エチオピア人民民主共和国とは? わかりやすく解説

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エチオピア人民民主共和国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/11 08:00 UTC 版)

エチオピア人民民主共和国(エチオピアじんみんみんしゅきょうわこく、アムハラ語: የኢትዮጵያ ሕዝባዊ ዴሞክራሲያዊ ሪፐብሊክ)は、1987年から1991年まで、エチオピアに存在した社会主義国家である。




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エチオピア人民民主共和国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 06:47 UTC 版)

エチオピアの歴史」の記事における「エチオピア人民民主共和国」の解説

革命によって皇帝排除したエチオピア軍部だったが、急進派学生労働者期待する共和制にはすぐに移行しなかった。当面の間臨時軍事行政評議会 (Provisional Military Administration Council, PMAC) によって運営されることになり、その議長にはアスマラ反乱調停者アマン・アンドム中将就任した。しかし、エリトリア出身のアンドム議長エリトリア独立理解示し急進的な改革を好まなかった ため、1974年11月17日解任され11月22日軟禁、翌23日殺害された。後任議長にはハイレ・マリアムが臨時代行したテフェリ・バンテ准将就任したが、実質的に支配していたのは議長の座を譲った、デルグ(軍部調整委員会)を手中に収めていたメンギスツ・ハイレ・マリアム陸軍少佐だった。当時軍部支配していた思想は「エチオピア第一主義」であり、軍による国家統一エリトリアオガデンを含む)を掲げていた。これはソマリアでいう大ソマリア主義似通った考えであったPMACにおいて最も強硬にエチオピア第一主義唱えていたのはメンギスツ・ハイレ・マリアム陸軍少佐であり、右派エチオピア民主同盟 (EDU) に対抗して社会主義政策」を提唱してPMAC実権握った。だが、メンギスツ社会主義者ではなかった。これは、当時アフリカにおいて社会主義提唱する国民の側に立つ存在とされたことから、政策の内容に関係なく主張しただけであり、実際民族主義者にすぎなかった。メンギスツ1974年PMAC通じて発表した国の指針となる10項目の提言 も、統一国家口実とした民族同化政策であり、アムハラ語使用エチオピア正教会への信仰強制に繋がるものだった。しかし、それはかえってティグレ人オロモ人らの民族意識目覚めさせ、ティグレ人民解放戦線 (TPLF)、オロモ解放戦線 (OLF) 等が結成されPMAC対立したまた、メンギスツ労働組合連合(CELU、850,000所属)には解散命じ、自らの思想露わにした。

※この「エチオピア人民民主共和国」の解説は、「エチオピアの歴史」の解説の一部です。
「エチオピア人民民主共和国」を含む「エチオピアの歴史」の記事については、「エチオピアの歴史」の概要を参照ください。

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