おもなエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 07:27 UTC 版)
収録日と放送日 収録日と放送日はまちまちであり、志願者の都合などによっては収録日から放送日まで1年以上の月日が空くこともあった。同日に収録したものに関しても、放送日がそれぞれ全く異なることも少なくなかった。そのため、同日に放送されたものでも、司会の吉田の服装や髪型が異なっていたり、出演した虎達が大きく違うこともよくあった。また、同日の収録の際であっても、一部の虎を入れ替えて収録を行うこともあった。 志願者から虎へ 岩井は最初志願者として番組に応募したが、当時は年齢制限があり、結果スタッフから虎としての出演をオファーされたという経緯を持つ。そのため決して潤沢に資金を持っていたわけでもなく、最初に自分が関わったマネーが成立した際は、緊張で手の震えが止まらず何度もNGを出してしまったという。また、マネー成立後に番組の出した条件をクリアし虎として出演する権利を獲得した志願者(前述した成功者のクレープ製造販売チェーン店元代表取締役社長)もいたが、番組が放送終了したために結局出演は叶わなかった。 ヤラセ疑惑 放送当時から「投資金は虎ではなく番組の制作費から出している」「出演者の発言は台本通り」「志願者は応募だけでなく仕込みで出演している人もいる」などやらせの噂が少なくなかったが、抱き枕(いわゆるオタク向けグッズ)ビジネスのプレゼン側で登場していたチャンコ増田も、「少なくとも僕の時には(やらせは)一切なかった」と証言している。虎側も「あの番組、ヤラセじゃなく、本当に自腹で投資した」(川原ひろし)、「編集で発言が前後することがあったが、ヤラセは無かった」(安田久)とやらせについて否定している。 応募受付の方法 志願者の応募受付は、「番組放送日のみ行う電話受付」と「番組HP」から行う2つの方法があった。このうち番組開始から1か月後の初期の土曜深夜時代の時点でも電話応募には約200件、HP受付には1日80件の応募があったという。 幻の最終回 岩井が自身のYouTubeチャンネルにて明かしたところによると、番組の最終回の企画として、元々は番組に志願者として応募していた岩井を改めて志願者として出場させ、岩井以外の5人の虎から投資を受けられるか否かを決めるプレゼンテーションの様子が収録された。しかし、この収録にて話が紛糾し、最終的に岩井と虎が取っ組み合いのケンカをするまでにエスカレート、これにより放送は無理であると判断され、この収録分はお蔵入りとなった。実際に放送された番組最終回では、それまでのマネー成立者のその後を追ったVTRや海外版マネーの虎の番組の一部を紹介した。 年俸3,000万円! この番組をもとにした「『マネーの虎』に出演した大物起業家が登場し、1人だけを年俸3,000万円で採用する」ことをコンセプトとした企画は、2006年4月から「年俸3,000万円!」としてこの番組の最後の枠で放送予定であったが、編成の都合上から放送することを断念した。なお、募集していたHPには『ぐるぐるナインティナイン』と『ナイナイサイズ!』のバナーがあった。 サブリミナル疑惑 2004年2月、番組のオープニングで「一瞬だけ一万円札が映る」というサブリミナル効果(民放連で使用が禁止されている)の映像が使われていたと報道された。問題の映像は「マネーの虎」の冒頭部分で、セーラー服姿の女子学生がかばんから札束をつかみ出し、番組タイトルが重ねられ、本編に入るシーンにおいて、効果音とともに画面が白っぽくなり一瞬セピア色に変わるが、この際に0・2秒(1秒30コマ中の6コマ)だけ、1万円札の福沢諭吉の顔が現れる。0.2秒と肉眼でハッキリ確認できるため、無意識下に訴えるサブリミナル映像というよりは、アニメやドラマで使用されるフラッシュカットに近い演出であった。 日本テレビ広報部は「肉眼で確認できるため、サブリミナルではない」と否定した。「調査した結果、民放連の規定に抵触する可能性があると確認した。ある種の印象度を与えようとしたもので、意図的にやっていたわけではない」と説明した。担当したスタッフは「お金を強調したかった」と話しており、報道後は福沢諭吉の顔を入れたセピア色の部分がすべて削られた。
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