YM2203
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YM2203(FM Operator Type-N、OPN)は日本楽器製造(現:ヤマハ)が開発し、1984年6月から販売が開始されたFM音源チップである。パソコン用途を目的に製造された[1][2]。
注釈
出典
- ^ 「パソコンも楽器に」『日経産業新聞』1984年10月31日、8面。
- ^ 「FM音源LSI開発」『電波新聞』1984年10月31日、7版、2面。
- ^ PC-9801シリーズ マシン語サウンドプログラミング 1984, p. 29.
- ^ 『ゲーム・ミュージック・プログラム大全集III』電波新聞社〈マイコンBASIC Magazine DELUXE〉、1993年。
- ^ a b 「YM2203 - FM Operator Type-N(OPN) データシート」
- ^ PC-9801シリーズ マシン語サウンドプログラミング 1984, p. 36.
- ^ 早苗月 ハンバーグ食べ男 (2015年12月26日). “「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」開発者&関係者にインタビュー。新規に追加されるCSモードや新曲「Freedom」誕生の経緯を聞く”. www.4gamer.net. Aetas. 2020年9月25日閲覧。
- 1 YM2203とは
- 2 YM2203の概要
- 3 使用されたアーケードゲーム
YM2203(OPN)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/27 01:35 UTC 版)
ヤマハのFM音源は、少ないメモリ使用量で多彩な音色を表現できるため、1980年代から1990年代にかけてのパソコンなどで広く用いられた。FM音源3音、PSG3音をモノラルで出力可能である。多くのシェアを占めたPC-8801 mk2 SRの音源として用いられ、PC-8800シリーズでは中期以降、発売されるゲームがほとんどSR以降対応であった為、標準的な内蔵音源として認識されている。PC-9801では1985年、PC-9801-26として拡張ボードが発売。基本的にはオプション扱いで、本体の仕様として搭載している機種は一部のみであり、サードパーティーからも互換および上位互換ボードが数多く発売された。ホビー用途でも、PC-8800シリーズの立場を引き継ぐにつけ、事実上の標準内蔵音源となっていき、PC-9801DXシリーズ以降では標準で機能を内蔵。純正ボードの名前の末尾から「26音源」「26K音源」と呼ばれた。サウンドBIOSがボード上に存在しているがその機能や精度の低さ、メモリ上の位置などの問題から、利用するアプリケーションはさほど多くなかったものの、搭載していないサードパーティー製のボードでは鳴らないという状況も見られる他、OPNの出力はSSGとFM音源部分が外部でMIXされるため、その音量バランスは製品によってばらつきがあった。長く使われた音源であるため、曲データ作成者の技術的も成熟した。
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