Sega Jupiter
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 00:39 UTC 版)
「スーパー32X」の記事における「Sega Jupiter」の解説
日本セガが開発していたとされるメガドライブの次世代機。 北米の各ゲーム雑誌によってメガドライブの後継機、あるいは上位互換機とも噂された。サターンの公式発表後も「ROMカートリッジスロットのみを搭載したサターンの下位互換機として、サターンと同時発売される」などと噂された。 しかし、サターンの日本発売が近づいてもJupiterに関してセガから公式の発表がなかったため、北米の大手ゲーム雑誌であるElectronic Gaming Monthly(1994年6月号)がゲーム機事業を統括する日本セガの岡村秀樹に直接インタビューを行ったところ、存在そのものを否定した。 日本セガ本社から公式には否定されたが、Jupiterに関しては1994年当時の各国の複数のゲーム雑誌で報道されていた。米セガから最終的に発売されたのが32Xであることから、Sega Jupiterは32Xの原型とされたが、32Xの原型であるproject Marsとはまったく無関係のプロジェクトであったという説もあった。また、Jupiterはサターンの原型であるという説や、逆にサターンがJupiterの原型であるという説もある。このように1994年当時は詳細が不明であり、各ゲーム雑誌の想像にとどまっていた。 その後2001年当時、セガの社長であった佐藤秀樹はインタビューでメガドライブ後継機として開発していたゲーム機のうちROMカートリッジを採用したものを「ジュピター」、CD-ROMを採用したものを「サターン」と社内で呼称していたことを明らかにした。 また2010年代にイギリスのレトロゲーム専門誌『Retro Gamer』(77号)がその実態を明らかにした。
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