WM1シリーズ
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「ウォークマンの製品一覧」の記事における「WM1シリーズ」の解説
フラッグシップモデル。2016年秋より展開されるソニーのオーディオ機器におけるフラッグシップシリーズ「Signature Series」にも属する。これもFMチューナーは搭載されておらず、ヘッドホンも付属されていない。WM1シリーズでは全てmacOSとの接続にも対応している。 第1世代 NW-WM1Z (フラッシュメモリタイプ/256GB/microSDカード別売) NW-WM1A (フラッシュメモリタイプ/128GB/microSDカード別売) 2016年9月8日発表、10月29日発売。 両機種ともにフルデジタルアンプであるS-Master HXを大幅進化させた新規開発の「CXD3778GF」を搭載し、PCMは最大384kHz/32bit・DSDは最大11.2MHzのネイティブ再生が可能となった。またステレオミニ端子とは別に、JEITA統一規格であるφ4.4mmのバランス端子も搭載。またWM-PORT経由による音声出力がPCMに加えDSDネイティブ出力もできるようになり、操作画面も一新された。 高音域補完技術のDSEE HXも進化し、最大192kHz/32bitまで拡張できるようになり、楽曲別に5モードから選択できるようになった。またDCフェーズリニアライザー搭載により、伝統的なアナログ方式のパワーアンプの位相特性を6モードから選択でき再現可能となった。 WM1Zは筐体に無酸素銅に金メッキを施したものを採用し、アンプからヘッドホンジャックへの線材はKIMBER KABLE社との協力によって開発された4芯Braid(編み)構造ケーブルを採用。WM1Aは筐体に総削り出しアルミシャーシを採用し、アンプからヘッドホンジャックへの線材は無酸素銅ケーブルを採用している。 2017年11月のアップデートでBluetoothの音声コーデックにaptXとaptX HDが、音声フォーマットにAPEとMQAが追加された。 2018年10月4日のアップデートで「USB DAC機能」と「Bluetoothレシーバー機能」、「バイナルプロセッサー」機能が追加された。 第2世代 NW-WM1ZM2 (フラッシュメモリタイプ/256GB/microSDカード別売) NW-WM1AM2 (フラッシュメモリタイプ/128GB/microSDカード別売) 2022年2月9日発表、3月25日発売。 WM1Z・WM1Aの後継モデルであり、WM1シリーズ初のAndroid搭載モデル。主な変更点として、画面のサイズ拡大&高解像度化(4.0インチ→5.0インチ、854x480→1280x720)、データ転送端子がWM-PORTからUSB Type-C(USB 3.2 Gen1)端子へと変更された。 高音域補完技術は新たに「DSEE Ultimate」を搭載。アップデートで先行搭載されたA100シリーズやZX500シリーズとは違い、W.ミュージックを含む全てのアプリに対応し、有線接続・無線接続でも作動できるようになった。また、PCM音源を元のデータの情報量を損なわず11.2MHz相当のDSD信号に変換する「DSDリマスタリングエンジン」を搭載。オーディオブロックの電源のバイパスコンデンサー全てにFTCAP3(新開発高分子コンデンサー)を採用、ノイズ発生を防ぐために、音質を決定付けるアナログブロックとCPUや内蔵メモリなどを搭載するデジタルブロックの間を物理的に遮断し、音質に影響が及ばないような設計とした。 WM1ZM2は、WM1Zと比較して不純物を約1/4に減少させた純度約99.99%の総削り出し無酸素銅シャーシを採用し、アンプからヘッドホンジャックへの線材はKIMBER KABLE社との協力によって開発された4芯Braid(編み)構造ケーブルを採用。WM1AM2は筐体に総削り出しアルミシャーシとリアカバー素材にも一体型のアルミを採用することで低インピーダンス化と高剛性を両立し、アンプからヘッドホンジャックへの線材は無酸素銅ケーブルを採用している。
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