BSD/OSとは? わかりやすく解説

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BSD/OS

読み方ビーエスディーオーエス

BSD/OSとは、4.4BSD-Liteベースとした商用BSD系OSである。

BSD/OSは、1992年Berkeley Software Design, Inc.(BSDI)より「BSD/386」の名称でリリースされたが、1995年に「BSD/OS」へ改称している。BSD/OSは、BSDIWalnut Creek CDROM合併Wind River Systemsによる買収経た後、Wind River SystemsがLinux重視戦略を採ったため2003年開発と販売終了している。

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BSD/OS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/25 05:54 UTC 版)

BSD/OS
開発者 Berkeley Software Design, Inc.
プログラミング言語 C言語
OSの系統 Unix系 (Net/2)
開発状況 開発終了
ソースモデル Source-available
最終版 BSD/OS 5.1 / 2003年 (22年前) (2003)
対象市場 インターネット・サーバ・アプリケーション
使用できる言語 英語のみ?
プラットフォーム x86, SPARC
ライセンス プロプライエタリソフトウェア
サポート状況
サポート終了
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BSD/OS(びーえすでぃー・おーえす)とは商用のUnix系OSの一種。企業向けサーバに利用されている。

解説

4.4BSD-Liteを元に Berkeley Software Design, Inc.(BSDI) により開発、販売が行われ、初期にはBSD/386(1992年当初)と呼ばれていた。 BSDI は 2000年に、当時 FreeBSDのCD-ROMを販売していた Walnut Creek CDROM と合併した。翌年の2001年にBSDIの一部をウインドリバー・システムズが買収したことにより開発、販売が続けられていたが、同社は2003年をもってBSD/OSの権利を保持したまま、その開発、販売を終了した。

非商用のBSDの子孫に比べ、守秘義務が必要な周辺デバイスについても秘密保持契約を結んで開発できたため、一般にFreeBSDNetBSDなどが対応していない周辺デバイスについて対応している場合があった。また、商用ソフトウェアとして開発されたため、主に品質面で高い評価があった。

歴史

  • 1992年 BSD/386 がリリースされる
  • 1992年 USLとBSDI・UCBの間の裁判が勃発
  • 1994年 USLとBSDI・UCBの間の裁判が和解
  • 2000年 BSDIがWalnut Creek CDROMを買収し、FreeBSDとの連携が開始
  • 2001年 組み込みOSを主な業務とするウインドリバー・システムズがBSDIを買収
  • 2003年 BSD/OS 5.0がリリースされる
  • 2003年 ウインドリバー・システムズがBSD/OS の販売終了を宣言[1] [2]

関連項目

外部リンク

脚注


BSD/OS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 01:55 UTC 版)

UNIX」の記事における「BSD/OS」の解説

初期BSDから分岐し商業プロダクトとなったUNIXBSDi開発、後に組込み系でリアルタイム制御対応したUNIX互換OSLINX」を開発・販売していたWind Riverソフトウェア部門ごと買収当初の名前はBSD/386

※この「BSD/OS」の解説は、「UNIX」の解説の一部です。
「BSD/OS」を含む「UNIX」の記事については、「UNIX」の概要を参照ください。

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