アメリカ政府首脳の動きとは? わかりやすく解説

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アメリカ政府首脳の動き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:59 UTC 版)

アメリカ同時多発テロ事件」の記事における「アメリカ政府首脳の動き」の解説

ジョージ・W・ブッシュ大統領フロリダ州におり、同州サラソータにあるエマ・E・ブッカー小学校授業視察する予定だった。1機目のツインタワー攻撃の際には小学校へ向かう専用車車中にいたが、このときは単なる航空事故だと考えていたとされる。ただし、一時的にホワイトハウスとの間で電話会議が行われた。また補佐官周辺同じよう事故考え予定通り小学校入った[要出典]。 授業視察中に2機目のツインタワー突入があり、数分後、ブッシュ大統領アンドリュー・カード首席補佐官から2機目の突入と「合衆国攻撃されている可能性がある」との報告受けたが、ブッシュは「無駄な動揺与えないために」との理由ですぐに動かずに7分間小学生朗読聞き続けていた。朗読が終わるとブッシュ大統領小学生褒め、ただちに隣室補佐官話し電話コンドリーザ・ライス国家安全保障担当補佐官州知事連絡したその後テレビカメラで「アメリカ攻撃受けた」と小学生の前で国民呼びかけ、9時30分頃に小学校から車列とともに出発、3マイル (5 km) のところにある空港へ向かった。 9時55分に、大統領専用機VC-25」が目的地決めないまま離陸地上からの攻撃避けるため直後急上昇した。この時点では護衛戦闘機無かった国内上空には未だに連絡取れない旅客機11機あったが、管制指示地上降ろし国内空域大統領専用機哨戒機だけになった航空管制からは自由に飛行してもよいとの許可があり、機長が行き先を訪ねた際に大統領ワシントン指示したアンドリュー・カード国民に声を伝えるべきと進言したが、当時専用機からは生の声発表ができなかったため、一度ルイジアナ州バークスデール空軍基地立ち寄り国民向けた声明発表行った。ここでは有事の際に大統領が軍を指揮するために搭乗するE-4B ナイトウォッチ随行していたが、乗り換えはしなかった。その後ネブラスカ州オファット空軍基地英語版)で事態沈静化待ち夕刻メリーランド州アンドルーズ空軍基地経由ワシントンD.C.帰還した専用機通常国内でのフライトでは戦闘機護衛受けないが、この日のオファット基地からアンドルーズ基地へのフライトでは、国内では初めゼネラル・ダイナミクスF-16戦闘機護衛受けて飛行している。戦闘機大統領専用機からパイロットの顔が判別できるほどの至近距離飛行していた。 ホワイトハウスではリチャード・チェイニー副大統領らが執務行っていたが、ツインタワーへの2度目攻撃直後シークレットサービスにつれられて、地下6階地下壕避難したドナルド・ラムズフェルド国防長官上級軍人朝食をとった後、ペンタゴン執務室入って議員懇談していた。ラムズフェルド国防長官ツインタワー攻撃」の知らせ入ったのは、ペンタゴン攻撃のわずか2分前であり、アメリカン航空77便ペンタゴン向かっていることは知らなかったまた、平時ペンタゴンにはホワイトハウスのような防空装備がない。攻撃の後、ラムズフェルド国防長官建物の外へ出ると女性職員が血を流して倒れていたため、彼女を抱えて避難し担架乗せ救急車が来るまで看病していた。現場から避難したのはその後で、数十分が経過していた。 コリン・パウエル国務長官は、事件当時南米ペルー実務訪問であったが、ツインタワーおよびペンタゴンへの攻撃の報告聞いて、すぐに政府専用機アメリカ合衆国帰国した。 なおロシア連邦ウラジーミル・プーチン大統領は、この一報対しアメリカ合衆国軍必要な動員をかけたとしても、直ちロシア連邦軍迎撃体制取らせることはない」とホットラインブッシュ大統領告げたロシア連邦軍にはアメリカ大規模な動員をかけるとそれに反応するように指揮系統準備されている為であった

※この「アメリカ政府首脳の動き」の解説は、「アメリカ同時多発テロ事件」の解説の一部です。
「アメリカ政府首脳の動き」を含む「アメリカ同時多発テロ事件」の記事については、「アメリカ同時多発テロ事件」の概要を参照ください。

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