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類 (アクセント)

(アクセント類 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/07 23:57 UTC 版)

(るい)またはアクセント語類(アクセントごるい)は、古い文献および現代方言の比較により、日本語方言の共通祖先(祖語)に存在したと推定される、アクセントで対立する語のグループ[1][2]。日本語のアクセント体系は方言により異なっているが、規則的な対応関係があり、祖語からの規則的な変化により現代方言のアクセントが成立したと考えられている。各類に所属する語を、類別語彙(るいべつごい)と言う[1][2]


注釈

  1. ^ 京都では高低低(低)。
  2. ^ 京都では、五段活用動詞は高高高、一段活用動詞は低低高。
  3. ^ 名詞の場合、東京では高低低(低)。
  4. ^ 東京では「歩く」「隠す」は低高低。

出典

  1. ^ a b 上野(2006), pp.2-3.
  2. ^ a b c 木部暢子編(2019)『明解方言学辞典』三省堂、3頁。
  3. ^ 『岩波講座 日本語 11 方言』, p.131.
  4. ^ 平山(1960), pp.34-39.
  5. ^ 平山(1960), pp.40-41.
  6. ^ 『岩波講座 日本語 5 音韻』, pp.388-389.
  7. ^ 秋永(2009), p.92, 表3.
  8. ^ 『岩波講座 日本語 11 方言』, pp.138-140.
  9. ^ 金田一春彦・和田実(1955)「国語アクセント類別語彙表」国語学会国語学辞典編集委員会『国語学辞典』東京堂、994-997頁。
  10. ^ 金田一(1974), pp.62-73.
  11. ^ 『岩波講座 日本語 11 方言』、133-134頁。
  12. ^ 上野(2006), pp.36-38.
  13. ^ 服部(1979).
  14. ^ 松森(1998).
  15. ^ 松森(2012)
  16. ^ 金田一(1974), pp.62-73, 付表8.
  17. ^ 『日本語の歴史5 近代語の流れ』153頁。
  18. ^ 秋永(2009), p.91, 表4.
  19. ^ 金田一春彦「東西両アクセントの違いができるまで」『日本の方言:アクセントの変遷とその実相』教育出版、1995年、51頁。
  20. ^ 『日本語の歴史5 近代語の流れ』132-133頁、152-153頁。


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