S.T.A.R.ラボの元職員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:00 UTC 版)
「アローバースの登場人物」の記事における「S.T.A.R.ラボの元職員」の解説
粒子加速器事故を起こす前のS.T.A.R.ラボで働いていた職員。 ロニー・レイモンド Ronnie Raymond / ファイアーストーム Firestorm 【演者】ロビー・アメル 【吹替】興津和幸 【初出】『THE FLASH/フラッシュ』シーズン1 フルネームは「ロナルド・レイモンド Ronald Raymond」。S.T.A.R.ラボのメンテナンス作業員。ケイトリン・スノーの婚約者。粒子加速器爆発事故に巻き込まれ亡くなったと思われていたが、実は生存しており、物理化学者のマーティン・シュタイン教授と融合し、“燃える男”こと炎を操るメタヒューマン「ファイアーストーム」となっていた。肉体はロニー、精神はシュタイン教授の状態であったが、ロニーの肉体がシュタイン教授を異物とみなして拒絶反応を起こしたことで体内で核分裂が活発化し爆発しそうになり、量子スプライサーでシュタイン教授との合体を解くことに成功する。その後、ファイアーストームの能力を狙うエイリング大将につけ狙われ、再融合か死かの決断を迫られ、再びファイアーストームになった。以降お互いを受け入れることにより量子スプライサーを装着することで自由に合体と分離ができるようになる。 フラッシュがタイムトラベルを決行した副作用で街の上空に特異点が生じ、街を救うためにその身を捧げた。 演じるロビー・アメルは、オリバー・クイーン役のスティーヴン・アメルの従兄弟。 ハートリー・ラサウェイ Hartley Rathaway / パイド・パイパー Pied Piper 【演者】アンディ・ミエンタス(英語版) 【吹替】木村良平 【初出】『THE FLASH/フラッシュ』シーズン1 S.T.A.R.ラボに勤めていた科学者。ウェルズ(イオバード)やシスコ同様にラテン語を話せる。ウェルズをして「彼がいなければ、粒子加速器は完成できなかった」と言わしめる程の才能を持っていたが、「選ばれし男」と自称し、シスコから「クソ野郎」と呼ばれるほど傲慢な性格で、同僚からほとんど無視される事が多いくらい、人付き合いが苦手であった。 祖父が創業したラサウェイ産業を継ぐはずだったが、カミングアウトをしたことでそれ以来、両親とは絶縁状態にあった。 加速器の事故の一年ほど前、ウェルズに「粒子加速器が爆発する可能性がある」と訴えるが、「稼動に成功すれば、人類の知識と可能性が広がる」と主張するウェルズに聞き入れてもらえず、それどころか、「粒子加速器の爆発」を世間に公表しようとしたことでウェルズによって一方的に脅迫・追放される形でラボを去った。その後、事故の影響でメタヒューマンとなるが、その代償として毎日ひどい耳鳴りに襲われるようになり、特殊な補聴器を両耳に着けることでそれを緩和している。フラッシュをナイト、自身の反撃をディスカバードアタックに例えるなどチェス用語を多用する。フラッシュ〈シーズン1〉 ラサウェイ産業のビルを襲撃しているところでフラッシュと交戦するも拘束され、ラボに連行されるが、それはラボに侵入し、フラッシュ(バリー)の身体の周波数を分析するのに必要な分子データを盗む為の芝居であった。 二度目のフラッシュとの戦闘では、音波を発射するグローブとフラッシュのスーツの交信用スピーカーを利用した戦法でフラッシュを追い詰めるが、衛星ラジオの音波を利用したウェルズの策により敗北、パイプラインに収容される。 後日様子を見に来たシスコに「粒子加速器の事故があった日に、ロニーの身に起きたことを知っている」と揺さぶりをかけ、ラボから出すよう唆す。隙を突いて逃げ出そうとするが、シスコによって補聴器に仕掛けられていた音波により失敗する。その後、粒子加速器の事故の日に、「変形能力」の専門家であるシュタイン教授と、エネルギー体となったロニーが融合する瞬間の防犯カメラの映像をシスコに見せた直後に彼を襲い逃走する。 フラッシュ〈シーズン2〉 バリーがタイムトラベルを決行した際に再登場する。ラボへの侵入まではシーズン1同様に行われるもののバリーの行動により歴史が改変。シスコやケイトリンらS.T.A.R.ラボのメンバー、両親との仲が改善され良好な関係となり、バリーが現代に戻った際にタイムレイスの撃退に貢献した。 アース・プライム チーム・フラッシュとの和解がなかったことになっており、依然として犯罪者である。能力も向上しているようで、ガントレットを使用しなくても口から音波を発して飛行し(曰く「ガントレットはバックコーラスみたいなもの」)、補聴器を使用していないことから耳鳴りの弱点も克服している様子。敵対の原因は部下であり恋人のロデリックがフラッシュと対決した際に体の分子が不安定してしまったからであり、上記のカミングアウトというのも自身が同性愛者であることだった。 フラッシュ〈シーズン6〉 ゴッドスピードに対抗するため、ロデリックの治療を交換条件にバリー達から協力を求められるも一度は失敗してしまい拒否。しかし愛する人のために戦う彼らの状況に共感しフラッシュと共闘。ゴッドスピードを撃退しロデリックも治療され恋人と共に幸せそうに去っていった。全体的に見て傲慢な口調自体は変わっていないものの、自身の非を素直に認め、屈託なく感謝を伝えるなど人格は軟化している。
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