DEATH NOTEの登場人物
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第二部
ここでは第二部のみに登場した人物を記す。
キラ(第二部)
- 魅上 照(みかみ てる)[注 4]
- 声 - 松風雅也
- 演 - 忍成修吾(ドラマ版)/ 宮澤秀羽(ドラマ版幼少期) / 水上剣星(実写映画版)
- 1982年(アニメ版では1985年、ドラマ版では1990年)6月7日生まれ(27歳)。身長175cm、体重56kg。血液型はA型。好きなものは秩序、嫌いなものは混沌。
- 検察庁西京都検事。京土大学法学部卒。母子家庭で育った。黒縁眼鏡で装った切れ長の眼元と、肩にかかる程度まである長めの髪が特徴。
- 幼いころから、自身が考える正義を貫くことでひたむきに悪と戦い続けてきたが、成長するにつれてそれが報われなくなっていく現実に憤りと失望を感じていた。しかし、自分がいなくなった方がいいと思った人間が、次々罪人として裁かれていく「偶然」を見て、次第に自身が考える悪はこの世から完全に「削除」[注 5]されるべきだと考えるようになった。検事就任時にキラ事件が発生すると、キラを「神」と呼んで極端に心酔し、崇拝・信奉すると同時に自身も検事としてできる限りの時間と労力を費やしていった[注 6]。
- やがてキラである夜神月にそのことを見込まれ、海砂の所有権放棄後にデスノートを与えられ、新たなノートの所有者(ニア曰く「Xキラ(=X-KIRA)」)となる。キラのために死神の目の取引をし、キラの代理人として世界中の犯罪者に裁きを下していく。基本的にキラの胸中を察して独断で行動するが、キラへの信望はもはや「狂信者」とも呼べるほどであり、その正義感と独善的な思考は月を上回り、裁きの対象は前科を持つ者から果ては社会貢献を怠る者にまで及ぶ(月からもその点を懸念されたことすらある)。
- 月やニアに引けを劣らない優秀な頭脳の持ち主で、電話越しに月が置かれている状況をすぐさま察知し、すぐに月の望んだ行動を行うなど、卓越した洞察力や分析力、決断力を随所で披露し、月の予想以上の働きをする。
- 病的なほど規則正しい生活を行う潔癖症で、毎日同じことを同じ順番で繰り返す。元来は眼鏡を着用していたが、死神の目の取引で視力が3.6以上に上がったためか、それ以降は外している描写が多い(目の取引以前にも、外した状態で『キラ王国』に出演している描写がある)。
- ノートで裁きをする際に、「削除」と口にする奇癖がある。尊敬する人物はウィンストン・チャーチル。
- 高田がメロに誘拐された際、月が自由に動けないと判断していたため、今まで地方銀行の貸金庫に保管していた本物のノートを出し、月と同様に高田の名前と死因(焼身自殺)を書いた。この行動をジェバンニに監視されていたことで、ジェバンニに本物のノートの偽装を許す。月とニアの対峙の際にそのことに気づかず、月以外の名前をノートに書いて出てきたことから、とうとうニアにボロを出してしまい、SPKに逮捕される。その際、保身を図った月に「こんな奴は知らない」と切り捨てられる。やがて、ニアに追い詰められて悪あがきを見せる月を、もはや自分の信じていた神ではないと失望し、「あんたは神なんかじゃない。クズだ」と罵倒して逆に月を切り捨て、最後の手段としてリュークに縋る無様な姿を見せ、そのリュークに見限られてノートに名前を書かれたことで生への執着と死への恐怖に泣き喚いて叫び、「ちくしょう」と嘆き呟きながら心臓麻痺で死亡する月の最期を目撃した。月の死後、投獄され、その10日後(2010年2月7日)に獄中で発狂死した。機転のきく魅上が貸金庫のノートを偽と疑うことも、本物かどうか試すこともなかったことや、奇妙な最期など不審な点も多く、これに関して松田は「ニアが偽物にすりかえたあと、本物のノートに魅上の名前と獄死するまでの行動を書いた」と推理しているが、真偽は不明[注 7]。
