《お願い》の敬語とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > ビジネス > 新語時事用語辞典 > 《お願い》の敬語の意味・解説 

《お願い》の敬語

「お願い」の敬語表現

お願い」は「願い」という名詞に「お」をつけた丁寧語です。そのため、敬語表現としては「お願いしますと言うのが一般的です。同等立場の人や、親し上司使える敬語表現です。しかし、「お願いします」は「お願い」の敬語表現中でもカジュアルであるため、目上の人に対しては「お願いいたします」というより丁寧な敬語表現を使うのが良いでしょうまた、より柔らかい敬語表現としては「お願いいたした存じます」があります相手への負担配慮する気持ち強く表れている謙譲表現であるため、取引先相手など敬意持った対応を求められる相手使えますそのほかにも、「お願い申し上げます」という敬語表現あります

そして、「お願い」の敬語表現においては、「恐れ入りますが」や「お手数をおかけしますが」などのクッション言葉一緒に使うのがマナーとなってます。恐れ入りますが本日中にこちらの書類ご確認の程よろしくお願いいたします」や、「ご多忙のところお手数をおかけしますが、折り返しご連絡いただくようお願いします」のように表現すると失礼のない言い回しなります

「お願い」の敬語の最上級の表現

お願い」の最上級敬語表現は、「お願い申し上げます」です。「お願いいたします」も立場がかなり上の人に対して使うことができる敬語表現ですが、「お願い申し上げます」は「申し上げる」という謙譲語含まれへりくだった表現であるため、より丁寧な表現となります。さらに、「心よりお願い申し上げます」や「深くお願い申し上げます」など強調表現をつけることで、丁寧さ強めることができます

「お願い」の敬語のビジネスメール・手紙での例文

ビジネスメール・手紙では、口語表現よりも丁寧な表現を使うのがマナーです。また、お願い」という表現繰り返す押しつけがましい印象になるため、「お頼みいたします」や「切望いたします」などの言い換え表現使い重複避けましょうまた、ビジネスメールでは文末を「よろしくお願いいたします」と締めくくることが多いため、色々な言い換え表現知っておくことが大切です。

メール例文
お世話になっております。来月のお打ち合わせの件ですが、ご都合のよろしい日時お知らせいただければ幸甚に存じます何卒よろしくお願いいたします。」

平素からお世話になっております。お見積書添付しておりますのでご査収くださいご要望がございましたら、〇月〇日までにご送付いただけるようお頼みいたします引き続きよろしくお願い申し上げます。」

「いつもお世話になっております弊社新製品サンプルお送りしています。品質改善のために、使用感に関するアンケートご協力いただきたく存じます。今後ともご指導賜りますようお願い申し上げます。」

「お願い」を上司に伝える際の敬語表現

お願い」を上司伝える際の敬語表現は、親し間柄であればお願いします」という表現が適切です。「お願いいたしますのような畏まった表現を使うと、他人行儀に感じさせたり、居心地悪くさせたりすることもありますそのほか、「書類確認をして下さい」のように「~してください」という敬語言い換え表現使えます。「年の離れた上司立場の高い上司には、「お願いいたします」という表現が適切です。また、会議参加していただけますか?」のように「~していただけますか」という表現使えます改まった席では、最上級の「お願い申し上げます」という表現を使うのもよいでしょう

「お願い」の敬語での誤用表現・注意事項

最上級敬語表現である「お願い申し上げます」は、丁寧語の「お願い」+謙譲語の「申す」+謙譲語の「上げる」+丁寧語の「ます」から構成されています。謙譲語が2回繰り返し使われているため、二重敬語なり文法的に誤用表現です。しかし、誤用表現ではあるものの、広く浸透している敬語表現であるため、ビジネスシーン使ってマナー違反にはなりません。社長会長クラス立場の高い人にも、問題なく使うことができます。ただし、何度も頻発する丁寧さの度を越してしまい、相手ネガティブ印象抱かせることもあります最上級敬語表現であるからこそ、使い方注意する必要があります

「お願い」の敬語での言い換え表現

お願いします
お願いいたします
何卒お願いいたします
・よろしくお願いいたします
・どうかお願いいたします
・どうぞお願いいたします
今後ともお願いいたします
引き続きお願いいたします
・是非ともお願いいたします
切にお願いいたします
お願いいたした存じます
お願い申し上げます
何卒お願い申し上げます
・よろしくお願い申し上げます
・どうかお願い申し上げます
・どうぞお願い申し上げます
今後ともお願い申し上げます
引き続きお願い申し上げます
・是非ともお願い申し上げます
切にお願い申し上げます
お頼みいたします
希望いたします
要望いたします
切望いたします
・~ください
・~くださいませ
・~いただきたく存じます
・~いただければ幸いです
~していただけます

《お願い》の敬語

「お願い」の敬語表現

お願い」は、名詞「願い」接頭語である「お」が付いたもので、助け配慮など、相手に何かを求め時に使われます。そのため、使う相手によっては適切な表現選択し、失礼のないようにする必要があります。よく使われる敬語表現としては、「お願いします」が挙げられるでしょう。何かを依頼する時に使われることが多いですまた、より相手敬意払った表現には、「お願いいたします」や「お願いしたく存じます」などがあります。「お願いいたします」の「いたします」は、「する」の丁寧語である「します」を謙譲語したものです。そのため、二重敬語になってしまいますが、この「お願いいたします」は特例問題ないとされています。そして、「お願いしたく存じます」の「したく存じます」は、「したいと思います」の謙譲表現です。相手クライアント目上の人などの時に最適なフレーズでしょうビジネスシーン使われる時は、クッション言葉使い、より丁寧で柔らかい表現にすることが多いです。「恐れ入りますが」や「恐縮ですが」などをクッション言葉として用いると、文章丁寧な印象変えられるでしょう

「お願い」の敬語での誤用表現・注意事項

お願いいたします」は、一般的には二重敬語呼ばれる誤用表現にあたりますが、このフレーズに関して使って良いとされています。しかし、「お願い致します」と漢字用いた表現は、注意するようにしましょう。「お願い」「致します」は、どちらも動詞です。このような場合は、二つ目動詞にあたる「致します」は補助動詞となり、ひらがな表記する必要があります。そのため、「お願いいたします」と、ひらがな使った表現にしましょう

「お願い」の敬語での言い換え表現

お願いします。・お願いございます。・お願いいたします。・誠に恐縮ですが、~お願いいたします。・恐れ入りますが、~お願いいたします。・お忙しいところ恐れ入りますが~をお願いいたします。・お手数をおかけしますが、~をお願いいたします。・お願いしたく存じます。・よろしくお願いいたします。・お手数をおかけしますが、~をお願いいたします。・よろしくお願い申し上げます。・恐れ入りますが、~お願い申し上げます。・重ね重ね恐縮ですが、~お願い申し上げます。・ご多忙とは存じますが、~いただきますようお願い申し上げます。・何卒よろしくお願い申し上げます。・~のほどよろしくお願いいたします。・大変恐縮ですが、~のほどよろしくお願いいたします。・~していただけますか。・~していただければ幸いです。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「《お願い》の敬語」の関連用語

《お願い》の敬語のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



《お願い》の敬語のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2024 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2024実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS