Mac OS X Yosemite
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Mac OS X Yosemiteとは、AppleのMacintosh向けOS「Mac OS X」シリーズのうち、Mac OS X Mavericksの後継バージョンにあたるOSである。2014年6月に発表された。
Mac OS X Yosemiteの特徴の一つとして、iOSとの連携がいっそう強化された点を挙げることができる。例えば、iPhoneにかかってきた電話をMacで受話する電話機能、iPhone宛てのSMSをMac上でやりとりできるメッセージ機能、MacとIPhoneとの間でアクティビティを引き継ぐ「Handoff」、iPhone経由のテザリングを簡単な操作で設定できる「Instant Hotspot」、などの機能が新たに追加されている。
Mac OS X Yosemiteのユーザーインターフェース(UI)にはフラットデザインが導入されており、これもiOS 7以降のiOSの流れを汲んでいるといえる。

※画像 / Apple Japan
参照リンク
OS X - (Apple)
Mac OS: | Mac OS X Mountain Lion Mac OS X Sea Lion Mac OS X Mavericks Mac OS X Yosemite Mac OS X El Capitan Mission Control macOS Sierra |
OS X Yosemite
OS X Yosemite | |
---|---|
macOS ファミリー | |
![]() | |
開発者 | |
Apple | |
リリース情報 | |
リリース日 | 2014年10月16日 [info] |
最新の安定版 | 10.10.5 build 14F27 - 2015年8月13日 [info] |
ソースモデル | プロプライエタリ(基盤となるDarwinはオープンソース) |
ライセンス | APSL and Apple EULA |
カーネル型 | ハイブリッドカーネル (XNU) |
先行品 | OS X Mavericks (10.9) |
後続品 | OS X El Capitan (10.11) |
サポート状態 | |
終了[1] |
OS X Yosemite(オーエス テン ヨセミテ)は、Appleが開発したMac向けのオペレーティングシステム (OS)。OS Xシリーズの11番目のバージョンである。バージョンナンバーは10.10。OS X Mavericksの後継バージョンとして、2014年10月17日に無料でリリースされた。セキュリティアップデートは2017年7月で終了している[2]。
概要
2014年6月3日に開催されたWWDC 2014の基調講演にて発表された[3]。同日、開発者(Macデベロッパープログラム登録者)へデベロッパープレビュー版も配布された。名前は、ヨセミテ国立公園から付けられた。
対応環境/システム条件
- iMac(Mid 2007以降)
- MacBook(Late 2008アルミニウム製、またはEarly 2009以降)
- MacBook Pro(Mid/Late 2007以降)
- MacBook Air(Late 2008以降)
- Mac mini(Early 2009以降)
- Mac Pro(Early 2008以降)
- Xserve (Early 2009)
特徴
システムフォントがMac OS X v10.0以来採用されてきたLucida GrandeからHelvetica Neueに変更されたほか、付属アプリケーションソフトを含めたフラットデザイン採用の徹底やウインドウの半透明化など、Mavericksから細部にわたるインタフェースの見直しと外見の変更が加えられている。
iOS 8との連携
- 電話
- iPhoneとの連携で、Macから電話をかけたり受けたりできる。
- SMS
- MacとiOSデバイスでやりとりできる。
- Handoff
- MacとiOSデバイスがお互いの近くにあれば、一方のデバイスで行っている作業を、もう一方のデバイスに自動的に引き継ぐ。
- Instant Hotspot
- iPhoneのインターネット共有をMacから遠隔操作で有効にできる。
- AirDrop
- MacとiOSデバイスの間でファイル共有ができる。
新機能
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- Safariの改善
- Safari 8が搭載され、バッテリーの節約が行われたり、より簡単な共有リンク機能が追加される。
- メールの改善
- iCloudとの連携で、5GBまでのファイルを添付せずに送信するMail Dropができるようになる。
- ファミリー共有
- iTunes, iBooks, App Storeのコンテンツの共有を家族間で最大6人まで行うことが可能になる。
- iCloud Drive
- iCloudと連携したインターネット上の共有ドライブ。旧MobileMeのiDiskのアップデート、iCloud版ともいえる。
- 通知センター
- アップデートされ大幅に強化された
- 写真
- 従来のiPhotoにかわる写真アプリケーション
- 日本語入力プログラム
- 漢字Talk 7.1 の時代から長らく採用されていた日本語入力プログラム ことえり が廃止され、新たな日本語入力プログラムに置き換わった[4]。
廃止された機能
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- X11
- ユーティリティフォルダに置かれているアプリケーションはダミーとなり、X11が付属しなくなったこと、必要なら有志によるものがダウンロードできる旨表示される。
バージョン履歴
バージョン | Build | リリース日 | Darwinバージョン | アップデート内容 | アップデータ |
---|---|---|---|---|---|
10.10 | 14A389 | 2014年10月16日 | 14.0 | Mac App Storeにてリリース | |
10.10.1 | 14B25 | 2014年11月17日 | 14.0 | OS X Yosemite v10.10.1 アップデートについて | OS X Yosemite アップデート v10.10.1 |
10.10.2 | 14C109 | 2015年1月27日 | 14.1 | OS X Yosemite v10.10.2 アップデートについて | OS X Yosemite アップデート v10.10.2 |
10.10.3 | 14D131 | 2015年4月8日 | 14.3 | OS X Yosemite v10.10.3 アップデートについて | OS X Yosemite アップデート v10.10.3 |
10.10.4 | 14E46 | 2015年6月30日 | 14.4 | OS X Yosemite v10.10.4 アップデートについて | OS X Yosemite アップデート v10.10.4 |
10.10.5 | 14F27 | 2015年8月13日 | 14.5 | OS X Yosemite v10.10.5 アップデートについて | OS X Yosemite アップデート v10.10.5 |
脚注
出典
- ^ macOS のセキュリティアップデート公開, 京都大学情報環境機構(2017年9月26日), 最終閲覧:2017年9月26日
- ^ “macOS Sierra 10.12.6、セキュリティアップデート 2017-003 El Capitan、セキュリティアップデート 2017-003 Yosemite のセキュリティコンテンツについて”. Apple Support. 2019年11月22日閲覧。
- ^ WWDC 2014:「OS X Yosemite」と「iOS 8」を正式発表
- ^ “「日本語入力」の基本”. MacFan. 2020年5月30日閲覧。
外部リンク
- Mac OS X 10.10のページへのリンク