- アニメ版では、原作と同じく月に対して失望する様子を見せるものの、罵倒するといったようなことはせず、持っていたペンで自らの心臓を刺し、大量の血を流し大声で叫びながら自殺するという、安らかに果てた月とは対照的に衝撃的な最期となった。その後、日本捜査本部のメンバーが逃走した月の捜索を開始し、SPKのメンバーもYB倉庫を後にしたことで、遺体となってその場に放置されてしまう。エンドロールでは、変わり果てた姿で登場した。
- SP『リライト2 Lを継ぐ者』では奇矯な姿やヒステリックな一面が描かれている。
- ドラマ版では最初から登場。ミサに彼女の両親の仇・似志田が仮出所したことを伝える。不起訴となった犯罪者がキラに裁かれたことでキラに賛同するようになり、ヨツバキラの死後赤いデスノートを手にし、リュークと取引した死神の目を駆使してLを葬った。YB倉庫では月とともにニアに追い詰められ、ノートを奪いニアの名前を書こうとして撃たれる。その後、月を罵倒せず最後までキラへの強い忠誠心を見せ、追い詰められた月を護ろうと、倉庫の燃料に火を点けて倉庫を炎上させ、自身は救出されるもノートが焼失したことにより、デスノートに関する記憶を失った。その後の動向については一切不明。
- 実写映画版では『Light up the NEW world』に登場。こちらの作品では10年前の直後ミサの被疑事件の取り調べを担当した検事という設定で、のちに月が密かに残した子どもの後見人となる。月から受け継いだ優れた頭脳と冷酷さをその子の裁きを通して目にするうちに、次は自分が殺されるのではないかと恐怖した結果、月の子どもを殺害してしまう。そして自身も三島によって殺される。
日本捜査本部(第二部)
Lの死後、月が引き継ぐ形でLを装い、伊出も加わりキラ捜査は再開。2005年5月1日、全世界の警察およびマスコミに犯罪者の報道で名前と顔は非公開で行うよう規制案を出し、2週間後の5月15日にこれを実施。しかし、その直後から規制の難しいインターネットで犯罪者の情報が大量に漏洩し、キラが楽に裁きが可能な環境と化してしまい、次第に捜査に進展は見られなくなる。
保管していたデスノートをメロの属するマフィアグループに誘拐された粧裕との交換取引であっさり奪われ、SPKメンバーに多数の犠牲者を出すという失態を犯しながらもノートを奪還し、キラの誘導もあってマフィアグループを壊滅に追い込む。しかし、それと同時に総一郎の死とメロの逃走という代償を払い、捜査本部の中でも相沢・模木の2人がキラ=月の疑念を抱いてニアに加担。伊出もキラ=月の疑念を抱いていたことから、捜査本部の体制は徐々に形骸化していく。
キラ事件解決後は警察庁次長となった相沢が捜査本部長の後を引き継ぎ、捜査本部のメンバーに山本が新たに加わった。
- 山本(やまもと)
- 最終話のみ登場。フルネームは不明。キラ事件解決後、新たに入った日本捜査本部のメンバー(実質相沢の部下になっている)。
- 松田とは仲がよく、よく酒を飲みにいくようだが誘われているときは困惑していた。月の高校時代の友人の山元と容姿が似ている。第一部第一巻の蒲生ゼミナールに同じような描写がある。
- アニメ版には登場していない。
- 特別編では松田に比べ冷静で真面目な性格であったが、唯一ノートを直接見たことがないこともありCキラの出現に困惑していた。
SPK
- ニア
- 声 - 日髙のり子 / 阪口大助(Webドラマ版)
- 演 - 福田響志(実写映画版)/ 優希美青(ドラマ版)
- 1991年(アニメ版では1994年、ドラマ版では1996年)8月24日生まれ(18歳→19歳、特別編では22歳、新作特別編では27歳)。身長155cm、体重40kg。血液型はB型。好きなものはパズル・玩具、嫌いなものはキラ。
- Lの後継者候補として常にトップの位置にいた天才少年。本名は「ネイト・リバー」。
- アンソニー・レスター
- 声 - 相沢正輝
- 1968年(アニメ版では1971年)1月6日生まれ(41歳→42歳、特別編では45歳、新作特別編では51歳)。身長193cm、体重84kg。血液型はO型。好きなものは俳句、嫌いなものは裏切り者。
- SPKの現場指揮官を務める屈強な男性で、行動力に欠けるニアの実質の右腕を務める。本名は「アンソニー・カーター」。
