建設計画などとは? わかりやすく解説

建設計画など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 15:10 UTC 版)

高速鉄道」の記事における「建設計画など」の解説

日本 いくつか新幹線建設計画進められている。2024年春に北陸新幹線金沢 - 敦賀間、2027年リニア中央新幹線品川 - 名古屋間、2031年春に北海道新幹線新函館北斗 - 札幌間開業する予定。※詳細は各路線の項目を参照欧州連合EU2007年9月25日欧州議会は、EU域内国際旅客鉄道輸送自由化可決しEU国境超える国際鉄道旅客輸送2010年自由化される。既にイタリアNTV社が、イタリア国内高速鉄道輸送参入することを決定しているほか、航空会社エールフランス‐KLM参入検討している。 イギリス 2005年6月2日CTRL国内路線運行する高速車両において、A-train臨んだ日立契約を結び、2009年部分開業した。また、HS2呼ばれるロンドン中部主要都市マンチェスターなどを結ぶ最高速度400 km/h高速鉄道建設2027年までに総事業費4兆円で計画されており、日本新幹線技術導入される可能性がある。このほか、2005年からトランスラピッドタイプの磁気浮上式鉄道導入計画浮上している。 オランダ・ ベルギー 2007年にはオランダスキポール - ロッテルダム - ブレダベルギー国境までの高速新線HSL-Zuid(HSL-Ziudを参照)とベルギーブリュッセル - アントウェルペン - オランダ国境を結ぶLGV-NordHSL 4参照)が完成し乗り入れているタリス大幅に速度向上する予定である。 ドイツ バイエルン州ではトランスラピッド建設計画されていたが、2008年3月中止決定された。 スイス アルプトランジット計画として、アルプス山脈地下南北に貫く高速鉄道計画がある。「アルプトランジット計画」を参照 スウェーデン ウメオ - ルレオ間を結ぶ北ボスニア線、ストックホルム - リンシェーピング間を結ぶ東線リンシェーピング - イェーテボリ間を結ぶイェータランド線、リンシェーピング - ヘルシンボリ間を結ぶヨーロッパ線などが計画されている。 ポーランド ワルシャワからウッチ経由しポズナンおよびヴロツワフに至る高速鉄道計画があったが、2011年白紙になったロシア 2006年5月モスクワ - サンクトペテルブルク間で建設中高速鉄道向けの車両において、ドイツ・シーメンス社とICE3ベース新型車両サプサン納入契約交わしたまた、日本新幹線技術にも関心寄せており、2007年にはモスクワ - ソチ間での新幹線技術導入向けたトップレベル交渉が行われている。「ロシア高速鉄道」を参照 カザフスタン アスタナ - アルマトイ間(約1,011 km)を最高速度250 km/hで結ぶ高速鉄道計画がある。2011年にはカザフスタン鉄道スペインタルゴの間で合弁会社設立されている。 中華人民共和国 2011年開業した北京上海を結ぶ京滬高速鉄道は、日仏独加の受注合戦熾烈極め最終的に全ての国が受注し得た技術を基に自国生産開始2008年8月から、和諧号中国鉄路高速)が一部車両設計値を大きく超える350 km/h営業し鉄輪式の営業最高速度記録持っていたが、2011年7月以降高コスト安全性への懸念のため最高速度300 km/h落としていた。2017年9月21日より京滬高速鉄道で再び最高速度350 km/h引き上げたタイ タイ高速鉄道計画としてバンコク - ナコーンラーチャシーマー間を最高速度200 km/hで結ぶ計画がある。「タイ高速鉄道計画」を参照 ベトナム ベトナム高速鉄道計画としてハノイ - ホーチミン間を結ぶ計画がある。「ベトナム高速鉄道計画」を参照 フィリピン マニラ - アンヘレス間を結ぶ構想がある。 マレーシア・ シンガポール クアラルンプール - シンガポール間を結ぶ計画がある。「クアラルンプール=シンガポール高速鉄道計画」を参照 インドネシア ジャカルタ - スラバヤ間(約685 km)を最高速度300 km/hで結ぶ高速鉄道計画があり、2008年インドネシア政府日本の国際協力機構事前調査行っていたが、最終的に予算都合見直しになり、結局日本提案のものを断り中国提案のものを採用した。「インドネシア高速鉄道計画」を参照 ミャンマー ヤンゴン - 昆明間(約1,920 km)を結ぶ高速鉄道中国主導計画されていたが、2014年白紙になったインド ムンバイ - アフマダーバード間(約490 km)、バンガロール - ハイデラバード間、アムリトサル - ニューデリー - ラクナウ間、パトナ - コルカタ間、チェンナイ - バンガロール間などで最高速度250 - 300 km/h高速鉄道計画がある。高速鉄道事業化向けて日印政府政府間協議に入ることで合意しており、このうち第1号路線として検討されているムンバイ - アフマダーバード間では日本新幹線方式採用された。