オペラ、演劇、バレエ
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「シュトゥットガルト」の記事における「オペラ、演劇、バレエ」の解説
シュトゥットガルト州立劇場は、オペラ・シュトゥットガルト(シュトゥットガルト州立歌劇場)、シュトゥットガルト・バレエ(シュトゥットガルト・バレエ団)、シャウシュピール・シュトゥットガルトの三部門を擁する世界最大の総合劇場である。本館はオーベーラー・シュロスガルテン(直訳: 上の宮殿庭園)にあり、1909年から1912年にミュンヘンの建築家マックス・リットマンによって王立宮廷劇場として建設された。オペラハウス(旧「グローセス・ハウス」)はほぼ元の形で保存されているが、シャウシュピールハウス(旧「クライネス・ハウス」)は第二次世界大戦で破壊され、1959年から1962年にハンス・フォルカートの設計により同じ場所に新築された。さらに、カンマーテアター(1983年開館)とシュトゥーディオビューネ・ノルト(2010年開館)が州立劇場に含まれる。州立劇場では、1シーズンに合わせて約1000公演が行われる。オペラ・シュトゥットガルトは、オペラハウス・オブ・ザ・イヤーに合わせて6回選出されている。シュトゥットガルト・バレエは、世界でもトップクラスのバレエ団である。 シャウシュピールビューネン・シュトゥットガルトは、「アルテス・シャウシュピールハウス」と「コメディー・イム・マルクヴァルト」からなる。アルテス・シャウシュピールハウスは1909年に旧兵舎の敷地に建設され、1962年に州立劇場のクライネス・ハウスが開館するまで、この街で最も評判の高い劇場であった。コメディー・イム・マルクヴァルトは、1951年に旧ホテル・マルクヴァルト内に設立され、なによりも娯楽演劇上演に利用された。シャウシュピールビューネン・シュトゥットガルトは、バーデン=ヴュルテンベルク州で最も来客者の多い劇場であり、ドイツの劇場のトップ5に数えられる。 文化エリア「ウンテルム・トゥルム」にフィギュアシアター・センター "FITZ" がある。ここには2003年から JES(ユンゲス・アンサンブル・シュトゥットガルト)もある。さらにこのエリアには劇場「tri-ビューネ」もある。 青年・文化センター「フォーラム3」には、フォーラム・シアターがある。この劇団は、ドラマティックな演劇公演を行っている。 「フリードリヒスバウ・ヴァリエテ」は、印象的なユーゲントシュティール様式の建築が第二次世界大戦で全焼した後、その歴史的な場所に建設されたフリードリヒスバウ新館のロタンダで1994年に再開された。所有者であるL-バンクの解約通告によってこの劇場は2014年にプラークザッテルに移転した。 連邦レベルでユニークで、特別な位置づけがなされているのが、シュトゥットガルトのパントマイム芸術である。これは、客演やツアー公演が行われる「マーカル・シティー・シアター GmbH」や、シュトゥットガルト・オストを本拠とするシュヴァルツェス・テアターが年中パントマイム・イベントや公演を行っている「国際パントマイム劇場」によって確立されたものである。ここではさらに、プロレベルのパントマイム演劇芸術を学ぶ機会もある。ドイツにおけるパントマイムを確立したパントマイムのマイスターであるペーター・マーカルは「芸術アンバサダー」となっている。 シュトゥットガルト・ヴェストのキャバレー劇場「ローゼナウ」は、長く伝統的な歴史を有している。ここは特にキャバレー、コメディー、演芸の若手の劇場として利用されている。文化とグルメの特別な結びつきからローゼナウは、「ヴェスト住民の居間」と呼ばれている。 シュトゥットガルトで全国的に最も有名な文学キャバレーが「レニテンツテアター」である。ここは1961年に設立された、この街で最も古いキャバレーステージである。 「テアター・アム・ファーデン」での人形劇は、1972年から、しばしば指人形や操り人形のダンスで、しばしば自ら創作したものである。この他の人形劇場は、ヘーエンパルク・キレスベルクの「テアター・イン・デア・バーデヴァネ」およびハウスマン通りの「テアター・トレデシン」がある。「テアター・ラ=プラッパー=パップ」は、1960年からは「シュターププッペンテアター」と呼ばれている。 ヴェスト地区の「テアター・デア・アルトシュタット」は、ローテビュール通りにある。初代の木造建築は1969年に火災に遭い、11年後に再建された。 「ネリス人形劇場」は、3歳以上の子供向けの人形劇場である。同じ建物で、東欧との文化交流に力を入れている「テアター・アム・オルガエック」が公演を行っている。 「テアターハウス・シュトゥットガルト」は1984年からヴァンゲン市区にあったが、2000年からプラークザッテルに移り、毎年ここでシュトゥットガルト演劇賞が授与されている。「ガウティーア・ダンス劇場」は2008年から固定したバレエ団を有している。 シュトゥットガルトのフリーダンスやパフォーマンス文化のプラットフォームとなっているのがシュトゥットガルト=フォイエルバッハの旧ファルゼンケラーにある「ダンスおよびパフォーマンス・プロダクションセンター」である。 「トレフプンクト・ローテビュールプラッツ」は主にダンス、演劇、国際ソロ・ダンス・シアター・フェルティバル、ニューミュージックで知られている。 「シュトゥットガルト州立音楽演劇大学」は、バート・カンシュタットに「ヴィルヘルマ劇場」を有している。 ヴィルヘルマ劇場の近く、バート・カンシュタットのミュールグリューン桟橋に2008年からテアターシフ(演劇船)が停泊している。この改装された内水路用船舶ではコメディーやキャバレーを鑑賞することができる。 ヴェラ通りには「ヴォルトキーノ」がある。 シュトゥットガルトで最も古いアマチュア劇団「ABV-ツィンマーテアター」(1921年設立。シュトゥットガルト一般教育協会1863 e.V.の演劇部門)は、ホイスタイク通りの旧議会の建物で公演を行っている。 「シュヴァーベン民俗劇場」は、„Boulevärle“、„Stuttgarter Komödle“、„d'Scheureburzler“、„Neugereuter Theäterle“などを上演している。 「SI-センター」には、「ステージ・パラディウム・シアター」と「ステージ・アポロ・シアター」の2つのミュージカル劇場が入っている。ここでは「ミス・サイゴン」(1994年)、「美女と野獣」(1997年)、「ダンス・オブ・ヴァンパイア」(2000年)、「42ndストリート(英語版)」(2003年)、「ウィケッド」(2007年)、「レベッカ」(2011年)、「メリー・ポピンズ」(2016年)、「アナスタシア(英語版)」(2018年)のドイツ初演が行われた。 「メルリン文化センター」は、音楽、キャバレー、演劇、パフォーマンス、文学、ショートフィルム、子供劇場などの文化プログラムを開催している。 シュトゥットガルト州立劇場の全景 旧ホテル・マルクヴァルト 劇場「tri-ビューネ」入口 劇場フォーラム3 かつてヴェリエテが公演を行っていたフリードリヒスバウ ローゼナウのステージ レニテンツテアターのホール プラークザッテルのテアターハウス ヴィルヘルマ劇場 テアターシフ ABV-ツィンマーテアター
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