- 元は特殊部隊の隊長で、そこからスカウトされた経歴を持つ[8]。実直かつ落ち着いた性格で、ニアの冷静沈着な言動・困難な命令などに戸惑う場面も多々見受けられるが、そのたびに努力を惜しまず対処している。知力や推理力はニアに比べて劣るが、ニア以外のメンバーの中で唯一スパイの諜報から逃れるなど、殉職者を含めたSPKの中でも際立って有能なうえに、読唇術などの特殊技能も持つなど指揮官の名に恥じない能力の持ち主で、ニアからもっとも信頼されている。また大量の玩具の買物に行かされたり、1人で飛行機の搭乗手続きができないニアのために日米間を往復する羽目になったりと、行動力に乏しいニアの身の回りの世話もこなしている。
- ハル・リドナー
- 声 - 渡辺明乃
- 演 - 関めぐみ(ドラマ版)
- 1980年(アニメ版では1983年)2月18日生まれ(29歳→30歳、特別編では33歳、新作特別編では39歳)。身長180cm、体重52kg。血液型はB型。好きなものは風呂、嫌いなものは蛾。
- SPKのメンバー。元CIA諜報員。本名は「ハル・ブロック」。
- 紅一点の女性捜査員。ヨツバ事件で彼女の知人がキラによる被害を受けており、仇を取る目的もあってSPK入りを志願した。キラ捜査の任務に忠実で仕事をそつなくこなすが、一方メロとも接触し情報を提供するなど、諜報員らしく立場に縛られず結果を追求する柔軟な思考を持つ。キラ捜査の一環として高田清美の護衛となり監視する。雑誌記事に取り上げられるほどの美貌を誇る。
- ドラマ版では、警視庁捜査一課第二捜査支援の刑事で、キラ対策室のメンバーとして登場。偽名の「日村 章子(ひむら しょうこ)」を名乗る。ほかのメンバーとは異なり、もともと総一郎の部下ではなく、キラの殺しの方法を探るため総一郎に「連続殺人事件の犯人の手がかりを見つけた」と話し、「捜査本部に入れていただけないか」と直談判した。Lの死後、粧裕を誘拐し、電話での会話で総一郎にデスノートを要求する。交渉では、黒幕だったメロの乱入もありノートの奪取に成功するも、ノートに名前を書かれ月にノートを奪い返されアジトで手榴弾により自殺する。事件解決時、実は元FBI捜査官でLに命を救われた経験があり、Lに忠誠を誓い彼の指示のもとに捜査本部に潜入したLの切り札であったことが明かされた。
- ステファン・ジェバンニ
- 声 - 高橋広樹
- 1982年(アニメ版では1985年)9月1日生まれ(27歳→28歳、特別編では31歳、新作特別編では36歳)。身長182cm、体重61kg。血液型はA型。好きなものはボトルシップ、嫌いなものは理不尽な上司。
- SPKのメンバー。黒髪の年若そうな風貌の捜査員。本名は「ステファン・ラウド」。
- もともとの所属先は不明だが、将来を嘱望された若手のエリートで、その能力を買われスカウトされた[8]。アメリカでは通信システムやレーダーなどコンピュータ関連のオペレーションを担当していたようだが、日本に入ってからは聞き込みやXキラ・魅上の尾行を担当する。
- ボトルシップという趣味からも分かる通り人並み外れた手先の器用さを持ち、魅上の尾行の際には鍵開けに加え、魅上がびっしり字で埋め尽くしたデスノートの完璧な複製さえ一晩でこなしてみせた、キラ事件解決の陰の功労者。なおジェバンニが魅上の筆跡を真似して偽装したページ数の概略は以下の通り。魅上がデスノートを受領したのは2009年11月27日で[9]、104話「答」において、ニアが (高田清美に切り離したノートで犯罪者の裁きを代行させていたので)2009年12月11日分から2010年1月26日分までノートが使用されていないと述べていることから、筆跡の偽造が必要なページは「2009年11月27日~12月11日の間に魅上が1日1ページずつ記した分」と「2010年1月26日に魅上が記した分」となる(先所有者の弥海砂が使用したページについては、証拠隠滅のためにそれを切り離してからデスノートを魅上に郵送したのか、もしくはそのままノートに残っていたのか作中で言及されていないので不明)。
- 夜神月の死から3年後の世界が舞台である特別編では登場しているものの、唯一ニアの前に姿を現しておらず、セリフもない。
