馮とは? わかりやすく解説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/17 14:16 UTC 版)

中国語
中国語 フォン
繁体字
簡体字
発音記号
標準中国語
漢語拼音 Féng
国語ローマ字 Feng
注音符号 ㄈㄥˊ
呉語
上海語ローマ字 Von1
粤語
粤拼 Fung4
閩南語
閩南語白話字 Pâng
朝鮮語
ハングル
漢字
ベトナム語
ベトナム語 フン
クオック・グー Phùng
チュノム

(ふう、ひょう)は、漢姓の一つ。

中国

中華圏の姓の一つ。『百家姓』では9番目に置かれている。

一般的な姓で、2020年の中華人民共和国第7回全国人口調査中国語版国勢調査)に基づく姓氏統計によると中国で29番目に多い姓であり、873.21万人がいる[1][2]。一方、台湾の2018年の統計では第74位で、38,373人がいる[3]

読み

「馮」の字は、通常はpíngと読む[4]が、姓の場合はféngと読むことになっている[5]。前者の場合は後に多く「」と書かれ、現代中国では「」の字を書く。日本語では前者が「ひょう」、後者が「ふう」に相当するので、理屈の上では「ふう」と読むべきであるが、実際には「ひょう」と読まれることも多い。

なお、さんずいの「溤」は別字であるが、しばしば「馮」の代わりに使われることがある[6]

国姓

馮氏は5世紀初めの北燕の国姓であった。北燕の馮氏は馮跋馮弘の2代で滅亡したが、その子孫が北魏に入り、3人の皇后を輩出した。

著名な人物

朝鮮

(プン)は、朝鮮人の姓の一つである。

著名な人物

氏族

本貫は臨朐馮氏が大宗である。

氏族(地域) 創始者 人数(2015年)[7] 備考
臨朐馮氏 馮三仕 6 림구풍씨
山東馮氏 108
仙東馮氏 5
臨朐馮氏 馮三仕 478 임구풍씨
臨洵馮氏 12
臨胞馮氏 16

人口と割合

1930年度国勢調査の時全国に38世帯あり、そのうち23世帯が京畿道地域に集中していた。

年度 人口 世帯数 順位 割合
1960年 173人 258姓179位
1975年 249人 249姓中183位
2000年 586人
2015年 651人[7]

ベトナム

(フン)は、ベトナムの姓である。

著名な人物

脚注

  1. ^ 中国信息报 2022年11月11日 2版 - “百家姓”规模及其占全国总人数比重” (中国語). 中国信息报 (2022年11月11日). 2023年2月11日閲覧。
  2. ^ “百家姓”人口占全国人口比重达84.55%” (中国語). 中国信息报 (2022年11月11日). 2023年2月11日閲覧。
  3. ^ 全國姓名統計分析”. 中華民国内政部. p. 280 (2018年10月). 2023年1月19日閲覧。
  4. ^ 広韻』下平十六蒸、凭小韻(扶冰切)「周礼馮相氏(後略)」
  5. ^ 『広韻』上平一東「馮翊、郡名。又姓。畢公高之後、食采於馮城、因而命氏。出杜陵及長楽。房戎切。」
  6. ^ 干禄字書』平声
  7. ^ a b KOSIS”. kosis.kr. 2022年11月27日閲覧。

出典

関連項目

外部リンク


馮(ヒョウ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 01:24 UTC 版)

十三番目のアリス」の記事における「馮(ヒョウ)」の解説

「組織」第四研究室室長。まだ作中では名字しか出てこない。黒目が違う方向向いているなど、ちょっと不気味な老人第九研究室襲撃の際、イリスその手中におさめた。「合成獣」(キメラ)の研究行っている。

※この「馮(ヒョウ)」の解説は、「十三番目のアリス」の解説の一部です。
「馮(ヒョウ)」を含む「十三番目のアリス」の記事については、「十三番目のアリス」の概要を参照ください。

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発音(?)


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