Rance VI -ゼス崩壊-
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「Rance」の記事における「Rance VI -ゼス崩壊-」の解説
『Rance VI -ゼス崩壊- 』は、2004年8月27日に発売されたアダルトゲームで、ランスシリーズの6作目にあたり、シリーズで初めて開発にSystem4というゲームエンジンが用いられた。後日談である『Rance VI -ゼス崩壊-その後』は、2004年に発売されたファンディスク『ALICEの館7』に収録されている。 あらすじ ある日ランスは、魔法使いが権力を持ち、魔法が使えない者を奴隷同然に見る魔法王国ゼスにて投獄される。彼はレジスタンスの勧誘を受け、その一員としてゼスに対する活動を開始する。その一環として、ランスは、ゼスの博物館を訪れていたマリアと志津香を巻き込む。 システム ダンジョンRPGである『VI』は、最大16人のパーティーで探索を行う。うち戦闘可能な人数は6名までで戦闘中でも自由に交代出来るが、キャラクターには戦闘可能回数が決められている他、逃亡コマンドが使える者も僅かなため、上手く戦力を分配する必要がある。魔法や必殺技は使い放題だが、多くの技には溜めが必要でありこの最中に攻撃を受けるとキャンセルされてしまうこともある。 イベント進行や女の子とのHには3種類の玉を使用し、ダンジョン探索によって手に入れる。Hはキャラクターの能力を上げたり才能限界を伸ばす効果があるため非常に重要である。ランス自身は自慰で強化出来る。 今回も女の子モンスターを捕獲出来るが、捕まえる度に調教師に引き渡してその顛末を聞いたりCGを見るという物になっている。 クリア後はやり込みモードによって、やり残したイベントや強敵への挑戦が可能。ここで物語の黒幕と決着することも出来るが、アリスソフト側はあくまで本編クリアで十分としている。 開発 本作はランスシリーズとは別の3DダンジョンRPGの企画を元に開発された。当時、社内で3D技術の導入が進められていたほか、スタッフの一人が映像的なインパクトの強さから、TADAに3Dの導入を積極的に勧めていた。TADAは、『ウィザードリィ』のような作品をまだ作っていないことに気づき、3DダンジョンRPGの開発に乗り出した経緯がある。また、本作には、幻となった『Rance V』に関連する要素も含まれている。 本作では、ランスの子の一人であるダークランスが登場している。初期設定では、短期間で成人し、父に成りすまして彼の女を寝取る形で復讐しようとするが、根が善人であるがゆえに失敗するという予定だったものの、キャラクターの肉体的な成長に合わせて立ち絵やシナリオを用意する必要があったことから、没となった。 その他 通販特典CD:「Rance 6 -collapse of Zeth- 通販特典ディスク -しばらくここでやっかいになってもいいか?-」には、『ランス1』、『ランス2』のダイジェスト版と『ランス4』の音楽なし版や織音による本編登場キャラの立ち絵全身、また未登場の魔人のラフ画像などが収録されている。ディスク内の追加プログラムを実行すれば、ゲーム本編に『大悪司』の岳画殺を登場させることが可能になっている。また、SYSTEM4で作られたミニゲーム「殺ちゃんディスク」には前述の殺や本編登場キャラに関連した短編5本が収録されている。 反響 人気投票 『ランスVI-ゼス崩壊-』はGetchu.com主催の2004年MOEゲーランキングの総合部門の7位、システム部門の5位に選ばれた。
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