True (L'Arc〜en〜Cielのアルバム)とは? わかりやすく解説

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True (L'Arc〜en〜Cielのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/12 08:46 UTC 版)

L'Arc〜en〜Ciel > ディスコグラフィ > True (L'Arc〜en〜Cielのアルバム)
True
L'Arc〜en〜Cielスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
ロック
時間
レーベル Ki/oon Sony Records
プロデュース L'Arc〜en〜Ciel
富樫春生、岡野ハジメ
秦野猛行、小西貴雄
西平彰
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 初登場2位(オリコン)
  • 1997年度年間18位(オリコン)
  • 1998年度年間87位(オリコン)
  • 登場回数110回(オリコン)
ゴールドディスク
L'Arc〜en〜Ciel 年表
heavenly
1995年
True
1996年
HEART
1998年
『True』収録のシングル
  1. 風にきえないで
    リリース: 1996年7月8日
  2. flower
    リリース: 1996年10月17日
  3. Lies and Truth
    リリース: 1996年11月21日
  4. the Fourth Avenue Café
    リリース: 2006年8月30日
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True』(トゥルー) は、L'Arc〜en〜Cielの4作目のアルバム1996年12月12日発売。発売元はKi/oon Sony Records

解説

前作『heavenly』以来約1年3ヶ月ぶりとなる4作目のオリジナルアルバム。

翌年の11月4日をもってsakuraがL'Arc〜en〜Cielを脱退したことから、本作はsakura在籍の最後のアルバムとなった。

オリコン週間チャートの初登場順位は2位であったが、発売6週目で1位を獲得、その後もチャートインし続け、最終的にシングル、アルバム通じて初のミリオンセラーを達成した。また、登場回数は110週となり、発売年、発売翌年の年間アルバムチャートでTOP100位内 (1997年度では約103万枚、1998年度では約25万枚) を記録し、ラルク史上最長のロングヒットとなった。

当時までとは異なったポップ色の強いアルバムの方向性への批判に対し、当時tetsuyaは「僕たちのことを何も知らなかったんだ。僕と価値観が合わない」と発言している。また、後年にhydeは本作について、「L'Arc〜en〜Cielの前期の集大成[1]」と振り返っている。さらに、後にバンドに加入するyukihiroは、当時本作を聴き「こういう曲もやるバンドなんだ!って、凄く新鮮だった[1]」と述べている。

