こす
[助動][こせ|○|こす|○|○|こせ(こそ)]《上代語》動詞の連用形に付く。他に対してあつらえ望む意を表す。…てほしい。
「我(あれ)ゆ後生まれむ人は我(あ)がごとく恋する道に会ひこすなゆめ」〈万・二三七五〉
[補説] 語源については、「おこ(遣)す」の音変化、カ変動詞「こ(来)」にサ変動詞「す」が付いたとみるなど、諸説がある。
コス【Kos/Κως】
こ‐す【小×簾】
こ・す【▽居す】
こ‐す【庫主】
こ・す【×漉す/×濾す】
こ・す【越す/超す】
読み方:こす
[動サ五(四)]
1 (越す)ある物の上を通り過ぎて一方から他方へ行く。また、難所や障害となるものを通って、その先へ行く。「塀を—・す」「難関を—・す」「峠を—・す」
2 数量・程度がある基準以上になる。「一万人を—・す応募者」「気温が三〇度を—・す」
3 (越す)ある時期・期間を過ごす。「年を—・す」「還暦を—・す」
4 (越す)追い抜く。「先を—・される」
5 (「…にこしたことはない」のように打消しの表現を伴って)…するのがいちばんよい。「早いに—・したことはない」
6 (越す)
㋑(「おこし」の形で)「行く」「来る」の意の尊敬語。「どちらへお—・しですか」「またお—・しください」
[可能] こせる
こ・す【▽遣す】
鼓す
子巣
淥
渌
湑
湑 |
漉
漉 |
濾
濾
釃
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