禁煙運動(きんえんうんどう)
たばこの煙にはニコチン、タールなどの発癌性物質が含まれている。これらのたばこの危険性から、世界の潮流として、禁煙運動が進んでいる。例えば、公共放送での煙草CMを禁止したり、たばこの箱に喫煙リスクを明示したりしている。2001年2月の欧州会議では、EU15ヶ国がたばこ規制をこれまで以上に進めることで合意した。
たばこを吸う人は、特に呼吸器系のガンにかかりやすくなると言われている。具体的には、肺ガンや喉頭ガンの危険性が高くなる。他にも脳卒中、動脈硬化、心臓疾患、高血圧、妊娠流産などで、たばこの影響が知られている。
日本では禁煙運動は盛んではない。喫煙率で見た場合、日本は先進国中でワースト1位だ。学校での禁煙教育も、取組みが遅れている。諸外国では子供の喫煙防止が進んでいるのに、日本では、むしろたばこを吸う年齢は低くなっている。しかも、たばこを吸う人の数は一向に減っていない。
実際のところ、禁煙運動には「政府はあまり乗り気でないのだろう」という皮肉な見方もある。政府にとっては、たばこはたばこ税という財源でもある。しかもその額は非常に大きなものだ。1999年度では、国のたばこ税収入が8960億円、地方たばこ税収入が2675億円、なとなっている。
(2000.09.27更新)
禁煙運動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/17 05:33 UTC 版)
全ての公共場所(屋内)が禁煙とされている自国イタリアの視点より、日本の禁煙運動に参加、促進。禁煙運動団体などで出演もしている。日本禁煙学会会員。
※この「禁煙運動」の解説は、「ロドラ・ステファノ」の解説の一部です。
「禁煙運動」を含む「ロドラ・ステファノ」の記事については、「ロドラ・ステファノ」の概要を参照ください。
「禁煙運動」の例文・使い方・用例・文例
禁煙運動と同じ種類の言葉
- 禁煙運動のページへのリンク