- エリクソン・ガードナー
- SPKのメンバー。メイスンと同じく恰幅のいい中年男性の容姿(ただしメイスンはスキンヘッド)をしている捜査官。本名は「エリクソン・トーマス」。
- メロのマフィアが送り込んだスパイによる内部機密漏洩の煽りを受ける。
- ジョン・マッケンロー
- 声 - 小柳基
- SPKのメンバー。FBI捜査官。本名は「ラリー・コナーズ」。
- 総一郎にノートを所持していると思い接触するが、逆に本名を月に調べられることになる。
- イル・ラット
- SPKのメンバー。CIA捜査官。本名は「ショーン・ダンリービー」。
- 実はメロが所属するマフィアが送り込んだスパイであり、デスノートの存在やSPKの情報をマフィアに流していた。
- アニメ版では、メロのスパイという描写はなく、正式なSPKメンバーの一人として描かれている。
- 漫画版・アニメ版ともにデスノートの力で自殺している。
- ドラマ版では未登場であるが、その代わり、彼にハルと伊出の要素を加えた日村が登場する。
- アドルフ・タッカー、ジョン・スカイナー
- SPKのメンバー二人。リライト2でのみ登場。デスノートによって犠牲となった。
メロと関係者
- メロ
- 声 - 佐々木望(アニメ版)/ 優希美青(ドラマ版)
- 1989年(アニメ版では1992年)12月13日生まれ(19歳→20歳)。身長171cm、体重52kg。血液型はA型。好きなものはチョコ、嫌いなものは自分より優れたもの。
- イングランド・ハンプシャーのウィンチェスターでLの後継者を育てるためにワタリが建てた孤児院ワイミーズハウスで育った。Lの後継者候補として常にニアに次ぐ位置にいた。一人称は「俺」。本名は「ミハエル・ケール」。
- 金髪のおかっぱ頭に、目つきの悪い青年。黒いエナメル素材の奇抜でスタイリッシュな服装をしている。板チョコを常にかじっている。作中に負傷し、顔に大きな傷を負う。
- 行動力、思考、雰囲気など、ニアと比べて対照的な人物である。孤児院にいたころ、ニアに負け続けていため負けず嫌いであり、自分より優れた者、特にニアに対しては徹底して対抗心を見せる。目的達成のためなら犯罪行為も行い、感情的になりすぎて大切なことをおろそかにすることもある。良心的な面もあり、ノートと人質の交換ではフェアなやり方で進めたり、マットの犠牲を悔やんだりしている。後述の高田を拉致した際にも身ぐるみを剥ぎ取る代わりに毛布を渡したが、これが裏目に出てしまった。
- Lの死後、ロジャーの「ニアと二人でLを継いだらどうか」という提案を断り、ニアにLの後継者の座を譲って行方をくらました。その後、「ニアよりも先にキラを捕まえ、一番になること」すなわち「自分の上に立つものを排除する」目的から、ロッド・ロス率いる米国マフィアの上位組織に敵対組織のボスの首を手土産に加入し、ファミリーの頭脳となる。キラによるマフィア壊滅後は同じワイミーズハウスの出身者であるマットとコンビを組み、リドナーとコンタクトをとりながらキラを追い、キラを間接的に追い詰めていく。
- 月とニアの直接対決の直前に高田清美を拉致するも、事前に月からメロの本名を聞いていた高田によって、長野県の軽井沢町付近の教会にてノートの切れ端に名前を書かれ、2010年(アニメ版では2013年)1月26日に死亡。遺体は自殺した高田とともに身元不明として発見された。メロの行動によって魅上が動いたことが、ニアの勝利に結びつき、月とLの対決から幕を開けた約7年の長きに渡る闘いおよびキラ事件は終結することになる。
- 実写映画版では登場しないが、同作から10年後を描いたオリジナルドラマ『NEW GENERATION』では竜崎の口から名前のみ登場。『バクマン。』の4コマではチョコレート繋がりでゲスト出演している。本作品のノベライズである『ロサンゼルスBB連続殺人事件』では語り手を務める。
