FM-7
(FUJITSU MICRO 7 から転送)
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FM-7(エフ・エム・セブン)は富士通が発売した8ビットパソコンであり、正式名称はFUJITSU MICRO 7。富士通はこのFM-7のヒットにより、シャープ、NECと共にパソコン御三家と呼ばれる様になる。
注釈
- ^ 回路はほぼ同じだがFM-8用と形状が異なり互換性はない。
- ^ 同時にZ80エミュレーション版も同時に掲載されており、速度は遅いものの、Z80カードなしでもSWORDは実行可能になっている。
- ^ 発売当初は5.25インチのみ。後に3.5インチも発売される。
- ^ 200ラインのグラフィック画面で10ラインと、8ライン単位のスクロールを実現するため、公約数の2ラインごとのオフセット表示が実装されている。
- ^ 多くのアクションゲームではキーの押下時にその方向へ直進し、キーを離す代わりに主にテンキーの5等、別のキーを押下させることでキーの開放の代わりとして停止するなど特徴的な実装がなされ、シューティングゲームなど同じキーに対して連続したキー入力が必要な機能にはBREAKキーを割り当てる形になっていた。
- ^ 正式名称はTESTコマンド。FM-8では、コマンド$3Fに続き、サブシステムの開発者の名前であるYAMAUCHIの8文字を渡す必要があったため、通称YAMAUCHIコマンドと呼ばれる。FM-7以降は任意の8文字を渡すことで実行できることから、その場所を8バイトのワークとして使うことも可能だった。
- ^ 同世代の他機種の様に独立したテキストVRAMという概念はなく、サブCPU側にテキスト・アトリビュート領域として用意された約4KBの「コンソールバッファ」がそれに相当する。
- ^ BREAKキーのみメインCPUに対してハードウェア割り込みを発生したり、メインCPU側の専用I/Oで押下/解放の判定が可能になっているが、キーボードはメインシステム/サブシステムに対して文字コードしか送信しないため、それ以外のキーは開放されたことを検出する手段が無い。nキーロールオーバー、キーリピートに対応している。
- ^ システムROMの裏側に隠れているため同様の仕組みは他の機種も含め「裏RAM」という俗称で呼ばれていた。
- ^ それを可能にするための改造は当時非常にポピュラーなFM-8のハードウェア改造の一つであった。
- ^ FM-8では主にジョイスティックの接続に用いられた。
- ^ たとえば「"」を入力する場合、FM-8では「2」キーよりも先にShiftキーを離すと、数字の「2」を続いて入力したとみなされ、「"2」がサブシステムへ渡されたが、FM-7ではShiftキーを先に離しても「"」のみが入力されるようになった。
- ^ グラフィックス画面にフォントを直接描画。
- ^ ただし必要となるのは拡張RAMカードであり、400ラインカードはなくても起動時に警告は出るものの動作する。
- ^ キーを押した時にMakeコード、キーを離した時にBreakコードが発行される機能が新設された。従って、基本的にはFM77AVシリーズ専用として新たに作られたソフトウェアでなければメリットは享受できない。
- ^ 初代FM77AVのみ。FM77AV20/AV40以降はDOSモードでも同様にF-BASIC V3.0が起動する。
- ^ AV20/40/20EX/40EX/40SXではメモリマッピングレジスタなども追加。
- ^ 初代FM77AVのみ。FM77AV20/AV40以降は任意のドライブから起動可能な新たなブート機構をRAMに展開し、そこに制御を移している。
- ^ VRAMのバンク切り替えやMMRやダイレクトアクセスやキーボードエンコーダの新機能など。
- ^ 実際にはMMRの有効/無効に関わらずメモリアクセスがノーウェイトで行われる。
- ^ 基板上のジャンパピンをはずすことによって有効になる。
出典
- ^ 「富士通、パソコン3機種を開発―1月から月産計3万台、半導体の社内販売急増へ」『日経産業新聞』 1982年11月9日、4面。
- ^ a b 小林紀興『富士通の大逆襲計画』講談社、1987年、95頁。ISBN 4061928074。
- ^ a b ASCII 1983年1月号, p. 82.
- ^ ASCII 1983年1月号, p. 83.
- ^ 『年鑑広告キャンペーン 1983』222-223頁。NDLJP:12022603/114
- ^ フジツウ・エスパーニャ (FESA) 同窓会
- ^ Fujitsu / Secoinsa FM-7
- ^ Fujitsu FM-7 (Fujitsu Micro 7)
- ^ a b 富士通 FM-7 ユーザーズマニュアル システム解説書
- ^ ASCII 1983年7月号, p. 160.
- ^ a b c ASCII 1983年7月号, p. 161.
- ^ 受賞番号:59K1044(受賞対象:FM-77D2(MB-25250))
- ^ FM77 | クラシックPC研究会
- ^ 『コンピュートピア』1989年5月号、16頁。NDLJP:3250143/9 - 原文では「FM77シリーズ」表記だが、昭和60年に販売とある。
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