カルシファード青嵐記・緋炎伝
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「ルナル・サーガ」の記事における「カルシファード青嵐記・緋炎伝」の解説
ナギ・カイリ リョウヤの幼馴染。人間とエルファの特徴を併せ持つ美女であるが、男として振舞っている。 飛燕胡蝶流という剣術の名手で、居合いと連続突きを得意としている。 美男子と思われているため、女性からの人気は非常に高いが、リョウヤに近づく女性に嫉妬したり、女装が似合わないとリョウヤとキクノに指摘されて気落ちするなど本人は意外と女性としての意識が強い。 カルシファード最大の旗将(大名)スイゲン・ブシがエルファの女性との間に設けた隠し子という素性が緋炎伝後半に明かされ、スイゲン家の当主としてカルシファードの新政権樹立に尽力することになる。 キクノ カルシファード人の母と大陸本土出身と思われる父の間に生まれたサリカ神官。 呪文の使い手としては高い資質を有しており、若くして神官の位を得ている。有能な女医であった母に憧れており、カルシファード最大の都市コウルイ市に彼女が医術の修行に向かおうとしたことから、リョウヤ達の冒険が幕を開ける。 異国人の父から目立つ赤い髪の毛を受け継いでいたことから、人見知りの強い性格であったが、最終決戦時に克服し、両軍の旗を燃やすことで戦乱の終息を宣言した。 「月に到る子」編で再登場した際には、病院長として混沌龍の覚醒を抑えたジーゼ達を介抱した。 カノー・エジム カノーの街一番の豪商の三男。街一番の不良少年であったが、リョウヤに完敗してからは、「考えるのはツカサ、決めるのはリョウヤ」と彼の忠実な右腕となっていたが、彼に対するライバル意識も秘めていた。 大柄な体格を生かしてポールウェポンとプレートアーマーを主武装にしており、力技を得意とする。 崖崩れからウェンディエンを助けて介抱したことから、彼女から信頼されるようになり、最終的にはリョウヤから離反してウェンディエンの親衛隊長の座に着く。最終決戦では再度リョウヤに敗北し、ウェンディエンと共に姿を消した。 ツカサ・ゴーセン リョウヤに天運の相を見出して参謀役を務めるウィザード。 ウィザードとしては珍しく、ある程度の白兵戦能力を有し、前線で戦うことも多い。 最終決戦後は新政府を構築するカイリ達の参謀としてカルシファードに残ることになる。 シラハ 銀と緑の月を合わせ崇めるケラーグ族の少年。人間社会に不慣れで行き倒れていたところをリョウヤに保護されて以来、彼の忠実な弟分となる。 風と幻の魔法を得意とし、敵を欺くことを何よりの喜びと感じる。 最終決戦後も世界創生の島に旅立つリョウヤと行を共にする。 ウェンディエン・ザノス 大陸本土最大の国家であったザノン王国の王族最後の生き残り。父が王族内部では冷遇されていた上に、幼少時に養育していた外祖父母が平民出身であったため、プライドが高く傲慢な者の目立つザノン貴族としては身分や性別に対する差別感覚は薄い。リョウヤ達からは親しみを込めて「ウエさま」と呼ばれる。 カルシファードの力でトルアドネス帝国を打倒しようとする主戦開国派のリーダーであったが、開国専守防衛派のカドウ・ヘイシュンにも話が分かる人物と評されるなど他の派閥にも高く評価する人物は多い。 最終決戦で代闘士のエジムの敗北とキクノによる戦乱終息宣言により負けを悟り、重傷を負ったエジムと共に姿を消した。 作者が設定時にカルシファード語の技能を入れ忘れた為、ザノン訛りが酷いカルシファード語しか話せない。 コヨウ・リン 影タマット(忍者集団)<虎爪衆>の頭領。<流牙衆>より前にセキ・ダンジェイに雇われていたが、後に離反。リョウヤ達と共闘関係を結ぶ。 フォルトーン・ティーグ カータリオン・ティーグの妾腹の息子でサーライトの異母兄。サーライトと仲違いしてザノン残党と合流した、という事になっている。 『銀狼』を自称する腕利きの戦士であるが、リョウヤやウェンディエンには野良犬呼ばわりされている。
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