X68000シリーズとの関係とは? わかりやすく解説

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X68000シリーズとの関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:32 UTC 版)

FM TOWNS」の記事における「X68000シリーズとの関係」の解説

FM TOWNS登場当初先行していたシャープパソコンX68000陣営少なからず脅威感じていたが、実機登場した段階では、まだ周辺環境未整備であったことから、それは杞憂終わった。 さらにFM TOWNS周辺環境整備されて行くにつれ、その方向性相違が明らかとなっていったため、直接ライバルというよりもそれぞれ独自の道を歩んでいくことになる。 同じホビーパソコンありながらも、最終的にFM TOWNS一般的なユーザ獲得しX68000先鋭的ユーザ獲得する至ったFM TOWNSにおいてはコンピュータ専業メーカーである富士通威信をかけた部分もあり、数多く派生機種発表され広告戦略比較大規模なものであった加えて商品寿命PC/AT互換機台頭スピードから考えるとかなり長寿であったと見なせる。また、光ディスクメインメディアとして用い高精細多色表示AVと高い融合性を持つという、2010年代もなおPC基本形となっているスタイル先駆したという歴史的役割大きい。ちなみに、ほとんど活用されずに終わったが(存在すら知らないユーザすら多かったICメモリーカードスロットも初代機より搭載されている。 対してX68000家電メーカーテレビ事業部門単独展開していたこともあり、基礎体力違いから思うよう派生機種の展開ができず、広告戦略もごく小規模なものに留まり最終的にシャープ本体から疎外され終焉迎えたそんな中X68000FM TOWNS先行して様々なホビー利用形態提案し実質上はその質においてFM TOWNSよりも先行しており、非常に健闘し結果的にFM TOWNS新用途開拓し牽引した側面もあった。 また、当時ようやく一般事務所制御用途に「使えるようになったことから、パソコン用途ホビーから実務へと大きくシフトし始めた時代において、旧来の慣習的なホビー市場縮小方向向かっていた。 シャープ側では、当初計画されていた32ビットパソコンにおいても開発から発売までに、その資金面仕様においてかなり迷走したと伝えられている。 結果登場したのは「より高速X68000」であるX68030留まり、それはX68000シリーズその後運命決定づけた。 一方FM TOWNS一般ユーザ主なターゲット捉えたことから、自ずとより安価でかつ高性能家庭用ゲーム機や、PC/AT互換機にその座を譲ることになる。この流れWindows普及始まりによって確定的となり、マーティー投入しても抗らうことはできなかった。 富士通シャープ、メーカーレベルで見れば対等に見えたこの2機種の関係も、実質上の事業規模で見るならば、まさに巨人小人の関係であった当時パソコンにおいて雑誌メディア主体だった頃、よくこの二機種比較取り上げられることが多かったが、その多くは単にパソコン単体スペックのみを争う内容であり、2000年代時点でのパソコンが(Macintosh除けば1つアーキテクチャ統一され時代から見れば特異なものであったしかしながらその背景にあったライバル意識は、結果的に優れたフリーウェア充実という形で結実した側面もあり、これもまたその時ならではの特異なものであった

※この「X68000シリーズとの関係」の解説は、「FM TOWNS」の解説の一部です。
「X68000シリーズとの関係」を含む「FM TOWNS」の記事については、「FM TOWNS」の概要を参照ください。

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