Mobipocket Readerとは? わかりやすく解説

Mobipocket Reader

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 05:19 UTC 版)

Mobipocket」の記事における「Mobipocket Reader」の解説

Mobipocket 形式eBook購入し、Mobipocket Reader で読み込んだ場合、まれに表紙表示されない,画像小さすぎる,画像縦横比閲覧する端末合わないなどの問題がある(ライブラリー表示するサムネイル表示表紙のことで、書籍開いた時の表紙ではない)。他のフォーマットであれば概ねサイズなどが揃っているため、ただ購入すれば気にせず使用できるが、Mobipocketではこの限りではない。なお、このような場合にもMobipocket形式は対応が可能な構造になっているMobipocket形式書籍指定したフォルダ保存されている。このときのファイル名一例を以下に示す。 ABCD.prc (またはmobi) ABCD.mbp demo_ABCD.prc (またはmobi) demo_ABCD.mbp 拡張子.prc(または.mobi)が購入した書籍本体拡張子.mbpは設定ファイルである。このmbpメモ帳などのエディタで開くことが可能であり、そこに記載され拡張子jpgまたはjpegファイル表紙である。このためデモ版には表紙があるが正規版には無いといった場合に、デモ版ファイル名demo_ABCD.mbpをABCD.mbpへ変更することで、表紙設定することができる。 また、mbp表紙画像ファイル名が記述されているため、より高画質表紙データを見つけて画像データ置き換えることで高画質表紙へと変更できる柔軟な構造になっている。(表紙Coversフォルダ内のjpegファイル)。PC上で Mobipocket Reader のライブラリからタイトル選んで右クリックし、「格納フォルダ」を選択すれば、自動的にファイル拡張子.prc(または.mobi)を表示してくれる。このようなオープン親切な eBook Reader は他には無いかもしれないPC上のMobipocket Reader で、eBookタイトル名自由に変更できるタイトル選んで右クリックプロパティから編集できる。 これを利用してeBook表示順を調整することができる。他の電子書籍リーダではeBookタイトル順にバラバラに並ぶため、シリーズ物購入した際に第1巻よりも第2巻のほうが前に並ぶといった事例存在する。それに対しMobipocket Reader であればタイトル自分で「シリーズ名01タイトル」と変更することでシリーズ物を本来の順番通り並べることが可能(電子ブックリーダライブラリには一般的にフォルダ機能が無いので表示される順番は非常に重要)。 更に、購入してダウンロードしたeBookファイル名好きに変更してから Mobipocket Reader で読み込んだ場合格納フォルダ保存されるデータファイル名自分付けたファイル名になっているこのため携帯端末側がファイル名順に表示することしかできない場合でも、計画的にファイル名付ければ表示順番コントロール可能である。 他のフォーマットや他の電子書籍リーダとの違いわずかなものだが、Mobipocketユーザにとっては非常に重要なこだわり部分改善できる柔軟なシステムとなっており、他のシステムでは全く対応できないような場合でも手間掛ければ対応できる余地がある。 テキストデータHTMLデータを Mobipocket Readerで読むだけであればそのまま変換して読めば良いため、実質的に青空文庫など無料大量書籍を読むことが可能である。更に、無料提供されるMobipocket Creator使用し表紙設定した目次付けてリンクを作成したりすることで、市販されているeBook比較して遜色のないものを自分作成することができる。 Mobipocket システムは、完璧なライブラリー自分仕上げ充実感味わえ、英語の勉強使えるという点で非常に優れたシステムである。逆に日本語の書籍購入する場合には、タイトル数が揃っておらず、他の電子書籍システム選択する方が良い思われる[誰によって?]。 なお、eBook自身所有する携帯端末読めなければ無意味考えユーザーが多いが、この点で Mobipocket形式推奨しづらいといえる例えAndroid 端末はiReaderをインストールすれば、現状でも Mobipocket形式書籍表示させることは可能である。これが他のフォーマットであれば十分かもしれないが、Mobipocketは非常に優れたシステムであるが故、単純に画面表示されるだけでは満足できないユーザが多いと思われる[誰によって?]。 。例えMobipocket形式購入した辞書は、電子辞書機能無くなりページ1枚ずつめくって読むための書籍となる。また、現時点では、どのeBookを読む場合にも知らない単語クリックして調べるための機能が全く無い。 Mobipocket類似するeBookといえるKindle では、Mobipocketでは対応できていない端末(iPadiPhoneKindleAndroidKindle など)に対応しており、内蔵辞書知らない単語クリックして調べ機能有している。しかし、新たに辞書購入しても、eBook読みながらクリックで引く際には内蔵辞書しか使えない。現在では Mobipocket 形式辞書入手が困難となってしまったことから、Kindleはその代替候補といえるKindleではMobipocketほどの機能は無いが、Mobipocket簡易版として使用できる程度機能備わっている。もし、Kindle形式Mobipocket形式変換できれば少なくともPC上では Mobipocket Reader が使えるMobipocket では百科事典大辞典など非常に大容量書籍(英辞郎で170MB)も利用でき、その辞書使って電子書籍読んでいる最中知らない単語調べることが可能であるため、電子辞書機能持った電子書籍リーダである。この点において、紙の書籍に近づいたことのみをセールスポイントにしている電子書籍リーダとの差が明確にある。洋書読みながら英和辞典使って、見つからない場合大英辞典使い、そこに表示され説明知らない単語があれば、英和辞典調べるなど、当然のニーズであることは既に実現されている。 また、ノートPCに Mobipocket Readerの組み合わせなら、辞書調べてコメント書き込み、線を引き、ブックマークをつけて手に馴染む辞書にして持ち歩くなども可能。洋書読んで知らない単語クリックし調べたマウス囲んでコピーし、元の洋書戻ってコメント機能貼り付けてしまうことも可能。しかし、それを携帯端末閲覧するという面では現行の対応機種減っていることから難しくなりつつある。対応している携帯端末側では、洋書読みながら辞書を引き、元の洋書に戻ることは可能だが、そこでコピーしたり、コメント付け機能は無い。検索機能は、端末側の能力が高い場合実装されている (例えば、"Windows Mobile"機用 Mobipocket Reader には検索機能実装されている)。

※この「Mobipocket Reader」の解説は、「Mobipocket」の解説の一部です。
「Mobipocket Reader」を含む「Mobipocket」の記事については、「Mobipocket」の概要を参照ください。

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