Seesaaブログ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/20 20:35 UTC 版)
URL | blog |
---|---|
種類 | 株式会社 |
言語 | 日本語 |
タイプ | ブログサービス |
運営者 | シーサー株式会社 ↓ ファンコミュニケーションズ ↓ 株式会社したらば |
収益 | 広告収入、有料プラン会費[1] |
スローガン | アフィリエイトからまとめまで Seesaaブログで思いどおりに[2] |
広告 | 広告あり |
営利性 | 営利 |
登録 | 必要 |
開始 | 2003年11月 |
現在の状態 | 運営中 |
Seesaaブログ(シーサーブログ)は、株式会社したらばが運営する日本の無料ブログサービス[2]。
2003年に開設されて以来、運営者は何回か変更されている(後述)。
概要
シーサー株式会社により、会社設立翌月の2003年11月にサービス開始。2000年代初頭の日本のブログ黎明期にサービス開始した老舗ブログサービスであり、長年シーサー株式会社により運営されてきた。2008年には月間1,100万人が利用するブログサービスへと成長した[3]。
また、シーサー株式会社ではアプリケーションサービスプロバイダ (ASP) として自社のブログエンジンを販売しており、2008年時点で既に20社以上のブログで導入実績があった[3]。後にシーサー株式会社へ移管されたSo-net blog(SSブログを経て2025年3月31日付でサービス終了)をはじめ、オリコン、さくらインターネットなどのブログで導入実績があり、管理画面や一部のシステムでSeesaaのシステムが使われている[4]。
2024年1月1日付で、シーサー株式会社が親会社の株式会社ファンコミュニケーションズに吸収合併され解散した[5][6]。これにより「Seesaaブログ」をはじめとするシーサー株式会社の事業はファンコミュニケーションズが継承し、「Seesaa」は同社が継承したサービスのブランド名として引き続き使用されることとなった[7]。
2024年12月1日付で、ファンコミュニケーションズは、SeesaaブログとSeesaa Wikiの運営権を、株式会社したらばへ譲渡した[8][9]。
機能
1つのアカウントで複数のブログを作成できるのが特徴である[2]。SSLにも対応している[2]。アフィリエイト広告配信のためのads.txt(アズテキスト)設置機能もあり、独自ドメイン(有料)を使用することでGoogle AdSenseも設置可能になるなど、アフィリエイト収入を得たいブロガーにも対応している[2][10]。テンプレートは「SEO対応済み」を謳っており[2][10]、アクセス解析は無料ツールとの連携にて行える[2][10]。
特にアフィリエイトブログやまとめブログとの相性の良さを売りにしており[2]、5ちゃんねるなどのまとめブログ作成に使用することも推奨している[10]。Seesaaブログで作成されたまとめブログのポータルページも用意されている[11]。
ブログランキングは、他の日本国内の一般的なブログサービスと同様に、Seesaaブログ内での「ブログランキング」があり、ランキングページが用意されている[12]。
有料プラン
基本機能はすべて無料で利用できるが、有料プランとして「プレミアムプラン」があり、独自ドメインが購入可能となる、画像やファイルの容量が無制限となり転送量が上がる、RSSフィード拡張機能により記事カテゴリによりRSSフィードを分けて送信する、ブログ広告やブログランキングなどの外部ブログパーツの設置数増加といった特典がある[1]。支払い方法は月額プランはクレジットカード決済、年額プランは銀行口座振込となる[1]。
脚注
- ^ a b c d e f g h Seesaaブログ トップページ Seesaaブログ、2024年4月10日閲覧。
- ^ a b 日本のインターネット企業 変革の旗手たち ブログを核にしたサービス連携とユーザーへの誠実さで躍進 ITmediaエンタープライズ、2008年1月29日、2022年8月26日閲覧。
- ^ ブログシステム シーサー株式会社
- ^ 合併のお知らせ シーサー株式会社、2023年11月17日、2024年4月10日閲覧。
- ^ 略式合併公告 シーサー株式会社、2023年11月24日、2024年4月10日閲覧。
- ^ “ファンコミ、インターネット関連事業を手掛ける連結子会社シーサーを2024年1月1日付で吸収合併【追記】”. gamebiz【ゲームビズ】. 株式会社ゲームビズ (2023年11月17日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ 事業譲渡に伴う運営会社変更のお知らせ Seesaaブログ、2024年1月5日、2025年4月21日閲覧。
- ^ 事業譲渡に伴う運営会社変更のお知らせ Seesaa Wiki 開発日誌、2024年11月28日、2025年4月21日閲覧。
- ^ a b c d Seesaaブログで2ちゃんねるまとめブログ作成がかんたんに Seesaaブログ、2024年4月10日閲覧。
- ^ まとめブログ Seesaaブログ、2024年4月10日閲覧。
- ^ ブログランキング Seesaaブログ、2024年4月10日閲覧。
関連項目
- したらば - 運営会社
- ファンコミュニケーションズ - 過去の運営会社
- Seesaa - 開設者
- Seesaa Wiki
- So-net blog(SSブログ)
- ブログ#日本における普及
外部リンク
- Seesaaブログ
- SeesaaBLOG - シーサーブログ (@Seesaablog) - X(旧Twitter)
Seesaa
(Seesaaブログ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/24 01:56 UTC 版)
