指宿枕崎線 使用車両

指宿枕崎線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/18 18:15 UTC 版)

使用車両

以下に示す車両はいずれも気動車である。

  • キハ40系(キハ40形・キハ47形・キハ140形・キハ147形)
    • 1984年(昭和59年)、当線で運用されるキハ47形の塗色変更車キハ47 90(当時は鹿児島鉄道管理局鹿児島車両所の所属)に対し全国で初となる冷房改造が施工され、これに続きキハ40形も施工される。冷房化はバス用クーラーエンジンユニットが2エンド側床下に装着され、当初は室内の暖房用立ち上がりダクトを活用して床下から天井へ冷風を送る方式であったが、冷房効果を高める目的でJR他社で導入が進んでいたバス用の室内天井設置型クーラーへ順次変更された。これにより所属のキハ40系全車が冷房化された。
    • キハ47 1078は、2009年3月22日より「カツオ号」としてカツオのイラストが描かれたラッピングがされていた[9]。デザインは鹿児島水産高校の生徒が発案したもので、1年間運行された。なお同車(その後の機関換装によりキハ47 9078に改番)は2018年現在、沿線自治体である鹿児島・指宿・南九州・枕崎の各市の大判PR広告を車内のドア上および車端妻面のスペースに掲出している[注釈 4]
    • 2011年3月12日に運行を開始した当線初の特急列車「指宿のたまて箱」も、キハ47・キハ140[10]の改造車を使用している。
    • 2007年頃、鹿児島中央発山川行きの定期普通列車を土休日に限り延長運転する形で、キハ40系列2両編成で鹿児島中央駅 - 西頴娃駅間に下り片道のみながら愛称付き普通列車「いせえび号」が運転されていた[11](「西頴娃駅」の項目で詳説あり)。これは愛称付き列車としては日本最南端を走っていた列車である[注釈 5]
  • キハ200系
    • 1992年に筑豊地区に続き0・1000番台(クロスシート車)4編成が新製投入され、1997年に香椎線系統から500・1500番台(ロングシート車)3編成が移籍した。いずれも当初は「赤い快速」塗装であったが、順次黄色の「なのはな」塗装に変更された。その過程ではユニット(2両)単位での混色編成も見られた。
    • クロスシート車とロングシート車はダイヤ上区別して運用されているほか、鹿児島中央駅の終端式ホームを主に使用する関係で、両者が併結される際はロングシート車が鹿児島中央寄りに連結される(2016年3月改正までは両者が逆で、指宿寄りにロングシート車が連結された)。ただし2016年3月に10+1010の編成、2018年1月には9+1009の編成のロングシート化が完了したため、クロスシート編成が当初の4編成から2編成に半減し、クロスシート限定の運用にも多くの頻度でロングシート車が充当されるようになっていたが、2018年3月改正より限定運用のダイヤがクロスシート車2編成に対応したものに見直されている。



注釈

  1. ^ 上下で本数が異なるのは、深夜時間帯の下り列車の一部が到着後に客扱いせず回送で戻っているためである。2018年3月に実施されたいわゆる減便ダイヤ改正により、上りが2本減の47本、下りは1本減の50本となった。
  2. ^ 2018年3月改正まで上りの始発となる山川4時42分発が最も早かったが、同改正で区間短縮化され消滅。始発時刻が早いのは鹿児島中央駅前で戦時期から開かれている「指宿線朝市」への行商人が多く利用していたことからとされている。しかし高齢化や出店者減少によるテナント費用の負担額増加などが要因で2018年3月28日をもって市は廃止された。
  3. ^ a b ダイヤ改正日の3月12日は前日発生した東北地方太平洋沖地震による津波警報発表で指宿枕崎線が運休となっていたので、運転開始は翌13日から[8]
  4. ^ 中吊りスペースは一般広告枠であるため、いわゆる広告ジャックとは異なる。
  5. ^ 他に臨時列車では指宿駅 - 西頴娃駅間で運転されていたトロッコ列車「アドベンチャー号」がある[12]
    1970年代に急行「錦江」の一部が枕崎発で運転されていたことがあるが、日本最南端区間は普通列車として運転[13]
    また、1985年3月14日改正時点では、快速「なのはな」の前身である快速「いぶすき」2往復中上り1本が枕崎発で運転されていた(指宿まで各駅に停車するが、枕崎から快速「いぶすき」として運転)[14]

