デジタルビデオ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/12 01:50 UTC 版)
インタフェース/ケーブル
無圧縮のデジタルビデオ信号(約400メガビット毎秒)を送るよう設計されたインタフェースを以下に示す:
DV規格やMPEG-2、H.264(MPEG-4 AVC)で圧縮されたデジタルビデオ信号(約5~100メガビット毎秒)の送受信に用いられるインタフェース:
- IEEE 1394 (i.LINK、DV端子)
- ユニバーサル・シリアル・バス (USB)
記録形式
エンコーディング
2014年現在使われている形式を以下に挙げる。いずれもPCM方式に基づいている。
- ITU-R BT.601 - 放送局で使用。
- MPEG-4 - オンラインでの配信やフラッシュメモリへの記録。
- MPEG-2 - DVDやSuper-VCD、Blu-ray Disc(初期の市販ビデオソフト・安価なビデオソフト・家庭でのデジタル放送録画用)、日本の地上デジタル放送・BSデジタル放送で使用。
- MPEG-1 - ビデオCDで使用。
- H.261
- H.263
- H.264 - MPEG-4 Part 10 または AVC とも呼ばれる。Blu-ray Disc(高画質ソフト・家庭でのデジタル放送長時間録画用)、スカパー!プレミアムサービスで使用。
- AVCHD - H.264を利用した家庭向けカムコーダ用ハイビジョン録画規格で、2015年現在広く普及している。
- H.265 - HEVC
- Theora - 開発中。インターネットでのビデオ配信向け。
磁気テープ
- BETACAM-SX、Digital BETACAM - ソニーの業務用ビデオシステムであり、ベータマックスの技術に基づいた業務用アナログ記録方式BETACAMを元にデジタル化している。
- HDCAM - Digital BETACAMをベースにハイビジョンに拡張した業務用ビデオ規格。
- D1、D2、D3、D5、Digital-S - SMPTE の放送用デジタルビデオ標準。
- DV、MiniDV - 1995年から2005年頃まで、ビデオテープによる家庭用カムコーダで多く採用されていた。
- DVCAM、DVCPRO - 放送局で使われている。DVと互換性があり信頼性がDVよりも高められている。DVCPROはDVCPRO HDとしてハイビジョンへの拡張も行われた。
- Digital8 - 8ミリビデオ互換カセットテープにDV形式で記録する。
- MICROMV - 非常に小型のカセットテープでMPEG-2形式で記録する。
- D-VHS - S-VHSと同じ構造のカセットテープにMPEG-2形式で記録する。
ディスク
- ビデオCD (VCD)
- DVD
- HD DVD
- Blu-ray Disc
- XDCAM - 業務用ハイビジョンデジタルビデオ録画規格。
脚注
注釈
- ^ 初期の製品ではDVDへのダビングをハイビジョンのままで行うことは不可能であった。
- 1 デジタルビデオとは
- 2 デジタルビデオの概要
- 3 歴史
- 4 技術概要
- 5 インタフェース/ケーブル
- 6 関連項目
- デジタルビデオのページへのリンク