PC40
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 05:57 UTC 版)
「ホンダ・CBR600RR」の記事における「PC40」の解説
2006年10月に開催されたインターモト2006で、全面改良が発表された。機種記号はPC40。この2007年型は、エンジンをコンパクト化するとともに、新形状の軽量アルミ・ダイキャスト・フレームを採用。また、カウル・デザインを変更するなど細部にわたり軽量化を図ることにより、車体全体で約8kgの軽量化(従来モデル比)を実現。さらに、ホイールベースを短縮するなど、車体をよりコンパクトにすることで高い走行性能を実現したとされる。生産は日本の浜松製作所で行い、2006年12月より欧州各国で順次販売が開始された。2008年には一部改良した2009年型が発表され、電子制御式「コンバインドABS」を搭載した。コンバインド・ブレーキ・システム(前・後輪連動ブレーキシステム)とABS(アンチ・ロック・ブレーキシステム)の双方を電子制御することで、より緻密なコントロールを可能だとしている。2012年にも、2013年型となるカウルの形状他を変更する一部改良が行われた。2016年末までにEU圏内統一排出ガス規制(英語版)のEURO4に対応せず、欧州をはじめ多くの地域で販売ができなくなったが、米国では販売が継続されている。 2020年8月には、EURO4相当に対応した2021年型を発表した。近年のアジア・ロード・レース選手権(英語版)(英: FIM Asia Road Racing Championship・ARRC)での劣勢を踏まえ、レースで勝つことを目標に開発された。パワーユニットは、カムシャフトやクランクシャフトなどの材質変更による最高出力発生回転数の高回転化を図ったほか、インレットポートの形状変更やスロットルボア径の拡大、エキゾーストパイプ各部サイズの最適化と併せて、バルブタイミングの変更を図るなど吸排気効率を向上させ、89kWの最高出力を達成。また、ファンライディングをサポートする最新の電子制御技術を採用。スロットルグリップ操作に対してより緻密なスロットルバルブの制御を行う「スロットルバイワイヤシステム(TBW)」により、走行状況やライダーの好みに合わせて走行フィーリングを任意に選択できる「ライディングモード」を搭載した。スタイリングは、サーキットでの運動性能を追求した空力性能と機能美を併せ持つ外観とし、前面ならびに側面投影面積の最適化とクラス最小のCD値により、防風性能の向上と俊敏なハンドリングの実現に寄与。また、効果的にダウンフォースを発生させるウイングレットを左右のフロントカウル前方側面に配し、コーナーへの進入時や加速旋回における安定感をより高めたとしている。EURO5に対応していないため欧州では販売されず、日本、オーストラリア及び東南アジアなどで販売される。なお、この一部改良は米国仕様車には適用されない。 スーパースポーツ世界選手権では、PC40が参戦した2007年から、ライダー部門の選手権を4回、マニュファクチャラー部門の選手権を6回獲得しているが、2014年にライダーとマニュファクチャラーの選手権2部門を獲得したのを最後に、選手権を獲得できていない。アジアロードレース選手権では、2012年からライダー部門の選手権を5連覇するも、2016年を最後に選手権を獲得できていない。
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