オーストラリア国内
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 15:14 UTC 版)
「2014年シドニー人質立て籠もり事件」の記事における「オーストラリア国内」の解説
オーストラリア首相・トニー・アボットは、人質立て籠もり事件が発生すると直ちに、この状況を把握するために、国家安全保障会議を召集した。アボットは声明で、「オーストラリア人は再度自信を持つべきものは、我々の法律の施行と治安当局は十分に訓練されており、装備も十分である。我々は、徹底的にまたプロフェッショナルな方法でこの事態に対処する」と述べた。また、後の声明で、「政治的に同意付けられた暴力とはいえ、我々オーストラリア人を恐怖に陥れることは無い。オーストラリアは、平和でオープンで寛容な社会である。暴力では何も変わることはないし、そういうわけで私はすべてのオーストラリア人が今日、いつもどおりの仕事を遂行すべきであることを促す」と述べた。 マイク・ベアード(Mike Baird)ニューサウスウェールズ州首相は会見で、「我々は、シドニーで今日試されている。警察も試され、公衆も試されている。しかし、我々がこれから何を試されたとしても、我々には強く民主的な市民社会が残るであろう。私は十分に信じているのは警察力とニューサウスウェールズ州警察である」と述べた。 シドニー市長のクローヴァー・ムーア(英語版)は、12月16日朝、オーストラリア人に対して今回の一連の出来事を見つめるように促すと同時に、声明では、「我々は包括的な多文化社会を構築しており、我々は、一緒にこの問題を解決しなければならない」と述べた。オーストラリア総督のピーター・コスグローブも声明を発表し、今回の事件に巻き込まれた人々の家族に同情を示し、今回の事件の対処に当たった警察を賞賛し、「我々の最も価値を置くもの、それは、我々の方法での生活であり、我々がお互いに他人を思いやり尊敬するものであるが、一緒に守ろう」とオーストラリア人に伝えた。
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