QT延長とは? わかりやすく解説

QT延長症候群

(QT延長 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/02 13:31 UTC 版)

QT延長症候群(QTえんちょうしょうこうぐん、long QT syndrome; LQTS)は、心臓の収縮後の再分極の遅延がおき、心室頻拍(Torsades de Pointes:TdP、心室性不整脈の一種)のリスクを増大させる心臓疾患である。

概要

心臓の収縮後の再分極の遅延によって生じる心室頻拍動悸失神心室細動による突然死につながる可能性がある。症状は、条件のサブタイプに応じて、様々な刺激によって誘発される。心臓に器質的疾患を持たないにもかかわらず、心電図上でQT時間の延長を認める病態である。QT時間が0.46秒以上、またはRR間隔で補正したQTc時間では0.44秒以上である場合を指す。Torsades de pointes(TdP)と呼ばれる心室頻拍を惹起することがある。より簡略にはT波の終点がRRの中点を越えていれば明らかにQTの延長とする。この方法はスクリーニング診察時に用いることがある。

QT 時間の RR 間隔による補正式として、

Bazett の式

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QT延長

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/19 07:53 UTC 版)

「オンダンセトロン」の記事における「QT延長」の解説

オンダンセトロンはQT時間延長させ、時に致死的な不整脈として知られるトルサード・ド・ポワント引き起こすあらゆる患者如何なる剤形でも起こり得るが、特に静脈注射時に顕著であり、用量依存的リスク増加する。他にQT延長させる薬剤服用している場合先天性QT延長症候群先天性心疾患徐脈リスク増加させるこのような場合、オンダンセトロンの1回注射量は16mgを超えてはいけない。日本承認されている用量用量成人では経口剤または注射剤緩徐静注1日1回4mg±適宜増減であり、効果不充分場合同量注射剤使用できる、とされている。電解質異常がある場合には、オンダンセトロン投与前に補正すべきである服用中の患者は、不規則な心拍動悸息切れ目眩失神等の症状感じた直ち医師知らせ必要がある。 ^ 通常適宜増減とは半量倍量を指す

※この「QT延長」の解説は、「オンダンセトロン」の解説の一部です。
「QT延長」を含む「オンダンセトロン」の記事については、「オンダンセトロン」の概要を参照ください。

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