学の薬学部、ヘルスモルキュール科学部の研究施設があり、病院との連携で大学の授業を行っている。 マナイザーキャンパス マナイザーは、世界遺産のRiversleigh Fossil エリアと鉱石が採掘できるLawn Hill Gorgeを持ち、クイーンズランド州の北西に位置している。 ヘルス・エデュケーション研究施設をマナイザーに開設したのが始まりで、現在ではMount Isa Centre for Rural and Remote Health (MICRRH) という専門研究施設を設けてヘルスケアにおける学問領域を専門に提供している。遠隔地ケア、先住民アボリジニーへの健康問題などを研究している。研究施設のほかに会議室、コンピュータセンター、ヘルスサービスに関する図書館などを提供している。 サーズデイアイランドキャンパス サージズデイアイランドは、アジア地域の文化と西洋文化が混合した文化がある地域である。JCUサーズデイアイランドキャンパスは、2003年に世界遺産に指定されている裁判所建物を、タラストレイツ地域の学生へ看護教育課程を提供する教育施設としてスタートした。 シンガポールキャンパス(海外) シンガポールは63の島々から成り立っており、ここ150年間に中国人華僑が建国した新しい国である。2003年にJCUの海外キャンパスとしてシンガポール市内に初めて設立された。 シンガポールキャンパスは周辺地域が大学教育しやすい環境になっている。授業内容、教授陣をオーストラリアから連れてきており、海外キャンパスにおいても高い質を提供している。 その他研究施設 オーストラリア国内の病院施設を大学研究のために、連携して使用している(タウンズビル項目を参照)。観光学も、空港、ホテルやエコツーリズムに関する施設を私的、公的機関と共同使用している。
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