出典

  1. ^ 日本国有鉄道電気局『鉄道電報略号』、1959年9月17日、24頁。
  2. ^ a b FACt SHEETS 2017 - JR九州
  3. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  4. ^ “SUGOCAのご利用可能エリアを平成24年12月1日(土)に拡大します” (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2012年9月19日), オリジナルの2013年7月30日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20130730214153/http://www13.jrkyushu.co.jp/newsreleaseweb.nsf/9dd28b8cb8f46cee49256a7d0030d2e6/850ea6201a3798d949257a7e00384307?OpenDocument 
  5. ^ 利用可能・発売エリア”. SUGOCA. 九州旅客鉄道. 2019年8月4日閲覧。
  6. ^ a b 〜 運行情報のご案内を充実 〜 「JR九州アプリ」で列車位置情報を表示します! (PDF) - 九州旅客鉄道、2016年12月20日
  7. ^ “鹿児島、熊本に新観光特急 JR九州計画”. 西日本新聞. (2010年10月19日). オリジナルの2010年10月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101020024455/http://nishinippon.co.jp/nnp/item/204515 
  8. ^ “観光特急「いぶたま」第1便、1日遅れで指宿到着”. 読売新聞. (2011年3月14日). オリジナルの2011年3月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110317152925/http://kyushu.yomiuri.co.jp/entame/railway/news/20110314-OYS8T00271.htm 
  9. ^ 指宿枕崎線にラッピング列車「カツオ号」登場 - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2009年3月23日
  10. ^ キハ140 2066が「指宿のたまて箱」仕様になって出場 - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2012年3月20日
  11. ^ 『JTB時刻表』2007年4月号、JTBパブリッシング、p.472
  12. ^ 池田光雅『鉄道総合年表1972-93』中央書院、1993年、p.119
  13. ^ 今尾恵介監修『日本鉄道旅行歴史地図帳』12号 九州沖縄、新潮社、2011年、p.54
  14. ^ 国鉄監修『時刻表』1985年3月号、日本交通公社、p.270
  15. ^ 『世界の鉄道』1974年版、195頁
  16. ^ 鉄道事故/鉄道重大インシデントの概要 - 運輸安全委員会
  17. ^ “「指宿のたまて箱」土砂で脱線、15人けが”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2014年6月21日). オリジナルの2014年6月22日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20140622063105/http://www.yomiuri.co.jp/national/20140621-OYT1T50050.html 2014年6月22日閲覧。 
  18. ^ 指宿枕崎線 喜入駅〜指宿駅間の運転再開及び特急「指宿のたまて箱」号の運休について (PDF) - 九州旅客鉄道、2014年6月27日(2014年6月29日閲覧)
  19. ^ 7月12日より、特急「指宿のたまて箱」の運転を再開します。 (PDF) - 九州旅客鉄道、2014年7月4日(2014年7月12日閲覧)
  20. ^ “指宿枕崎線「存廃検討対象」 JR九州社長”. 南日本新聞. (2014年7月19日). オリジナルの2014年7月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140728120341/http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=58350 2014年7月19日閲覧。 
  21. ^ a b “指宿枕崎線 谷山駅・慈眼寺駅が平成28年3月26日に高架開業します” (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2015年12月24日), http://www.jrkyushu.co.jp/top_info/pdf/691/taniyamajigennjiekikoukakaigyou1.pdf 2015年12月25日閲覧。 
  22. ^ 6月下旬からの大雨による被害状況等について(第3報)”. 国土交通省 (2019年7月4日). 2019年8月4日閲覧。
  23. ^ 6月下旬からの大雨による被害状況等について(第4報)”. 国土交通省 (2019年7月5日). 2019年8月4日閲覧。
  24. ^ “指宿枕崎線の一部駅への「スマートサポートステーション」導入日が決定しました。” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2020年4月27日), オリジナルの2020年4月27日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20200427064026/https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/04/27/200427kagosimasss.pdf 2020年4月27日閲覧。 
  25. ^ “指宿枕崎線の一部駅が「スマートサポートステーション」に変わります” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2019年9月30日), オリジナルの2020年4月27日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20200427064513/https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2019/09/30/20190930kagoshimasss.pdf 2020年4月27日閲覧。 
  26. ^ 交通・営業データ”. 九州旅客鉄道. 2017年8月8日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2019年8月4日閲覧。
  27. ^ 交通・営業データ”. 九州旅客鉄道. 2019年7月12日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2019年8月4日閲覧。
  28. ^ 線区別ご利用状況”. 九州旅客鉄道. 2019年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年8月4日閲覧。


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