kSR110とは? わかりやすく解説

KSR110

KSR110

KSR110  KSR110
2008年モデル KSR110 主要諸元
SPECIFICATION
車名通称名 KSR110
モデルコード KL110A
型式 BC-KL110A
全長全幅全高 1,670mm×705mm×995mm
軸間距離 1,165mm
最低地上高 225mm
シート高 750mm
キャスタートレール 26°00" / 73mm
エンジン種類/弁方式 空冷4ストローク単気筒 / SOHC2バルブ
総排気量 111cm3
内径行程圧縮比 53.0mm X 50.6mm / 9.5:1
最高出力 6.2kW(8.4PS)/8,500rpm
最大トルク 8.1N・m(0.83kgf・m)/6,500rpm
始動方式 キック
点火方式 CDI
潤滑方式 ウエットサンプ
エンジンオイル容量 1.1L
燃料供給方式 キャブレター KEIHIN PB18
トランスミッション形式 常噛4段リターン
クラッチ形式 自動遠心式湿式多板
ギヤ・レシオ 1速 3.000(36/12) 
2速 1.937(31/16) 
3速 1.350(27/20) 
4速 1.086(25/23) 
一次減速比二次減速比 3.409(75/22) / 2.067(31/15)
フレーム形式 パイプバックボーン
懸架方式 テレスコピック倒立インナーチューブ径30mm) 
スイングアームオイルショック) 
ホイールトラベル 130mm 
125mm 
タイヤサイズ 100/90-12 48J(チューブレス) 
100/90-12 48J(チューブレス) 
ホイールサイズ 12X2.50 
12X2.50 
ブレーキ形式 シングルディスク 200mm(外径) 
シングルディスク 184mm(外径) 
ステアリングアングル (左/右) 42°/ 42°
車輌重量乾燥 84kg
燃料タンク容量 7.3L
乗車定員 1名
定地燃費 55.0km/L(60km/h・国土交通省届出値)
最小回転半径 1.9m

カワサキ・KSR

(kSR110 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/01 00:49 UTC 版)

KSR(ケイエスアール)とは、川崎重工業が製造販売するオートバイである。かつてはシリーズとして数車種が生産されていたが、2015年現在日本国内での生産は行われていない。

なお本項では元の車両であったKSケーエス)についても記述する。

モデル一覧

KS-I / II

KS-II(左側面)

KS-IKS-IIは共に1987年発売された。エンジンARシリーズからの流用で、KS-Iは50cc・KS-IIは80ccを搭載しており、前後に10インチのタイヤを装備したミニサイズの車両で、デュアルパーパスの外見ながらオンロード寄りの走行を重点に置いた、スーパーバイカーズ(当時はモタードという言葉がなかった)仕様のモデルであった。車重、大きさともに原付50ccクラスの車体で、KS-IIは最高速90km程度で俊足イメージが高かった。

しかし当時はライバル車種であるヤマハ・TDRのほうが人気が高かったことから、後にKSRへのモデルチェンジを受けることになった。販売期間も約3年と短命であったためか、現在ではほとんど見ることもなく情報も少ない。

KSR-I

KSR-I1990年に発売された。KSのフルモデルチェンジであり、ヤマハ・TDRに対抗するためか特に足回りを強化しており、前後輪に12インチタイヤとディスクブレーキを装備し、フロントフォークにはこのクラスでは珍しく倒立サスペンションを用いていた。またエンジンも空冷だったものを水冷化させている。

総合的な性能の良さから評価は高く、10年ほど発売され続けたロングセラー車両となったが、環境規制のため2ストロークエンジンの仕様が困難になったために発売は終了した。

なお、今のところこの車両がカワサキにおける国内販売最後の50ccオートバイ(道路交通法における原動機付自転車に該当する車両)となっている。

KSR-II

KSR-II1990年に発売された。車体は基本的にKSR-Iと共通でエンジンの排気量は79cc、一人乗り専用車となっている。

当初は排気量クラスの関係で人気は芳しくなかったが、KSR-Iが先に販売終了となった後も発売され続け、次第にミニモタードの先駆的存在であることや高性能のエンジンが再評価を受け、オートバイとしては珍しく遅れてきた人気車種となったが、排出ガス規制で2ストロークエンジンの使用が困難となったため、2001年に発売終了となった。これにより川崎重工業は、国内4メーカーで初めて(競技車両を除く)日本国内向け市販車の2ストロークエンジンを全廃した。

アップライトなポジションでバンク角が深くホイールベースの短い軽量な車体に瞬発力の高い2ストロークエンジンを搭載しているため、ジムカーナ競技では軽量なライダーが巧みに操ればジムカーナ最強とされるNSR250Rや1000cc級100PS超のハイパワー車を向こうに回して上位に食い込むことができる戦闘力を持っている。

KSR110

KSR110(日本仕様ファイナルカラー)
KSR PRO

KSR1102003年に発売された。KSR-IIの販売終了を受けて発売された車両で、タイの現地法人で生産された車両を日本に輸入し正規販売を行っていた。

車体はフルモデルチェンジせずにほぼ流用しているが、エンジンは競技用車両のKLX110で用いている空冷4ストロークエンジンを流用して搭載している。そのため変速機もKLX110同様の遠心クラッチ式となっており、クラッチレバーを不要にしているのでAT限定免許でも運転が可能になっている。なお遠心クラッチや4ストロークエンジンを装備したことにより走行性能はKSR-IIより低下しているが、遠心クラッチを手動式に変更するキットが流通している。

2008年9月からの日本における自動車排出ガス規制の強化により日本仕様は生産終了が公表され、2009年3月に発売されたファイナルカラー仕様をもって日本での正規販売は終了となった。

だが生産国のタイでは生産が継続。フルモデルチェンジも行なわれ、並行輸入により日本にも数多く流通した。また2014年モデルでは再びハンドクラッチのマニュアルトランスミッションを搭載した KSR PRO も発表された。なお2015年に後継車にあたるZ125が発表されたが、2016年現在も販売は継続されている。

関連項目

外部リンク


KSR110

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 15:29 UTC 版)

カワサキ・KSR」の記事における「KSR110」の解説

KSR110は2003年発売された。KSR-II販売終了受けて発売され車両で、タイ現地法人生産され車両日本輸入し正規販売行っていた。 車体フルモデルチェンジせずにほぼ流用しているが、エンジン競技用車両KLX110用いている空冷4ストロークエンジン流用して搭載している。そのため変速機KLX110同様の遠心クラッチとなっており、クラッチレバー不要にしているのでAT限定免許でも運転が可能になっている。なお遠心クラッチ4ストロークエンジン装備したことにより走行性能KSR-IIより低下しているが、遠心クラッチ手動式変更するキット流通している。 2008年9月からの日本における自動車排出ガス規制強化により日本仕様生産終了公表され2009年3月発売されたファイナルカラー仕様をもって日本での正規販売終了となった。 だが生産国タイでは生産継続フルモデルチェンジ行なわれ並行輸入により日本にも数多く流通した。また2014年モデルでは再びハンドクラッチのマニュアルトランスミッション搭載した KSR PRO発表された。なお2015年後継車にあたるZ125が発表されたが、2016年現在販売継続されている。

※この「KSR110」の解説は、「カワサキ・KSR」の解説の一部です。
「KSR110」を含む「カワサキ・KSR」の記事については、「カワサキ・KSR」の概要を参照ください。

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