- ドラマ版ではニアのもう一つの人格として最初から登場。ニアが持っている人形を介して会話している。原作と違い、挑発的でヒステリックな言動が目立ち、ニアにLやキラの抹殺をそそのかす過激な性格をしている。Lの死後、デスノートを入手するため日村と結託して粧裕を誘拐、自身もニアの体を乗っ取るふりをして月を追い詰める。日村の自殺と総一郎殺害の罪をなすりつけられたことに憤りを感じ、月らキラ軍団に暗殺をしかけることで精神的に追い詰め、模木たちの協力で月を倉庫内に案内させ、キラを追い詰める最後の仕上げをニアに託した。
マフィア
キラの裁きによって犯罪が激減した世界を牛耳る組織犯罪グループ。アメリカ国内で活動しており、法の盲点を突いて証拠をほとんど残さずに数々の凶悪犯罪に手を染め、時には部下に罪を押し付けるというトカゲの尻尾切りを行っていることから、警察でも迂闊に手が出せない。また、メロが加わったことから利用されながらも多貴村警察庁長官や夜神粧裕の誘拐とそこから得たデスノートでSPKメンバーの大量殺戮などを引き起こし、さらに発展していくことになる。その後は月による海砂の死神の目を使った策略にて、ほとんどのメンバーの素性が割れたため、メロを除き、リーダーのロッド・ロスをはじめとしたほとんどのメンバーはデスノートと日本捜査本部のアジト急襲によって死亡し、組織は崩壊した。
ディレクターズカット版および実写作品では一切登場しない。
- ロッド・ロス
- 声 - 相沢正輝
- 1968年(アニメ版では1971年)4月13日生まれ(41歳)。身長190cm、体重85kg。血液型はB型。好きなものはテキーラ、嫌いなものはサッカー。
- マフィアグループの首領で、警察さえも迂闊に手が出せない存在。本名は「ドワイト・ゴードン」。
- 非常に大柄な体格と、スキンヘッドの威圧的な外見をしている。性格は冷酷非情で、メロ同様に目的のためなら手段を選ばない。1年半前に大胆な手段で入り、組織の発展に大いに貢献してきたメロに絶対的な信頼を寄せる。小説版『L change the worLd』では7月23日22時30分(海砂の書き間違い)に刑務所内で心臓麻痺で死亡。
- ジャック・ネイロン
- 声 - 松山タカシ
- 1973年(アニメ版では1976年)2月23日生まれ(36歳)。身長168cm、体重50kg。血液型はAB型。好きなものは赤毛のアン、嫌いなものはメロ。
- マフィアグループのメンバー。本名は「カル・スナイダー」。
- 麻薬および武器密売容疑で4度の逮捕歴を持つ(ただし、いずれも証拠不十分や保釈金により釈放された)。1987年にロスの率いるマフィアグループに入り、活動する。一時デスノートの所有権を偶然得ることとなり、メロとロスに脅され死神・シドウと死神の目の取引をする羽目になり、寿命が縮まりながらも重用されることとなる。月にデスノートで操られて、アジトの所在を知らせてしまう。
- 目の取引で視力が上がったにもかかわらずなぜか眼鏡を着用。
- ザック・イリウス
- マフィアグループのメンバー。
- 月の妹・粧裕誘拐の際に日本捜査本部にノート交換の取引のため、総一郎に取引場所へと誘導させる。取引が終了したあと、用済みとみなされ飛行機の中で心臓麻痺で死亡。
- グレン・ハンフリーズ
- ロッド・ロスの片腕に当たる人物。本名は「ラルフ・ベイ」。
- 組織の古株として活動してきた実績を持つ。月に顔と名前を知られる。
- ラシュアル・ビッド
- ロッド・ロスの片腕に当たる人物。本名は「アル・ミーム」。
- グレン同様、片腕としては優秀な人物。月に顔と名前を知られる。実は写真集『L File No.15』の書き下ろし漫画のエピソードにて、幼少のLに捕縛された経験がある。
- ロイ
- マフィアグループのメンバー。
- キラによるメンバー全滅後にメロと同様生き残り、彼とともにデスノートを奪われまいと逃走を図るも、日本捜査本部の突入により阻止される。
- スキア
- 声 - 近藤広務
- マフィアグループのメンバー。
- 彼もまたキラによるメンバー全滅後にメロと同様生き残り、デスノートを奪われまいと抵抗するも、ロイ同様日本捜査本部の突入により阻止される。
- ホセ
- マフィアグループのメンバー。