Seesaa(シーサー)は、かつてシーサー株式会社(英: Seesaa Inc.)が運営していたウェブサービスやスマートフォンアプリなどのブランド名[1]。本項ではシーサー株式会社についても述べる。
シーサー株式会社は「Seesaaブログ」「Seesaa Wiki」などのウェブメディア事業を主軸に、法人向けブログエンジン提供、スマートフォン向けアプリの開発、自社ウェブメディア運営などを手掛けていた[2]。ファンコミュニケーションズの連結子会社であったが[3]、2024年1月1日付で同社に吸収合併され解散し、シーサー株式会社の事業はファンコミュニケーションズが継承した。合併後も引き続き「Seesaa」の名称は、ファンコミュニケーションズが継承したサービスのブランド名として使用される[3][4][5]。
シーサー株式会社
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | ![]() 〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目1番4号 神田ノーザンビル3階[1] |
設立 | 2003年10月[1] |
廃止 | 2024年1月1日(ファンコミュニケーションズに吸収合併され解散) |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 1011001041238 |
事業内容 | ブログシステムの開発・運営 スマートフォンアプリの企画・開発・販売 自社メディア運営[1] |
代表者 | 代表取締役社長 奈良英幸[1] |
資本金 | 1,510万円[1] |
売上高 | 4億64百万円 (2022年12月期) |
営業利益 | △88 百万円 (2022年12月期) |
経常利益 | △88 百万円 (2022年12月期) |
純利益 | ▲1億5626万6000円 (2022年12月31日時点)[6] |
総資産 | 3億7016万3000円 (2022年12月31日時点)[6] |
主要株主 | ファンコミュニケーションズ[7] |
主要子会社 | Seesaa Vietnam co., ltd. |
外部リンク | www |
シーサー株式会社は、2003年10月設立[1]。起業時のメンバーは、オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)の元社員であった[8]。社名は沖縄の守り神「シーサー」を意味するが、語感から決めたという[8]。
会社設立翌月の2003年11月に「Seesaaブログ」をサービス開始するとともに、同社ではアプリケーションサービスプロバイダ (ASP) として自社のブログエンジンを販売しており、2008年時点で既に20社以上のブログで導入実績があった[8]。後にシーサー株式会社へ移管されたSo-net blog(現:SSブログ)をはじめ、オリコン、さくらインターネットなどのブログで導入実績があり、管理画面や一部のシステムでSeesaaのシステムが使われている[9]。
2017年6月23日、ファンコミュニケーションズはシーサー株式会社を買収し、同社の子会社とすることを発表[10][7]、同年7月3日付で株式取得を行った[11]。
2024年1月1日付で、親会社のファンコミュニケーションズに吸収合併され解散[3][4][5]。
主なサービス
シーサー株式会社の吸収合併により、これらの事業はファンコミュニケーションズへ移管された[3]。
Seesaaブログ
Seesaaブログ(シーサーブログ)[12]は、無料ブログサービス。2003年11月サービス開始。2008年には、月間1,100万人が利用するブログサービスに成長した[8]。2000年代初頭の日本のブログ黎明期に誕生した老舗ブログサービスのひとつである。
Seesaa Wiki
Seesaa Wiki(シーサーウィキ)[13]は、無料で利用できるWikiサービス。ユーザー数10万人、月間1億6000万PV。2013年5月15日付で、LINE株式会社より「livedoor ウィキ」を譲受し改称した[14][15]。
SSブログ
旧称は「So-net blog(ソネットブログ)」。2004年からソニーネットワークコミュニケーションズが運営・提供していたが、2019年10月1日にSSブログへ名称変更され[16]、翌2020年6月1日付でソニーネットワークコミュニケーションズからシーサー株式会社へ事業譲渡された[17]。
その他
- forkN(フォークン)[18]
- BoomAppGames(ブームアップゲームズ)[20]
- iPhoneアプリレビュー・検索サイト。ゲームの攻略記事や攻略動画、新作ゲーム情報などを掲載。。
- VR Games[21]
- 「VRゲームの今がわかる」をテーマにした、VRゲームの最新情報を掲載するゲームサイト。後に「BoomAppGames」へ統合された。
- Seesaaダウンロード[22]
- YOOR(ユア)[23]
- オンラインサロンプラットフォーム。コミュニティやファンクラブ、オンラインレッスンなどに利用でき「業界初のAI機能搭載」を謳っている。
- hacoCMS[24]
- メディア構築サポートツール。コンテンツ管理に特化したAPIベースのヘッドレスCMS。マルチプラットフォームでデータの一元管理と効率的運用が可能。利用不振により会社合併後の2024年5月31日をもってサービスの一般公開を終了するが、クローズドCMSとしての運用は継続し従来からの顧客は引き続き利用可能とする[25]。
- 自社アプリ運営、受託開発などを行っている。
過去のサービス
ファンコミュニケーションズへの合併前に廃止されたサービス。
自社ウェブサービス
したらば掲示板
