温_(姓)とは? わかりやすく解説

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温 (姓)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/17 14:36 UTC 版)

(おん)は、漢姓の一つ。

中国の姓

各種表記
繁体字
簡体字
拼音 Wēn
注音符号 ㄨㄣ
ラテン字 Wen
広東語発音: Wan1
上海語発音: Uen1
台湾語白話字 Un
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(おん)は、中国の姓の一つ。2020年の中華人民共和国の統計では人数順の上位100姓に入っていないが[1]台湾の2018年の統計で異体字の「」は65番目に多い姓で、42,016人がいる。一方、正体字の「」は104番目に多い姓で、14,097人がいる[2]

著名な人物

朝鮮の姓

オン
各種表記
ハングル
漢字
発音: オン
日本語読み: おん
英語表記: On, Ohn, Ohnn
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(おん、オン、: )は、朝鮮人の姓の一つである。

著名な人物

歴史

『朝鮮氏族通譜』によると、温氏の本貫は、金溝・西原・温陽・全州・伊城・羅州・平皐・巨野・慶州などの本貫がある。

温氏は高句麗平原王の時に平岡公主と婚姻し、平原王の娘婿となった温達からの血統が始まる。高句麗宝蔵王時代に温沙門将軍は唐の薛仁貴が率いる侵攻軍を横山で退けた。その後、新羅真徳王の時に温君解、高麗忠穆王の時に淮陽府使を務めた温粋、高麗の恭愍王の時に礼曹判書を務めた温善と右部侍廊を務めた温信兄弟がいる。始祖温粋の次男の温信が右部侍廊として高麗の恭愍王15年に辛旽の専横を弾劾し、巨野に流罪となった。そして子孫が温信を1世とし、流罪となる鳳城を本貫とした。

温信の7世孫温孝鎮が咸鏡道北青郡に住み、戸籍の誤記により清州(北青の誤記)に分貫され、温善と温信の14世孫温希英が慶州に住み、慶州に分貫された。

全羅北道金堤市金溝面を本貫とする金溝温氏は、朝鮮時代の温夢祥・温以牧が武科に及第し、温必晋・温大一が生員試に合格し、温彪・温珽吉が進士試に合格した。

咸鏡南道北青郡を本貫とする清州温氏は、温儀得、温昌奉が1784年(正祖8年)、武科に及第したが、居住地は咸鏡道洪原と北青であった。

この他に、通政大夫温儀立の子息温悌業が1726年(英祖2年)、武科に及第したが、本貫は金器となり、居住地は平安道安州となっている。

その他に丹陽温氏、温陽温氏などがあるが、いずれも同じ血統で、温達を都祖とし、温氏中央宗親会を構成した。

氏族

氏族(地域) 人数(2015年)[3] 備考
慶州温氏 433
近渓温氏 17
錦江温氏 1,838
金溝温氏 1,581 금구온씨
金岐温氏 28
金満温氏 102 금만온씨
金清温氏 29 금청온씨
金溝温氏 307 김구온씨
金満温氏 14 김만온씨
金堤温氏 24
金清温氏 5 김청온씨
金浦温氏 11
金海温氏 59
羅州温氏 14
丹陽温氏 40
鳳山温氏 13
鳳城温氏 438
北青温氏 9
松野温氏 7
安義温氏 47
温陽温氏 37
長安温氏 6
清州温氏 291

人口と割合

年度 人口 世帯数 順位 割合
1960年 2,480人 258姓中122位
1985年 4,396人 1045世帯 274姓中124位
2000年 5,081人 1548世帯 286姓中129位
2015年 5,418人[3]

脚注

  1. ^ 《二〇二〇年全国姓名报告》发布_部门政务_中国政府网”. www.gov.cn (2021年2月8日). 2023年1月19日閲覧。
  2. ^ 全國姓名統計分析”. 中華民国内政部. p. 280 (2018年10月). 2023年1月19日閲覧。
  3. ^ a b KOSIS”. kosis.kr. 2022年11月24日閲覧。

出典

関連項目


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