さくら荘の住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/14 14:12 UTC 版)
「スマイル・スタイル」の記事における「さくら荘の住人」の解説
山咲 百合(やまざき ゆり) 本作の主人公。高校一年生の少女。2学期から女子校に転入するため、夏休み中に「さくら荘」に引っ越してきた。なお前の学校は東京の共学校であったもようである。 真面目で温厚な普通の女の子だが、学力は高く、料理に裁縫と家事も何でもこなし、また胸も結構ありウエストはかなり細く、さらには体臭まで芳しい。 本人は異性愛者なのだが、「百合」という名前と彩乃の勝手な妄想により「同性愛者である」という誤解を自身の到着前から周囲に流布される。しかしながら前述のハイスペックぶりに加え、飾らない人柄で人当たりが良いこともあって、前の学校・今の学校を問わず同性から絶大な人気を獲得しているため、必ずしも根も葉もない噂というわけでもない。 そのフェロモンの勢いもさらに増し、老若問わず出会った女性を瞬時に虜にするまでになる。 子供のころから両親の仕事の都合で何度も転校を繰り返してきており、そのせいで周囲に気を遣いすぎる性格となった。 絵画(おもに油絵)が趣味で、前の学校では美術部に所属しており、イーゼルを所有している。 1年生のなかでは唯一2階に住んでいる。(真下は彩乃の部屋) この物語は周囲の誤解に対し、彼女が猛烈に突っ込みを入れることで進行する。 朝宮 ゆめ(あさみや ゆめ) 高校1年生。百合の寮友。関西弁とお下げ髪が特徴の少女。身長は歩より高いが、歩に負けず劣らずの幼児体型である。 思い込みが激しい性格で、寮内で百合の同性愛(誤解)を最も恐れている人物である。と同時に最も百合の魅力に惹かれている人物でもあり、百合のフェロモンに篭絡されそうになっては自分に突っ込みを入れるのが恒例となっている。 明るく朗らかな性格だが、勉強は苦手なうえに、見当違いの言動で百合を混乱に陥れる。 なお、この寮では高校生からは自分で家事をしなくてはならないのだが、自身は家事ができない(歩や紅葉も同様)。 神崎 歩(かんざき あゆむ) 高校1年生。百合の寮友。 小柄であまり感情を表に出さないが小動物的な可愛らしさがあり、同性愛者的な行動を避けている百合でも思わず頻繁にスキンシップをするほど。 昼のドラマ(昼ドラ)が好きで、所かまわず「昼ドラごっこ」をする癖がある。 小さい体格ながら結構な大食いであるが、そのエネルギーが成長に回らない。小学生の頃は紅葉より背が高い時期もあったがすぐに抜かれ、現在は自身の幼児体型に劣等感をもっている。 月山 紅葉(つきやま もみじ) 高校1年生。百合の寮友。4人の中では最も長身で少し男っぽいところがある少女。 勉強はできないわけではないが好きではないもようである。また料理もできないが、裁縫は得意で、歩のエプロンは彼女の手製である。 歩とは小学生のころからの付き合いで、彼女に対しては友情を超えた愛情を抱いているようであるが、本人はそう思っていない。しかし彼女と歩の仲は、二人を題材とした彩乃の同人誌を通して学校中に知れ渡っており、ファンクラブまでできている。 実は相当な資産家の娘で、周囲が何でも世話を焼くため、かつては今とは比較にならないほど引っ込み思案で消極的な性格だった。そんな自分を変えるため実家を出て寄宿舎に入ったのだが、実は今でもじいやが頻繁に世話を焼きに来る。 薗田 彩乃(そのだ あやの) 「さくら荘」の寮長。 平素は温厚で世話好きな女性だが、その実態は「腐女子」。日頃から「ネタ帳」を携帯し、百合たちの同性愛騒動を書き留めては日々同人誌制作に精を出している。なお彼女の同人誌は学校内にも当然のように流通している。 ボーイズラブ(BL)も好むがガールズラブ(GL)はさらに好むようで、百合が誤解された最大の原因は彩乃の妄想と同人誌である。 それでも和沙に比べれば常識人であるため、彼女の寮内での暴走は彩乃が責任を持って制裁する。 料理好きで紅葉たちが高校に上がってからもつい食事を用意するため、彼女たちの家事スキルが上がらない一因となっている。 なお彼女の寮長室は売店にもなっており、かなり奇抜な代物まで扱っている。
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