「インド高速鉄道計画」を参照 パキスタン ラーワルピンディー - ラホール間(約280 km)を最高速度300 km/hで結ぶ高速鉄道計画がある。 イラン エスファハーン - ゴム間(約240 km)を最高速度250 - 270 km/hで結ぶ高速鉄道計画があり、テヘラン方面への在来線直通予定また、テヘラン - マシュハドトランスラピッドで結ぶ計画がある。 イラク バグダード - バスラ間(約650 km)を最高速度250 km/hで結ぶ高速鉄道計画がある。「バグダード=バスラ高速鉄道路線」を参照 サウジアラビア メッカ - ジッダ - マディーナ間(約440 km)の高速鉄道が既に開業している。「ハラマイン高速鉄道」を参照 トルコ トルコ高速鉄道としてイスタンブール - アンカラ間(約533 km)とアンカラ - コンヤ間が既に開業している他、アンカラ - スィヴァス間およびアンカラ - イズミル間を結ぶ高速鉄道計画がある。「トルコ高速鉄道」を参照 アメリカ カリフォルニア高速鉄道による全長1,127 km鉄道建設計画1996年州政府によって策定された。建設には90ドルの州債が発行されるため、2008年11月総選挙でその是非について問われ賛成票が多かったため、前進したロサンゼルスユニオン駅サンフランシスコのトランスベイ・ターミナル間を2時間半で結ぶ事になる。 またカリフォルニア州パームデールネバダ州ラスベガスを結ぶエクスプレスウエスト中国資本計画されていたが、2016年6月に「中国企業側は期限内に義務履行できない可能性があるため」として合弁会社設立取り止める発表したニューヨーク - ボストン - ワシントンD.C.アナハイム - ラスベガスなどに磁気浮上式高速鉄道建設計画Maglev Deployment Program)がある。 テキサス・セントラル・レイルウェイ高速鉄道建設計画があり、テキサス州ヒューストン - ダラス間を結ぶ。2025年開業予定している。 テキサス州 - フロリダ州ルートに、カナダボンバルディア社製の「ジェットトレイン」を建設する構想がある。 構想段階の超高速鉄道としてはテスラモーターズ等が主導するサンフランシスコ - ロサンゼルス間を30分でつなぐ空気浮上式のハイパーループ計画持ち上がっている。 カナダ ウィンザーからトロントモントリオール経由してケベック・シティーまでを、TGVフランスターボトレイン技術を基に製作されボンバルディア社製の「ジェットトレイン」(最高速度300 km/h)の建設計画がある。その他、エドモントン - カルガリー間を結ぶ構想もある。 メキシコ メキシコシティ - グアダラハラ間を最高速度300 km/h高速鉄道計画がある。 ブラジル ブラジル高速鉄道としてリオデジャネイロ - サンパウロ - カンピーナス高速鉄道で結ぶ計画進めており、当初2015年完成予定であったが、2010年現在予算確保等の事情から未定である。シビルエンジニアリング2010年4月号によれば2009年ブラジル政府から示され入札ドラフトでは、事業費政府30%程度出資し残り建設費落札した事業者Phased Project Planning段階的プロジェクト計画)等により調達することを前提としている。このため今後予定される入札は、インフラ全体建設だけではなく今後40年間の事業含めた事業対象となる見込み。従って、鉄道建設運用に関する技術力はさほど重視されず、建設及び運営コスト圧縮重視した企業群が有利となる模様。「ブラジル高速鉄道」を参照 アルゼンチン ブエノスアイレス - ロサリオ - コルドバ間(約710 km)を結ぶ高速鉄道計画があり、2007年行われた入札アルストム社を中心としたフランスコンソーシアム優先交渉権獲得TGV Duplexベースとした車両採用される予定だが、資金トラブルにより進展見られていないチリ サンティアゴ - バルパライソ間に高速鉄道計画存在するモロッコ タンジェ=カサブランカ高速鉄道が既に開業している他、カサブランカマラケシュアガディール方面への延伸計画がある。「タンジェ=カサブランカ高速鉄道」を参照 南アフリカ ヨハネスブルグ - ダーバン間(約700 km)の高速鉄道計画があり、韓国KTX技術供与申し出ている。 オーストラリア シドニー - キャンベラ間を結ぶ高速鉄道構想があり、将来的メルボルンまで延伸することが視野含まれている。 その他 北朝鮮ラオスイスラエルアルジェリアアイルランドノルウェーなどに高速鉄道建設計画または構想がある。

※この「建設計画など」の解説は、「高速鉄道」の解説の一部です。
「建設計画など」を含む「高速鉄道」の記事については、「高速鉄道」の概要を参照ください。

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