QT延長症候群
QT延長症候群(QTえんちょうしょうこうぐん、long QT syndrome; LQTS)は、心臓の収縮後の再分極の遅延がおき、心室頻拍(Torsades de Pointes:TdP、心室性不整脈の一種)のリスクを増大させる心臓疾患である。
概要
心臓の収縮後の再分極の遅延によって生じる心室頻拍は動悸、失神や心室細動による突然死につながる可能性がある。症状は、条件のサブタイプに応じて、様々な刺激によって誘発される。心臓に器質的疾患を持たないにもかかわらず、心電図上でQT時間の延長を認める病態である。QT時間が0.46秒以上、またはRR間隔で補正したQTc時間では0.44秒以上である場合を指す[要出典]。Torsades de pointes(TdP)と呼ばれる心室頻拍を惹起することがある。より簡略にはT波の終点がRRの中点を越えていれば明らかにQTの延長とする。この方法はスクリーニング診察時に用いることがある。
QT 時間の RR 間隔による補正式として、
Bazett の式
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先天性QT延長症候群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/01 05:00 UTC 版)
「QT延長症候群」の記事における「先天性QT延長症候群」の解説
先天性QT延長症候群では、無治療の場合は40歳までに半数以上の患者で心イベントが発生し、また初回イベントとして突然死あるいは心停止に至る例も5%未満ではあるが存在するといわれている。多くは遺伝性(家族性)であり、安静時からQT間隔が延長していることが多い。日本における有病率は、1か月健診時の心電図スクリーニングによって 0.09%(4285例中4例)と見積もられた。 Naチャンネル、Kチャンネルの遺伝子に変異を認めることがある。ブルガダ症候群の原因遺伝子と重複している場合が多い。
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先天性QT延長症候群と同じ種類の言葉
症候群に関連する言葉 | 尺骨神経管症候群 非同期症候群(ひどうきしょうこうぐん) 先天性QT延長症候群 荷おろし症候群 過敏性大腸症候群 |
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