イメージャーによる観測とは? わかりやすく解説

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イメージャーによる観測

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 17:04 UTC 版)

ひまわり9号」の記事における「イメージャーによる観測」の解説

可視赤外放射計AHIAdvanced Himawari Imager)は、可視域3バンド近赤外域3バンド赤外10バンドの計16バンドセンサー持ちひまわり6号7号可視1バンド赤外4バンドの計5バンド大きく上回る可視域の3バンド(赤:0.64 µm、緑:0.51 µm、青:0.47 µm)を合成することで「カラー画像」が作成可能となっており、(区別できるため)黄砂噴煙などの監視にも有用とされている。 静止衛星から見え範囲観測従来は約30分を要したが、ひまわり8号・9号では10分毎の観測が可能となる。これと並行して特定の領域高頻度観測することができ、日本周辺なら2.5分毎の観測が可能である。平分解能も従来比べて2倍に向上させている。一方データ量ひまわり7号比で50となったAHIセンサーアメリカ次期米国気象衛星用に開発したABI(Advanced Baseline Imager)を一部日本向け改良したのである。 これらの観測機能の大幅な強化によって、台風集中豪雨もたらす等の移動発達詳細に把握でき、また火山灰エアロゾル分布高精度把握することができるようになるとしている。

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イメージャーによる観測

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 06:18 UTC 版)

ひまわり8号」の記事における「イメージャーによる観測」の解説

可視赤外放射計 (AHI: Advanced Himawari Imager) は、可視域3バンド近赤外域3バンド赤外10バンドの計16バンドセンサー持ちひまわり6号7号可視1バンド赤外4バンドの計5バンド大きく上回る可視域の3バンド(赤:0.64 µm、緑:0.51 µm、青:0.47 µm)を合成することで「カラー画像」が作成可能で(区別できるため)、黄砂噴煙などの監視にも有用とされている。 静止衛星から見え範囲観測従来は約30分を要したが、ひまわり8号では10分毎の観測が可能となる。これと並行して特定の領域高頻度観測することができ、日本周辺なら2.5分毎の観測が可能である。平分解能も従来比べて2倍に向上させている。一方データ量ひまわり7号比で50となったAHIセンサーは、アメリカ合衆国ボーイング開発に関わった、次期米国気象衛星(GOES-R(16))用のABIAdvanced Baseline Imager)を一部日本向け改良したのである。 これらの観測機能の大幅な強化によって、台風集中豪雨もたらす等の移動発達詳細に把握でき、また火山灰エアロゾル分布高精度把握することができるようになるとしている。 2014年12月18日静止気象衛星としては世界初となるカラー画像撮影送信成功した2015年4月16日気象庁前年12月初公開以降試験運用中に撮影した画像及び動画公開した台風積乱雲桜島噴煙などが、ひまわり7号比べて詳細に記録されており、性能格段に向上されたことが確認できるひまわり8号観測バンド波長帯番号略称中心波長(µm)赤道水平解像度 (km)ひまわり7号相当チャンネル想定用途可視 1 V1 0.47063 1 - 植生エアロゾルカラー画像(青) 2 V2 0.51000 1 - 植生エアロゾルカラー画像(緑) 3 VS 0.63914 0.5 VIS 植生下層雲カラー画像(赤) 近赤外 4 N1 0.85670 1 - 植生エアロゾル 5 N2 1.6101 2 - 相判別 6 N3 2.2568 2 - 雲粒有効半径 赤外 7 I4 3.8853 2 IR4 下層雲、自然火災 8 WV 6.2429 2 IR3 上層水蒸気量 9 W2 6.9410 2 - 上中水蒸気10 W3 7.3467 2 - 中層水蒸気11 MI 8.5926 2 - 相判別、SO2 12 O3 9.6372 2 - オゾン全量 13 IR 10.4073 2 IR1 雲画像雲頂情報 14 L2 11.2395 2 - 雲画像海面水温 15 I2 12.3806 2 IR2 雲画像海面水温 16 CO 13.2807 2 - 雲頂高度

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イメージャーによる観測

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 00:40 UTC 版)

MTSAT」の記事における「イメージャーによる観測」の解説

光学系観測装置で、可視赤外(IR1, 2, 4)・水蒸気(IR3)にて観測する観測全球観測最大24回/日実施し北半球観測20回/日、南半球観測を4回/日実施する北半球の4回と南半球の4回は、移動から風速を解析するウィンドベクトル(クラウドモーション・ウィンドベクトル)を得るために行われる。この解析結果は、数値計算用いられゾンデ航空路航空機による観測)のない洋上でも風速を得ることができる。また、観測した画像を基に多様な解析が行われる。海面水温観測もその一つ少なくとも日本では極軌道衛星による観測結果用いられるので、あまり利用されない)である。 イメージャーについては、製造メーカー異なっている。本来MTSAT-1Rは、MTSAT-1が打ち上げられていた場合、MTSAT-3として計画されていた衛星で、盛り込むセンサー仕様異なるためである。

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