がい‐じ〔グワイ‐〕【外字】
外字
別名:ユーザー定義文字
【英】external fonts
外字とは、コンピュータの文字システムにあらかじめ登録されていない文字のことである。文字コードが割り当てられておらず、ユーザーまたはメーカーが独自に作成して追加登録する。
外字には、漢字の異字体や特殊記号などが含まれる。JISコードに含まれず、コンピュータが文字の形状などの情報を標準で備えていない場合には、その文字が外字として扱われる。外字を扱う際には、外字エディタなどを用いて字形を作成し、コンピュータに個別に登録する必要がある。どんな字形であっても登録・使用できるが、その外字を登録したシステムでした正しく扱うことができないという欠点がある。
「外字エディタ」はWindowsに標準搭載されているソフトウェアで、自由に文字を作成、登録することができるようになっている。外字エディタは[プログラム]の一覧から[アクセサリ]を開くことによって起動することができる。
外字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 06:50 UTC 版)
外字(がいじ)とは、特定の文字集合(文字コードなど)に含まれない文字のことをいう。日本で一般には、JIS規格の文字コード(通常はJIS X 0208、稀にJIS X 0213やJIS X 0221)に含まれない文字のことをさし、「表外字」、「拡張漢字(ベンダ選定拡張漢字)」とも呼ばれる。常用漢字に含まれない文字のことを外字ということもある。
- ^ LEGALブログ(リーガル社員のここだけの話): 「登記統一文字」とはなにか
- ^ 登記統一文字01009670を含む神社 | yasuokaの日記 | スラド
- ^ 拡張文字セット イワタ U-PRESS Ver.2.1 イワタ
- ^ 一般案内用図記号フォント 窓の杜 2005年12月19日
- ^ ダイナコムウェア、183種のピクトグラムを追加した外字対応フォントパッケージ「人名記号外字3」 MdN Corporation 2018年10月4日
- ^ Foreign System Fonts kotobank
- ^ 98外字 kotobank
- ^ 第4回:弁護士の使う文字をペン越しに……の巻 大日本タイポ組合
- ^ 『CJKV日中韓越情報処理』 P.584 ケン ランディ著 小松章/逆井克己訳 2002年12月
- ^ Win 外字辞書セット 医学バージョン
- ^ a b エヌフォー外字DX オプションパック
外字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 08:12 UTC 版)
日本語の書籍制作に当たっては、人名などでJIS第2水準外の異体字や、また丸付き数字や記号類など、通常の文字コードにない文字が必要になることが多い。
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外字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 12:38 UTC 版)
詳細は「外字」を参照 外字とは表外字(規格表の外の文字)の略であり、ユーザがデザインして用いるユーザ定義文字や、メーカーなどが定義した環境依存文字(いわゆる機種依存文字)もしくはベンダ拡張漢字のことを指す。 外字というユーザが独自に文字を登録できる領域がある文字コードは複数存在する。Unicodeにおいては6,400+131,072文字の「PUA(Private Use Area=私用領域)」があり、Windows-31J(Microsoft Windows Codepage 932)にも1,880文字の外字領域がある。ユーザが独自にフォントを登録した文字(ユーザ定義文字)は、文書の交換時に配慮しない限りは他の環境で読むことができないため、互換性の上で重大な問題を引き起こす場合がある。ベンダ拡張文字の場合は、ユーザが表外字でないことを認識せずに利用してしまうことがあるため、より重大な問題を引き起こす(例として挙げれば、Windows環境(CP932)のローマ数字がMac環境では化けて表示されるなど)。 JIS規格においては、JIS X 0208で定義された文字集合に対してEUC-JPまたはShift_JISによる符号化を行う際、1〜94区に対応しない領域(EUC-JPやShift_JISでは94区に94点をかけた8,836を超える文字が定義可能であるため)や、1〜94区の範囲内であっても文字が定義されていない箇所(JIS X 0208には、そのような空き領域が複数存在している)に外字を入れる実装が存在した。1997年改正(JIS X 0208:1997)ではShift_JIS符号化およびEUC-JP符号化も規格で規定することにより、空き領域を外字として使用することが原則禁止された。またJIS X 0213:2000では、主要なベンダ外字の文字を規格に入れて94区までの空き領域をなくしたことで、94区までの区間内の外字を扱える箇所をなくし、2面を使用した実装水準4を選択する場合にはShift_JIS-2004符号化の場合、94区外の領域も埋まるため、外字を入れることが可能な領域がなくなった。
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