2013年5月15日付で、LINE株式会社より「livedoor したらば掲示板」を譲受し「したらば掲示板」へ改称[14][15]。スレッド形式の無料レンタル電子掲示板。ユニークユーザー22万人、月間ページビューは5億PV。掲示板サービスとしては日本国内屈指の規模を誇る[15]。
2018年12月3日付で、運営会社がエーゲート株式会社へ変更された[27]。
脚注
- ^ a b c d e f g 会社概要 シーサー株式会社、2022年8月26日閲覧。
- ^ 事業内容 シーサー株式会社
- ^ a b c d “ファンコミ、インターネット関連事業を手掛ける連結子会社シーサーを2024年1月1日付で吸収合併【追記】”. gamebiz【ゲームビズ】. 株式会社ゲームビズ (2023年11月17日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ a b 合併のお知らせ シーサー株式会社、2023年11月17日、2024年4月10日閲覧。
- ^ a b 略式合併公告 シーサー株式会社、2023年11月24日、2024年4月10日閲覧。
- ^ a b シーサー株式会社 第20期決算公告
- ^ a b “Seesaa買収 ファンコミ傘下に”. ITmedia NEWS. (2017年6月26日) 2017年7月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g 日本のインターネット企業 変革の旗手たち ブログを核にしたサービス連携とユーザーへの誠実さで躍進 ITmediaエンタープライズ、2008年1月29日、2022年8月26日閲覧。
- ^ ブログシステム シーサー株式会社
- ^ “シーサー株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ”. 株式会社ファンコミュニケーションズ (2017年6月23日). 2017年7月3日閲覧。
- ^ “シーサー株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ” (PDF). 株式会社ファンコミュニケーションズ (2017年6月23日). 2024年4月10日閲覧。
- ^ Seesaa Blog(シーサーブログ)
- ^ Seesaa Wiki(シーサーウィキ)
- ^ a b ブログサービスの老舗「シーサー」が、コア事業特化の「LINE株式会社」より「livedoor Wiki」と「livedoor したらば掲示板」を事業譲受 ―大手無料レンタル掲示板や急拡大の「ゲーム攻略wiki」の大型トラフィックの安定運営を託し― シーサー株式会社 ニュースリリース、2013年4月22日。
- ^ a b c LINE、「livedoorしたらば」「livedoor Wiki」をシーサーに譲渡 ITmediaニュース、2013年4月22日、2022年8月26日閲覧。
- ^ “【重要】名称およびドメイン変更のお知らせ” (2019年9月1日). 2020年7月31日閲覧。
- ^ “【最重要】「SSブログ」事業の譲渡のお知らせ” (2020年4月28日). 2022年2月23日閲覧。
- ^ forkN
- ^ シーサー、ソーシャル出版・読書が可能な電子書籍サービス「forkN」 Internet Watch、インプレス、2011年5月23日、2024年4月10日閲覧。
- ^ BoomAppGames
- ^ VR Games:VRゲーム総合情報サイト
- ^ Seesaaダウンロード アップロード無料。ファイルのマーケットプレイス
- ^ YOOR(ユア)
- ^ hacoCMS
- ^ 「hacoCMS」サービス終了のお知らせ hacoCMS、2024年4月10日閲覧。
- ^ スマートフォンアプリ開発 シーサー株式会社
- ^ したらば掲示板の運営会社変更についてのお知らせ したらば掲示板 開発日誌、livedoor blog、2018年11月15日
関連項目
- ファンコミュニケーションズ - 合併後の会社
- Seesaaブログ
- Seesaa Wiki
- So-net blog(現:SSブログ)
外部リンク
Seesaa ブログ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 00:38 UTC 版)
「Seesaa」の記事における「Seesaa ブログ」の解説
同社運営による無料ブログサービス。月間で1100万人が利用する。
※この「Seesaa ブログ」の解説は、「Seesaa」の解説の一部です。
「Seesaa ブログ」を含む「Seesaa」の記事については、「Seesaa」の概要を参照ください。
「Seesaa ブログ」の例文・使い方・用例・文例
- 彼が継続的にブログシステムの改善を行います
- 色々な人がこのブログを見ているようです
- 最近なかなかブログの更新が出来ない
- 久しぶりにうちの社長がブログを書きます
- ついに山田選手がブログを始めた
- ブログで少しずつ今後の結果を知らせます
- ユーザが会員ブログ記事を参照しています
- 彼がブログ記事を検索しました
- ブログの方にコメントを頂けますか
- しばらくブログの更新が滞りました
- 一部のブログは全くの自己顕示癖だ。
- こんなまぬけなブログは見たことがない。
- ブログに長たらしい文章を書く
- 副題は何についてのブログなのかを説明するのに役立つ。
- 君のブログにはROMを含む多くの読者がいることを、心に留めておくべきだよ。
- 彼女は自分のブログにどんなにその韓国人俳優が好きかについてくだらないことを書いている。
- 私のブログへようこそ!
- あなたのブログを読ませていただきました。
- 私はそれをブログで知りました。
- あなたのブログに感心しました。
- Seesaaブログのページへのリンク