ピーター・コスグローブとは? わかりやすく解説

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ピーター・コスグローブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 09:31 UTC 版)

ピーター・コスグローブ
Peter Cosgrove
生年月日 (1947-07-28) 1947年7月28日(76歳)
出生地 オーストラリア
ニューサウスウェールズ州シドニー
出身校 王立ダントルーン陸軍士官学校
称号 オーストラリア勲章
ミリタリー・クロス
配偶者 リン・ペイン
レディ・コスグローブ
子女 3人

オーストラリア
26代目総督
在任期間 2014年3月28日 - 2019年7月1日
国王
首相
エリザベス2世
トニー・アボット
マルコム・ターンブル
スコット・モリソン
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ピーター・コスグローブ
Peter Cosgrove
所属組織 オーストラリア陸軍
軍歴 1965-2005
最終階級 大将
除隊後 オーストラリア総督
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サー・ピーター・ジョン・コスグローブ(Sir Peter John Cosgrove AK CVO MC1947年7月28日 - )は、オーストラリア陸軍軍人。26代目オーストラリア総督を務めた。

経歴

陸軍准士官の子としてニューサウスウェールズ州シドニーに生まれる。1968年に王立ダントルーン陸軍士官学校英語版を卒業し、ベトナム戦争に参加する。1971年には功績顕著によりミリタリー・クロスを授与される。その後、ロイヤルオーストラリア連隊第1大隊長、第6旅団長、ダントルーン士官学校校長、第1師団長を歴任する[1]

1999年、東ティモール紛争収拾のため、国連安保理決議1264に基づきオーストラリアを中心として東ティモール国際軍 (INTERFET) が結成される。陸軍少将のコスグローブは司令官としてINTERFETを率い、東ティモールの治安回復、民兵の武装解除にあたった[2]。コスグローブは単に治安維持にあたるのみならず、自らスポークスマンとなってメディアへ柔軟に対応し、東ティモール平和維持活動への国民の関心・支持を大いに高めた。INTERFETは大きな犠牲を出すことなく任務を遂行し、コスグローブは一躍国民的英雄となった。

2000年、陸軍中将に昇進し、陸軍参謀長に就任する。次いで2002年には、陸軍大将・オーストラリア国防軍司令官に就任する。2005年に退役する。

退役後、カンタス航空の社外取締役、オーストラリア・ウォー・メモリアルの理事長を務めた。

2006年3月、クイーンズランド州政府は、サイクロンラリーにより甚大な被害を受けた州の復旧復興活動タスクフォースの長にコスグローブを任命する[3]。コスグローブは期待通りリーダーシップを発揮し、復興活動を推進した。

2014年1月、トニー・アボット首相は、クエンティン・ブライス総督の後任にコスグローブを指名し、女王エリザベス2世はコスグローブを次期総督に任命した[4]。総督交代直前の3月25日、アボットはオーストラリア勲章英語版ナイトを復活し、総督は就任と同時にオーストラリア勲章のナイトまたはデイムに叙せられ、現総督ブライス閣下はデイムの称号を、次期総督コスグローブ将軍は就任と同時にサーの称号を与えられる」と発表した[5][6][7]。3日後の3月28日、コスグローブは総督に正式に就任し、サー・ピーター・コスグローブと名乗ることになった[8]。2019年7月1日に総督を退任。

脚注

外部リンク

先代
クエンティン・ブライス
オーストラリア総督
第26代:2014年 - 2019年
次代
デイヴィッド・ハーレイ



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