- デスノートにメロの名前を書こうとしている総一郎を背後からサブマシンガン(原作ではVz 61、アニメ版ではUZI)を発砲して致命傷を負わせるが、日本捜査本部の相沢が隠し持っていた拳銃・ニューナンブM60で射殺される。
- アンドリュー・ミラー
- マフィアグループのメンバー。
- 組織が保管していた薬物を横流しし、私腹を肥やしていたが、やがてそのことで粧裕とデスノートとの交換取引の際、ノートの効力を試すための実験台にされる。その際「使えない奴だったが初めて役に立った」といわれる。
- Y462
- マフィアグループのメンバー。本名は不明
- 粧裕とデスノートとの交換取引を総一郎と行った人物。ノートによる効力を試し、本物だと分かったあと、粧裕の解放と引き換えにノートの強奪に成功するが、ロスによって過去に犯したミスとともに帳消しにすると称してヘリコプターごと爆破されてしまった。
マフィア壊滅後の協力者
- マット
- 声 - 西村朋紘
- 1990年(アニメ版では1993年)2月1日生まれ(19歳)。身長168cm、体重52kg。血液型はO型。好きなものはテレビゲーム、嫌いなものは外出。
- メログループのメンバー。本名は「マイル・ジーヴァス[10]」。
- マフィア壊滅後、メロが独自のキラ捜査のために加えた新たな助勢者。特徴としてボーダー柄のシャツに革ジャンを着用し、常にゴーグルを着用しており、タバコを吸っている。素顔は不明だが、アニメ版の設定資料によれば端正な顔立ちである[11]。常にゲームをしているため外出を嫌い、世の中に関心がない。メロからはそれなりの信頼を置かれているが詳しいことは不明。彼とは離れて活動することが多く、おもに模木と海砂の監視や尾行などを行っているが、ゲームに夢中で監視対象を見逃したり、最期もキラ信者の暴走を見抜けなかったりと、爪の甘い面も目立つ。月の手で新たにキラの代弁者となった高田の拉致に加担するが、護衛していた高田のボティガードに射殺された。2010年(アニメ版では2013年)1月26日没。ディレクターズカット版の総集編では生き延びている。
- 作品中では語られていないが、ニア、メロに次ぐワイミーズハウスのNo.3。
- メロ以外のおもな登場人物は、彼の存在を一切知らない。
キラ崇拝者
- 過激派キラ信者
- 出目川に率いられ、大群でニューヨークのマンハッタンにあるSPK本部のビルに攻め入る。
- 特に、キラ崇拝の域を超えて本来とは逆の考えを持って暴徒化した者や強制的に参加させられた者、単に暴動を楽しんでるだけの者たちばかりであり、その心理を利用したニアの作戦によって襲撃は失敗する。
- ニューヨーク市警の警官隊に扮したSPKの私兵と衝突した。
- 影のキラ信者
- 原作最終話のみ登場する静かにキラを崇拝する集団。詳細もほとんど不明の集団である。「ラストに登場する少女がミサでは?」という説が一部囁かれたが作者自身により否定されている。アニメ版には登場しない。
マスコミ(第二部)
2009年の夏からキラの裁きがさらに勢いを増したことで、ほとんどのマスコミもキラを正当化する報道を行い、その影響を受けて世論もキラを支持する方向へ傾いていった。
各テレビ局もキラから世間に本意を告げる代弁者としてキラに選ばれるために、政見放送を行う。
アメリカ政府
- デイビッド・ホープ
- アメリカ合衆国大統領。
- 2009年、デスノートを入手するためにニアを中心としたSPKの設立を承認した人物。日本捜査本部からノートを奪ったメロにSPKの情報を提供するよう脅迫される。その後、助けを求めたL(月)に利用され、特殊部隊でマフィア壊滅とノート奪還を試みるが失敗。そのため口封じにキラの手で操られ、拳銃自殺する。
- アニメ版では未登場。小説版『L change the worLd』ではキラ抹殺のため関東に小型核ミサイルを撃ち込もうとするもLにデスノートで脅迫され、奪還は失敗。
- ジョージ・サイラス
- 声 - 田原アルノ
- アメリカ合衆国副大統領。
- ホープ大統領の死により臨時大統領に就任。
- 指導者としての器は小さく、あっさりとキラに屈してSPKを解散させ、キラ(月)にSPKの機密情報をリークする。その臆病な姿勢からニアに「チキンどころかウジ虫以下」とこき下ろされる。
