BSD系OS
BSD系OSとは、UNIXをベースとしたオペレーティングシステム(OS)のうち、特にBSD(Berkeley Software Distribution)をもとにして開発されているOSのことである。
BSD系OSの元祖とっているBSDは、カリフォルニア大学バークリー校(UCB)でオリジナルのUNIXを基に開発・配布されていたUNIX互換OSと、それに付随するソフトウェア群を指す。このBSDから派生して、各団体が各々の理想を目指して開発を進めていった。一般的に、BSD系OSは「386BSD」や「4.4BSD-Lite」という2種類のBSD系OSを土台として設計されており、BSDライセンスに基づいて仕様が公開されている。また、BSD系OSの多くが、設計・開発の段階から互いに影響を受け合って成立している。
主なBSD系OSとしては、FreeBSD、NetBSD、OpenBSD、BSD/OSなどがある。なお、FreeBSDを設計の一部に採用しているという点で、Mac OS XをBSD系OSに含める場合もある。
BSDの子孫
(BSD系OS から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 05:35 UTC 版)
BSDの子孫(ビーエスディーのしそん)では、Berkeley Software Distribution (BSD) をもとに開発が行われているオペレーティングシステム (OS) について解説する。主要なものにFreeBSD、NetBSD、OpenBSD、DragonFly BSD、BSD/OS などがある。一部ではmacOSも含める場合がある。これはmacOSの基礎部分に、MachカーネルとFreeBSDの環境を組み合わせたDarwinを利用しているからである。
- ^ 末岡洋子 (2014年12月5日). “OpenBSDからフォークしたOS「Bitrig」、初の正式版がリリースされる”. OSDN Corporation. 2016年8月8日閲覧。
- ^ kawahara2 (2014年12月8日). “OpenBSDからフォークした「Bitrig 1.0」リリース”. begi.net. 2016年8月8日閲覧。
- 1 BSDの子孫とは
- 2 BSDの子孫の概要
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