前作までほとんど自身達で行っていた編曲は、多数のアレンジャーとの共同作業となり、2005年頃まで専属となっていた岡野ハジメとは、このアルバムが出会いとなった。

初回限定仕様はスーパーピクチャーレーベル。

収録曲

  1. Fare Well
    • 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Haruo Togashi
    1曲目を飾る、旅立ちを描いたバラードアウトロが次曲のイントロと被るようになっている。ライブツアー「20th L'Anniversary TOUR」ではストリングスアレンジを施したアカペラバージョンで披露された[2]
  2. Caress of Venus
    • 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
    ライブでは定番となっている曲。アルバム発売から約10年後の2006年10月13日に放送されたテレビ朝日系番組『ミュージックステーション』でTV初披露された。ベストアルバム『The Best of L'Arc〜en〜Ciel 1994-1998』には、ミックス違い (イントロに「Fare Well」のアウトロが被っていないバージョン) で収録されている。
  3. Round and Round
    • 作詞・作曲:hyde / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Takeyuki Hatano
    hydeがタイトルから決めたといわれる曲。神に遊ばれている人類の姿を唄っている。実際の歌とブックレットで歌詞の一部が異なる (ブックレットには「大人」と書かれている部分が、hydeは「子供」と歌っている) が、これは誤植ではない。hydeの意図により、ルビが振られなかったため、誤解を招いた。
    後に、パートチェンジバンドP'UNK〜EN〜CIELでリアレンジされ、25thシングル「Killing Me」のカップリングに収録している。また、日本テレビ系番組『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』の企画で青木さやかキーボードコーラスパート担当のP'UNK青木として参加した「〜feat.P'UNK青木」バージョンも同シングルに収録されている。
  4. flower
    • 作詞・作曲:hyde / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Takao Konishi
    5thシングル。ベストアルバム『Clicked Singles Best 13』の収録曲を決める投票で1位に輝いた曲。また、2006年に行われたライブ「15th L'Anniversary Live」の演奏曲目リクエスト投票で「the Fourth Avenue Café」に次いで2位を記録した。
  5. "good-morning Hide"
    • 作詞:sakura / 作曲:hyde / 英語訳詞:Atsuko Numazaki & Chieko Nakayama / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
    sakuraが作詞した唯一の曲であり、ラルク初の全英語詞でもある。
    普段のsakuraの言動に興味を示していたhydeが作詞を薦めたという。タイトルのHideはhydeの旧名に由来する。ブックレットには日本語訳も書いてある。
  6. the Fourth Avenue Café
    • 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Takeyuki Hatano
    フジテレビ系アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』のエンディングテーマとしてオンエアされ、シングル化も決まっていた (PVも制作されていた) が、sakuraの逮捕 (sakura逮捕時の流れや概要を参照) によって、白紙化されてしまった不遇の曲。よって、アルバム曲の中では「あなた」と並び知名度は高く、東京スカパラダイスオーケストラが参加したことでも知られている。
    2006年には1st-14thシングルの再発に合わせて29thシングルとして発売され、ようやく日の目を見たこともあり、同年に行われたライブ「15th L'Anniversary Live」の演奏曲目リクエスト投票で1位に輝いた。
  7. Lies and Truth ("True" mix)
    6thシングル。シングル版と違い、イントロへベース音・ドラム音やエンディングのメロディが追加され、完奏して終了する。そのため、シングルよりも演奏時間が長い。基本的にライブ等で演奏する場合はこのバージョンが基になっている。
  8. 風にきえないで ("True" mix)
    4thシングル。この曲で初めてのオリコンTOP5入りを果たした。仮タイトルは「バレンタインの憂鬱」。
    シングル版との違いは、イントロが削除されたことやミックス変更、一部ギターのリテイク、使用ベースの変更など。そのため、こちらはシングルより僅かに短くなっている。1998年以降長きにわたって演奏されていない。
  9. I Wish
    • 作詞:hyde / 作曲:tetsu / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Takao Konishi
    仮タイトルは「クリスマス」。歌詞中にクリスマスという単語は入っていないが、「真っ白な天使が舞い降りて」などの歌詞がある。子供達がコーラスに参加している。TBS系番組『COUNT DOWN TV』の「クリスマスに聴きたい曲」アンケートでランクインしたこともある。
    後に、パートチェンジバンドP'UNK〜EN〜CIELでリアレンジされ、33rdシングル「Hurry Xmas」のカップリングに収録している。このバージョンにはPVも製作されている。
  10. Dearest Love
    • 作詞:hyde / 作曲:tetsu / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Haruo Togashi
    6分を越える3連リズムのロックバラード。曲中で聞こえる高音のファルセットコーラス(最高音はA5)はtetsuyaによるもの。

参加ミュージシャン

日本語表記が確認出来ない部分に関しては原文ママとする。

Fare Well
Caress of Venus
Round and Round
flower
"good-morning Hide"
  • ken:タンバリン
  • 菅原サトル:マニピュレート
the Fourth Avenue Café
Lies and Truth ("True" mix)
  • 金子飛鳥ストリングス:ストリングス
  • 西平彰:弦編曲
風にきえないで ("True" mix)
  • tetsu:ファルセットコーラス
I Wish
Dearest Love
  • 金子飛鳥:バイオリン
  • 橋本しのぶ:チェロ
  • 富樫春生:弦編曲
  • Takako Ogawa:コーラス
  • tetsu:ファルセットボーカル
  • 迫田至:マニピュレート

収録ベストアルバム

脚注

  1. ^ a b バンド結成20年の歴史を振り返るメンバー4人ソロインタビュー - ナタリー
  2. ^ ラルク20周年記念ライブツアーがついにファイナル、京セラドームが大熱狂 - MUSIC-NET(2011年12月5日)



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