- アニメ版ではデイビッドが登場しないため、大統領であるかのように描かれている。上記の小説版にも登場。
その他(第二部)
- 多貴村 管一(たきむら かんいち)
- 警察庁長官。
- メロのマフィアグループに誘拐され、拷問を受けて日本捜査本部に保管されてあるデスノートの存在を明かすも、口封じにキラの手で操られ、ネクタイで首吊り自殺をする。
- イサク・ガザン
- 中東を拠点に活動しているホープ米大統領直属の特殊部隊隊長。本名は「ジョー・モルトン」。
- L(月)に協力した大統領の命令でメロからノート奪還のため、多くの部下たちとともにマフィアのアジト奇襲作戦に出る。メロからデスノートを返したいがために彼に利用された死神・シドウの手でヘルメットを外され、顔を知られたうえに部下もろともシドウのノートによって心臓麻痺で殺害される。
- アニメ版では未登場。
- ロジャー・ラヴィー
- 声 - 大竹宏
- 1939年(アニメ版では1942年)4月29日生まれ(65歳→71歳)。身長169cm、体重49kg。血液型はA型。好きなものは昆虫図鑑、嫌いなものは子ども。
- キルシュ・ワイミーが建てたLの後継者を育てる孤児院ワイミーズハウス院長。
- キルシュ・ワイミーと深い親交がある。Lの死をニアとメロの二人に伝える。原作最終回では、ワタリの後を継いで2代目として活躍している姿が描かれた。孤児院院長だが子ども嫌い。『L change the worLd』では彼に若干似ている孤児院長がクライマックスに登場している。
- カイル・ブロック
- 成田発ロサンゼルス行き旅客機SE333便の機長。
- 15年間パイロットを務めるベテラン。メロのマフィアグループに買収され副機長を縛りつけたあと、粧裕とデスノートの交換取引の際に成田国際空港の管制塔からの指示を無視して取引場所へと誘導させる。その後、用済みとみなされてロサンゼルス空港に着陸後に心臓麻痺で死亡。
注釈
- ^ 実写映画版においては、Lをもう一人の主人公であるとするメディアも存在する[1]。
- ^ アニメ版でのエンドロールでは「シブタク」と表記された。
- ^ この変更に関して、監督の金子修介は「レイ役が細川茂樹に決まった段階で、日系とはいえアメリカ人という設定は映像的に無理があると判断した」とのことであり、「イワマツ」という名字は「マコ岩松」から取ったと語っている[6]。
- ^ 彼のモデルは読切版の主人公「鏡太郎」である。
- ^ 大場によれば、単にキャラづけとして面白かったから[7]。
- ^ 作中で詳しく生い立ちが描かれた唯一のキャラクター。
- ^ なお、原作では月の死亡した直後、ニアがノートを二冊とも焼却処分したため、ノートに関する記憶を失ったということになる。
出典
- ^ “L change the WorLd (2008)”. シネマトゥデイ. 2019年8月6日閲覧。
- ^ 『DEATH NOTE HOW TO READ 13』、26頁。
- ^ a b 英語版コミックより
- ^ 株式会社ゴールドラッシュエンターテインメント – もちろー
- ^ デスノートに書かれちゃいました - 西村雄正オフィシャルブログ「ユーセイのブログ」
- ^ 集英社刊「DEATH NOTE OFFICIAL MOVIE GUIDE I」87P「金子修介監督INTERVIEW」より。
- ^ 『DEATH NOTE HOW TO READ 13』、66頁。
- ^ a b 『DEATH NOTE HOW TO READ 13』、68頁。
- ^ DEATH NOTE HOW TO READ 13 (ISBN 4-08-874095-5) - 106頁
- ^ 『DEATH NOTE HOW TO READ 13』、27頁。
- ^ 『DEATH NOTE/Aアニメーション公式解析ガイド 残像』、147頁。
- ^ 原作1巻1話
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